キャンバーボルトの冒険
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アイの足周りセッティングの一環として、フロントのキャンバー角を気持ちネガにしようかな、と。
その上でバランス的にはトーを規定値0にしてどうよ?と(笑)
一瞬、トーを若干アウトにしてもらおうかとも思ったですが、ネガキャン&トーアウトだと、僕には乗りこなせないかもと思ってのバランス選択です。
ま、とりあえずなんですけどね。
足周りは、、、
インチアップ。
ハイグリップタイヤに履きかえ。
ダウンサスから減衰調整車高調に変更。
の流れついでのお試しセッティング。
これらが整ってからアライメント調整の流れを予定してたので、順番が来たですね。
基本的にはキャンバー角は調整できないんですけど、そんな車種用に用意されている「キャンバーボルト」を使ってみたです。
2
所謂「偏芯ボルト」ですね。
キャンバー角が調整できないが故、タイヤの偏摩耗に対しての微調整対策など用です。
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調整幅は±1.75°。
鬼キャンとかはできません(笑)
やりませんが。
アイのキャンバー角基準値は▲0.45の気持ちネガ設定。
変更できない分、追加でネガ化すると机上では▲2.2程。
この見た目ほぼ変わらないネガキャン具合でハンドリングがどうなるか興味ないです?(笑)
4
設置の仕方は超絶簡単です。
なので早速やってみます。
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標準ボルトとの見た目の違いです。
つまみのついた「輪っか」がセッティングの要ですね。
因みに、ホームセンターとかで売っているボルトとかでワンサイズダウンしたのを使い、ナックルをずらして設置するとかもできちゃうかもですが、NGです。
そうでなくても、ホームセンターの汎用ボルトは代替えとしても使っては駄目ですね。
そもそも強度が違うです。
ボルトが折れるとかはぶっちゃけ無いと思いますが、規定トルクで締め込んだ際、ネジ切れる可能性があるです。
因みに車のストラットボルトの強度等級は一般的に「10.9〜12.9」です。
サイズが同じでも、汎用品は強度が無いんですよね。
尚、強度が「10.9」以上でも、規程強度より強いのも駄目だと聞いたことがあります。
ま、本当か勘違いかはわかりませんけど。
とりあえず買ったのは強度等級10.9です。
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取り付け箇所ですが、所謂「上にするか、下にするか」案件。
多くは「上」を推奨してます。
ま、下でもいいんですけどね。
ナックルに角度をつけた際、ダンパー部に干渉するようであれば下側に取り付けるのが良いようです。
て、事で僕は上側に付けます。
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上側のボルトは抜きます。
そしてキャンバーボルトと入れ替えます。
とりあえず差し込むだけ。
まだ締めません。
順番はキャンバーボルトを差し込む前でも後でも良いんですが、下側のボルトは緩めておくです。
キャンバー角を付けるためにナックルを動かせる様にするためです。
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ここからは言葉で上手く説明できないんですけど、、、
先ずはナックルを赤矢印の方向に押すです。
※ネガキャンの場合。
次に白矢印の「レバー」みたいなのが、ボルトと一緒に「穴」に入る「ボルト位置」を探ります。
要は白矢印のレバーみたいなのが、ボディー寄りでボルト固定できるとネガキャン仕様となるです。
まあ、これは言葉よりもやってみると、どなたでも直ぐに解ります。
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参考までに。
ポジキャンモードです。
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話戻して、、、
ネガキャン状態(又はポジキャン)がセットできたら、ボルト・ナットを締めます。
ポイントがあるとしたら、ボルト側(赤矢印)はネガキャンになるようにはめ込んでるので、回してしまうとおかしくなっちゃいます。
ボルト側は供回りしないように押さえつつ、ナット側(白矢印)を締め上げます。
ただ、、、、
このボルト・ナットのサイズが15なんですよね。
僕に限ってかもですが、15なんて滅多に使わないのと、ナット締め上げるにも15のディープソケットなんて持ってないので、手持ちの工具使ったらがっつりナメました(笑)
慌てて15のディープソケット買いに行ったですよ。
あと、間違ってるかもなので、参考にはせずにおいてほしい内容になるですが、キャンバーボルトは規程トルク以下で締めたほうが良い的な話しを聞いたので、若干規程以下で締め上げました。
まあ、そもそもボルトサイズも小さいですしね。
どっかのショプが「絶妙な規程以下トルクで締めます」的な事言ってたんで。
よくわからないので、参考にしないでくださいね。
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てことで、こいつが、、、
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こうなった!!
分かり辛れ〜(笑)
タイヤの上側がちょっと寝てますね、、、、よ〜く見るとですが。
これにて足周りの諸々設置が完了したので、一旦の仕上げであるアライメント調整でチグハグだらけとなっているバランス整えを行うです。
翌日がアライメント調整予約日なのは良いとして、実はここでトラブル発生です。
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写真だとぜんっぜん解らないと思いますが、ストラットのダンパー部にタイヤの干渉跡が見つかったです。
激しく干渉しているとかではなく「薄っすら」と痕跡が残っていたです。
左右共です。
なので、地面に設置した状態での事なのか、ジャッキアップしてタイヤを浮かせた状態でのことなのか判別つかず。
とは言えですよ。
更にタイヤ上側をダンパー側に倒したので、この状態で走るわけにはいかなくなりました。
でも、翌日はアライメント調整日。
やるからにはネガキャン状態でアライメント測定をしなければ意味無し芳一。
けど走れない、、、
と、どうにもならない事をループ状で思考を巡らせても何も解決しないので、とりあえず、スペーサーを5mmから10mmに変更することにしました。
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とは言え手持ちに10mmスペーサーなんて無いので、そそくさと買ってきたです。
手に入りそうなとこは歩いても行けるオートバックス。
が、売ってない、、、
なので、自転車でえつちらおっちらと隣町のホームセンターに行きました。
売ってるの知ってたので、選択に迷いなしです。
念のめに書きますが、ノーマルのハブボルトに対して10mmスペーサーの使用は禁忌です。
解ってます。
はい。
だから、何方様も絶対駄目です。
僕も駄目です。
後ろ指刺されるのを承知の上で10mmスペーサー履いてアライメント調整に向かいました。
そして、このタイミングでようやくロングハブボルトに打ち替える決心がつきました。
てことで、状況と行動が、みんカラにアップするにはかなり後ろめたいですが、次回はアライメント調整編です。
測定値と修正値を、作業してくれた若い子と二人で眺めながら大爆笑したお話に続きます。
もう、数値がめちゃくちゃでした(笑)
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