![コペン×フルバケットシート という選択 コペン×フルバケットシート という選択](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/000/886/47000886/p1m.jpg?ct=174c61b3c703)
ずっとレカロシートに憧れていたのですが…
別の用事で立ち寄ったスーパーオートバックスで、「コペンに乗ってるならぜひ!」と勧められたのが、フルバケシート。
まず、 レカロ か BRIDE(ブリッド) か、という選択があり、これもかなり悩んだのですが、レカロは少し大きめのつくりになっているのに対し、ブリッドは「LOWMAX」というシートレールを使うことで、右肩とドアの干渉はあるものの、1㎝程度ローポジションになり収まりがよい、そして価格もレカロよりリーズナブル、ということで、ブリッドの方にしました。
このあたりは、スーパーオートバックスだと実際に座れるシートが展示されていることが多いので、購入前に必ず座ることをおすすめします。
ただ、一度座ってしまうと、その感覚がやみつきになってしまうので、予算を確保してからの方がいいかと思います(^^;)
自分が選んだのは、ZETAⅣ と呼ばれる、オーソドックスなモデル。
実際に座った感覚で決めました。
先に実際に使った感想、レビューを書いてしまうと、ものすごく良いです。
体幹がブレず、視線が安定し、肩甲骨が常にシートに抑えられている、これらの要素がどれだけ運転するのにプラスになるか、よくわかりました。
ただ、振動は純正シート以上に食らうことになるので、そのあたりは覚悟や対策が必要かと思います。
(対策→自分の場合は、もともとタイヤをインチダウン、ルマンⅤに変えて、足回りも今後変更するつもりです。)
一方、乗り降りのスムーズさは、完全に失われます。
ただ、シートを前後に動かす手間さえ惜しまなければ、「数十分に一回乗り降りを繰り返す」なんて使い方でない限りは、そこまで大きな障害にならないと思います。
左手でハンドルを持ち、右手をスカッフプレートにおいて尻を上げてシートから「抜く」という動作と感覚に、そのうち慣れると思います。
(※自分は身長160cmちょいの標準体型なので、大柄な人はキツイかもしれません。)
ここからは、コペンでフルバケシートを選ぶこと、について自分の思いを書きますが…
結論から言うと、相性は抜群だと思います。
まず、フルバケシートは、「後席への配慮」が必須となります。
事故で、後席の人が前に体を投げ出されたとき、フルバケシートに体を叩き付けられます。
その対策として、「シートバックプロテクター」なるものを余計に付ける必要があります。(6千円ぐらい。)でないと、車検に通りません。
また、2ドアクーペの場合は、運転席と助手席の両方をフルバケにすることができないようです。前にリクライニングできず、出入りに必要なスペースがないためです。
…というわけで、コペンは「後席への配慮」が全く必要ない、という点で、フルバケ導入のハードルが一つ下がります。
次に、フルバケの欠点の一つが「リクライニング」ができない、ということですが。
これも、コペンはそもそもリクライニングなんてほぼ不可能な造りなので、お互いのデメリットが一つ、相殺(?)されることになります。
最後に、フルバケは太ももの横の壁が高いため、乗り降りがとてもしづらいのですが、これも車高が低いコペンは、比較的ハードルが下がります。
コペンにフルバケを導入するデメリットは、振動が増える、右肩の張り出し部分がドアに当たる(ドアは閉まるけど、当たってシートが震えるのが分かる)、屋根もハンドルも低いので、乗り降りが少し大変、といったところですが…
個人的には、これらを気にする人は、そもそもコペンじゃなくて他のクルマを選ぶんじゃないかな、って思ってます…。
つまり、完全ノーマル状態でフルバケに変えると、「運転が楽しい」というコペンの長所と、「乗り心地が固い、狭い、シートがほぼ倒せない」という短所が、もっと極端になる、といった感じでしょうか。
それを、他のカスタマイズで、自分の都合のいいように調整していくわけですが。
話をまとめると、もしコペン乗りの方でフルバケにしようか悩んでいる方がいれば、
1,まずは自分好みのシートがあるか、スーパーオートバックス等で座ってみる
2,コペンに何を求めているか、何を求めてコペンを選んだのか、原点に戻ってみる
3,フルバケを導入したつもりで、シートの乗り降りをシミュレーションしてみる
この三つを押さえれば、自然と答えは出てくるのかな、と思います。
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Posted at
2023/06/03 20:28:59