初めてのエアコンガスチャージ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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初めに補充用のホースをつなぐための低圧側のバルブを探します.WEBや記事をいろいろと探してみましたがZ4(E89)でヒットするものがなかったので,車のエアコン配管図を参考に,社室内コンバーターとコンプレッサーの間にあるバルブが低圧側らしいことを探り当て,画像のバルブから補充することにしました.
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ところが!! ドイツ車(だけじゃないとは思いますが)購入した補充用ホースのコネクターは実は低圧側にしか接続できない様にできています.
画像はラジエターに向かう高圧側のバルブとホースですが,見た目には判別できないものの大きさが違っていて差し込めなくなっています.
ちなみに低圧側はエンジンの中央付近で,高圧側はラジエターのすぐ後ろです.
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いよいよホースを接続します.
と,その前にホースにパワーエアコンプラスをねじ込んでおきます.さらにここで注意が必要なのが,ねじ込む前に反対側にある平たいつまみを反時計回りいっぱいに回して,ボンベに穴を空けるための針を引っ込めておく必要があります.もし,針を出したままだとせっかくのパワープラスが大気中にばらまかれてしまいます.
ホースの準備を終えたら...
1)エンジンを切っておきます
2)低圧側バルブのキャップを外し,
3)ホースのコネクターを低圧側バルブに接続します.接続はちょうどエアー配管の時に使われるコネクターの様な構造になっていて,いったんリングをスライドさせておいて,コネクターを差し込みその後でリングを戻します.
この状態では,コンプレッサーがまわっていないので圧力メーターはほとんどふれませんでした(私の場合だけかもしれません,なにがしかの圧がかかっているはずなんですが...)
4)次にエンジンをかけ,エアコンをフル稼働の状態にします.温度は最低,風量はMAXです.
そうするのコンプレッサーがまわり始め次第に圧力がかかってきます.
5)パワーエアコンプラスをいったん左にねじってホース内の圧力を確認します確認後は必ず戻しましょう.
続いてつまみを右ねじいっぱいに回してボンベに穴をあけ圧をかけます.
この時に,いったん右いっぱい回して穴をあけた後,数回戻して差し込んだ針を抜いてあげないとボンベの圧力が十分にかからなくなってしまいます.
6)どのぐらいの量が入ったのかがわからないのですが,冷たくなったボンベを振って圧力の変化がなければ補充は終了したものとしました.
画像は,パワーエアコンプラスの補充状態で,針はめいっぱい差し込んだ後3回ほど戻して,目盛りの青い部分を下回ってはいますが圧力がかかっていることがわかります.
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潤滑剤の補充が終わったのでホースを外します.
外す際は接続しているコネクターを抜くだけですので,リングを引っ張ったあとホースを引っ張れば抜けます.
そして,この時にボンベにガスが残っていると一気に漏れ出すので注意して作業しましょう.
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お次は本番のエアコンガスをチャージします.
作業手順はこれまでと同じで…
・あらかじめホースに補充用ボンベをねじ込んでおく.この時につまみを左いっぱいに回して針を引っ込めておくこと.
・エンジンを切った状態で,低圧側にホースを接続する.
・圧力を確認し(幾分でも圧がかかるはずです)つまみを右いっぱいに回し,数回戻してボンベの圧力をかける.
・ガスチャージの場合は潤滑剤よりも時間は長めにします.
チャージによってボンベが冷たくなってしまいますので,圧力を取り戻すためにホッカイロを使いました.ただし温めすぎると危険なので手で温度を確認しながら作業を進めましょう.
画像は一本目をチャージし終えたところで,メーターの青い部分の下限になっています.
この後,のこり2本をチャージしましたが,実はその後に思わぬトラブルに見舞われます!!!???
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画像はちょうど3本目をチャージし終えるころで,ホッカイロとタオルでボンベが冷えて圧力が下がってしまわない様に対策をしているところです.
エンジンをオンにした状態で,メーターは青い領域の上限になっています,つまりほぼ上限ぎりぎりの圧力ってこと!?!?
ところが多ければ良いってもんじゃありませんでした.チャージの直後はエアコン吹き出し口から冷風が出ていましたが,しばらくたつとどうもおかしい…おまけにラジエターファンはフル回転しっぱなしだし,それなのに冷風まで出なくなって...
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ガソリン給油のついでに寄ったスタンドでガス圧を調べてもらうと(ここでは高圧側で図るのが普通だといわれました)メーターが振り切れてしまうぐらいの圧がかかっていて,明らかに入れすぎ!?
余分に購入しておいたタンクを使って(圧力をかけずに)ホースを接続し,メーターを見ながら青い領域のほぼ下限近くまでガスを抜きました.
しばらくの間試運転をして大丈夫そうなので,しばらく様子を見て必要ならば再度ガスチャージをすることにします.
”過ぎたるは及ばざるがごとし”という言葉を身に染みて感じました.また一方で,車もそれなりに年季が入っているのであまり圧力をかけるとどこかが痛んで洩れちゃうなんてことも考えられますものね.
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