Hondata Flash Proの設定(設定やその他の事)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回の設定にあたり、標準設定以外でスプーンさんに確認した事などを書きたいと思います。(長文になります。)
まず、私の車の仕様(純正エアクリ、K&N純正交換フィルタ、Spoon N1マフラー、街乗りメイン)で、つるしの標準設定で問題ないかを確認しました。
この仕様であれば+3、+6、+9、256kpaの標準設定でエアフロ校正もする必要はないとの事でした。
アクセルオフ時の燃料カットディレイ値についても確認したところ、画像を添付のうえ推奨設定値を教えてくれました、これより下げるとエラーが出るかもしれないとの事でした。
ちなみに、最強モードの256kpaのカットディレイ値はデフォルトで全部15に設されていました。
2
設定中のインターネット接続についてですが、インターネット接続環境が必要だったのは、
・PCに本体を繋いだ時のUSBドライバを当てるとき
・PCと本体を繋いでのユーザー登録の時
・PCと本体と車両を繋いでの車両ロックの時(ロック解除も)、
でした、最初に車両ロックまで設定が終わってしまえば、インターネット接続が無くても書き込みなどは可能でした。
画像の左下の緑チェックが全部付いて、錠が閉じている状態であれば、書き込み出来ます。
設定は家で行い、車に持って行ってからインターネット繋がずに本体と車両と接続して書き込み、みたいな事も可能でした。
3
スプーンさんにブースト1.2kgf/cm2とブースト1.4 kgf/cm2は中間トルクで違いがあるのか聞いてみたところ、それぞれ違いがあるので、設定を変更して自分で確かめて下さいとの事でした。
今回、少ししか走っていませんが、1.2、1.4ともにブーストの立ち上がりが早くなり、中間トルクも純正よりも出ていると感じました、自分の好みでは、1.4の方がブーストの立ち上がりがスムーズだったので、今回はそちらで設定することにしました。
256kpaのモードではトルクも明らかに出ているので、純正クラッチでも問題ないんですか?と聞いたところ、デフォルト設定はノーマルクラッチ用にセッティングされていて、一番負荷がかかる3000回転~4000回転くらいのところで、あえてトルクを落としているので問題ないとの事でした。
ただ、最強モードの256kpaは、連続して負荷が続く状況を想定していないため、サーキットなどで使うのはやめた方が良いとの事です。
スプーンのデモカーはブースト1.6かけているそうですが、強化クラッチが入っているので中間トルクも上がっていて、デモカーなのでサーキットも多少無理をして走らせているとの事でした。
4
ログデータのグラフの見方についてですが、記号の意味は説明書で分かるのですが、単位が違うので少しわかりにくいところがあります。
ブースト値を表すBPですが、「kgf/cm2」ではなく「“/psi」表示になっています、”/psi→kgf/cm2の変換には0.070307を乗じる必要があるので、数値が17.2“/psiだった場合は17.2×0.070307=1.209 kgf/cm2となります。
他にもスピードを表すVSSもマイル表示(mph=m/h)になっているので、時速(km/h)に変換するには1.6を乗じる必要があります。
運転中は各メーターを凝視することも出来ないので、データーをログ出来るのは便利だなーと思いました。
5
スプーンさんにHondataで用意されているトラクションコントロールのModsについて、あれは何のための物なんですが?と聞いたところ、あれはドラッグやゼロヨンの時に使うもので、通常はホイルスピンと同時に電制が入って燃料カットされるため、ブーストが落ちて加速が悪くなるので、極力ホイルスピンさせずにブーストを落とさないモードと、多少ホイルスピンさせてもブーストが落ちないようにする設定を用意したそうです、流石ドラッグの本場アメリカ。
ホイルスピンしてもブーストが落ちないなら、他にも使えそうではありますが。
6
ブーストが規定値までかからない現象について。
実は最初の方で、ブーストを1.2や1.4に設定したのに1.0までしかかからないという現象が起こりました。
これに関してはスプーンさんとも連絡を取り、ブーストがかからない状態をデータロギングして、送ったりしていました、スプーンでも本国のHINDATAにもデータを確認してもらったりしていたそうです。
結局、原因がはっきりしないまま、設定をいろいろ変えているうちに状況が解消されたので、とりあえず様子見ということになりました。
画像の状況ですが、3速5700回転回っているのに0.9kgf/cm2しかブーストがかかっていませんECUの要求値も0.9くらいしか出ていない。
追記、ブースト上がらない病がまた再発したので設定を変更しつつ確認中・・・。
7
256kpaモードのエラーについて。
データ取りする中で256kpaモードを試していた時に、エンジン停止後の再始動時にエンジンチェックランプがつくことがわかりました。
スプーンさんに状況を説明したところ、Hondataではエラーログを確認することが出来るので、その内容を教えてほしいとの事。
エラーが出ているときに「Error Codes」のタブを押すと、エラーログが表示されるので、画面を保存して確認してもらったところ、燃料タンクから繋がっているエバポレーターのインマニ側のセンサーでエラー検出しているとの事、このエラー自体は問題ないのでHondataで回避する方法があるとの事でした。
8
方法は「misc」の真ん中の項目「OBDⅡ Error Tests」の中の「EVAP FTP enable(P0451 P0452 P0453 P1454)」のチェックを外すとの事、試したところ始動時のエラー表示が無くなりました。
追記、現在256kpaで、違うエラーも検出されてしまったので、ただいま検証中・・・。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク