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2025年08月20日 イイね!

2025-Summer (K4GP 夏の10時間耐久)

2025-Summer (K4GP 夏の10時間耐久)
皆さま、2025年の夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか?

自分の今年の夏は、K4GPを中心に、忙しくさせてもらってました。

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今回のK4GPは、4台のサポートでした。

各車両、様々なドラマがありましたが、その中の新しいサポート依頼チームが、「総合優勝」という結果を残してくれましたので、報告しておきます。

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事の始まりは、前回の冬のK4GPに遡ります。

依頼チームである「#5 IMAGE with T.T.R.C」が、念願の総合優勝を果たします。

この勢いのまま、今年の夏も総合優勝、V2達成を狙いたい所です。

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しかし、V2達成には越えなければならないハードルが存在します。

K4GPのルールの鬼門、「サクセスフューエル」。

内容の通り、入賞車両には規定燃料減算のルールが存在し、前回優勝の車両には3Lもの燃料が減らされます。

よってV2達成は非常に難しいとされており、一方で前回不参加だったり入賞外の車両はチャンスとも言えます。

今回はこのサクセスフューエルのルールの常識を、新エンジン&新ECU制御(フルコン化)のタッグで打ち破り、連続総合優勝を狙うという壮大な計画です。

※規定燃料量はクラスごとに違い、参加クラスによってクラス優勝への難易度は違います。実際にクラス連続優勝達成の車両も存在します。しかし、近年のK4GPは規定燃料量が高度にバランスが取れており、まして総合優勝のV2はやはり難易度が高いのです。

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V2達成の為の次の一手として、チームオーナーの判断はマシンスペックの向上でした。

チームの総合力は相当な物です。作戦立案もすばらしいです。それは前回の冬の総合優勝で証明されています。

しかしV2の為には、もっと速く燃費の良い車両に仕上げるしかありません。

エンジンの出力を上げ、ECU制御も一歩先の物へ・・・速さと燃費、矛盾するこの二つの要素を高次元で達成を目指します。

難しい依頼ですが、計画を実行に移す時がやってきます。

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5月の始め、新エンジンが納品されました。

また、チームオーナーの紹介で関係チームの車両の「フルコン制御化」作業を承りました。

一連の作業を同席していただき、オーナー自らフルコンについて理解を深めます。

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6月、K Sports主催「8taiQ in 袖ヶ浦」開催。

関係チーム車両が参加クラスでのファステストラップを記録。

チームオーナーのフルコンへの期待が膨らみます。

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7月、サポートチームの車両に、新エンジンが車両に搭載され、いよいよフルコン化作業です。

作業は遠方への出張作業にて行いました。

新エンジンはフルコン前提の構成となっており、始動するまでは帰れません!(笑)の後戻り出来ない状況でしたが、無事に予定通りの作業時間で始動確認が取れました。

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後は、筑波の地にて、ナラシ走行を進めて下さいました。

この時点で「新しいパワーユニットは力がある!」との報告を頂き、自分を含め関係者は大いに喜びました。

※ちなみに、自分は初めての筑波でした。食堂のもつ煮、ちょー旨いのね・・・

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8月初旬某日。

コソ練をするK4GP車両が、富士に集結します。

非公式ながら、2分8秒台を記録し、関係者は大いに盛り上がります。

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余談ではありますが、K4GP参加車両の過去のレコードタイムは、K4GP公式サイトで確認する事ができます。

今回のサポート車両のGP-4クラスで言えば、ゆらたく屋(ムーンクラフト)さんの「#2 フォーMira-1」が「2'07.719」を記録しています。

非公式ながら由良さんの所に1秒という所まで迫り、この時点で感無量ではありますが、考慮しなければならないのが季節。

今回の記録は8月の気温35度オーバー。由良さんの公式記録は1月の真冬です。

この結果はもしかしたらもしかして・・・あるかもしれません。冬の公式予選に期待が高まりますね。

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8月13日、5H耐久開催日。

本命は翌日14日の10H耐久ですが、チームオーナーの判断により、「5H耐久をナラシとセットアップの為に参加する!」という、徹底した準備を行う事となりました。


結果はナラシでありながら、なんと総合2位、クラス優勝です。

ゴールの十数分前までは、総合トップの位置を走行しておりましたが、燃料使用量キャリブレーションの実施の意味合いもありますので、途中でガス欠症状(インジェクター空打ち)を出してしまってはデータとして意味がありません。

よって終盤はペースを落として5H総合優勝は譲り、翌日の10Hに賭ける、という判断となりました。

チームオーナーの土壇場の判断力と、10Hに賭ける思いが強く伝わってくる出来事でした。

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8月14日、本命の10H耐久本番。

ここまで来ると、車両制作関係者に出来る事は、本当に限られます。

エンジン担当者、制御担当者、共に祈るしかありません。

世の中の「パワーユニットコンストラクター」の思いが、少し分かった気がします。

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結果は先に記載した通り、総合優勝。2位へ1LAPの差を付けV2達成です。

どんなに言葉で説明しても、現場でのライブ感は伝わりませんので、多くは語らず語れませんが、悲願のV2達成です。

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先の説明の通り、サクセスフューエルのルール上、V2達成はとんでもなくハードルは高いです。

「ECU制御の力」が少しでも貢献したのではないかと思ってます。

そして自分も、少しでも貢献できたのかな・・・と思います。

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ここの所の半年間、このプロジェクトの為に、様々な作業を繰り返してきました。

その反動からか、K4GP翌日は、ECU関係の作業はおろか、パソコンですら触りませんでした。

疲れ切っていましたが、不思議と清々しい気分で休暇を過ごせました。

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自分のビートの方は、連休初日にツーリング(という名の高所テスト!?!?)に動かしたきりで、絶賛放置中です。

今回の偉業を達成した新エンジン&ECU制御は、この車両に搭載されている物を元に研究制作されています。

今後もこのビートに活躍してもらう為にも、改めて洗車から始める事とします。
Posted at 2025/08/20 18:15:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月13日 イイね!

2025-GWとその前後

2025-GWとその前後
4月某日、プラグの破損に気が付きました。ECUのログを見ると、燃料のフィードバックの結果がマイナス方向に・・・走りも悪く、アフターファイヤーも多くて明らかに調子が悪かったです。

オイルの消費も極端に激しくなり(100キロ1リッター消費)、エンジンが終わったと判断しました。ギリギリ20マンキロに届きませんでした。無念です。




薬物失火制御乱用
「ダメ。ゼッタイ。」

いちおー言い訳をしますと、真冬の冷間始動テストに入れていた「熱価6」のプラグのまま、忙しさに甘えて無交換のまま気温が上がり・・・

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で、超絶忙しくなる事が予想されるので、家族の足クルマ(ミラジーノ)の車検取得を、速攻で済ませます。

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ノーマル車なので瞬殺のつもりが、シートベルト警告灯が動かず・・・電球切れ???

いいえ、ベルトキャッチャーにティッシュが詰まってました(汗

受験前日の夜、泣きながら除去してました。

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ハルテックエリート750を、デスビレスDIキット化。

ハルテックについては、エリート1500以上の物(DBW対応)に買い替えたい野望があるので、手持ちの750はこの状態にして譲渡。

A/Fメーターによるフィードバック連動はもちろん、12ホールインジェクターに燃調コントローラー付きの豪華キットです。当然タイミングベルトや付随する消耗品も交換です。

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せっかくのタイベル交換ですので、面倒ではありますがロッカーアームASSYも一度外して、この辺のO-Ring類も交換です。

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!?!?!?

写真の通り、液ガスを多用している車両だったので、除去にどえらい時間が掛かりました。

時間切れで一旦中断(汗

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場所が変わって遠方出張作業です。

例のJW3角目キャブ・デスビレスDIキット、二台目の施工です。

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ECUはLink G4X Atomをチョイス。

A/Fの情報も、Linkにログ記録出来るように入力しておきました。これでキャブセッティングが超絶楽になると思われます。

キャブですので、出来る制御は点火を中心とした物だけに限られるのですが、もしかしたらログが取れるというのが最大の利点なのかもしれません。

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と、アレコレ能書き言いつつも、ちゃんと出力も上がっている様子で。

6月8日に開催の「K Sports」主催、袖ケ浦8時間耐久で実践投入です。
よろしければ皆さま、応援してあげて下さい♪

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地元浜松に戻って、ハルテックエリート750・デスビレスDIの組付けを再開。

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無事に始動です。

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オーナー自ら、PC画面とタイミングライトを併用しながら、イニシャル点火時期を確認。

従来のデスビをグリグリするアナログな調整から、パソコンを使ったブレない狂わない調整方法に変更になります。

不思議な体験だったと思います。

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二年掛けて作った、自分のノーマルEG用データを引き継いでもらいました。

後は、沢山走ってロングタームの結果を見ながら微調整していきましょ♪

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間髪入れず、自分のビートが宙に浮きました。

エンジン脱着の段取りはいろいろ考えましたが、どーにもならないのでリフトがある環境をお借りしました。

宙に浮いてから気が付くのですが、このビート、自分がオーナーになってから初めての2柱リフトによるリフトアップです(汗

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ようやく新エンジンの出番です。

色を塗ったり、組み立てたり。最早懐かしい・・・随分長い事、眠らせてしまっていました。

が、何度見ても美しい仕上がりです。

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身近な関係者、全員招集の高速エンジン摘出。

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旧エンジン。お疲れ様でした。

後少しで20マンキロだったのに、管理不足で壊してゴメンネ。

旧とはいいつつも、デスビレスDIスペックなので、良い感じにトルクフルに回るエンジンでした。

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定番の1馬力。

いや、最近疲れが酷くヘロヘロなので、1馬力無いでしょう(笑)

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並列してミッションを合体。

補器類もリフレッシュ済みの物を、新品ボルトを使って組付け。

美しくて鼻血出そうでした(は?

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身近な関係者、全員招集の高速エンジン搭載。

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エンジン搭載が完了したら、作業の山場は超えて・・・と言いたい所なのですが、新しい試みもしておりますので、ここからが本番だったりします。

純正Vベルトクランクプーリー使用による、エアコン対応を維持したままのクランクピックアップ化です。

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エンジン搭載後も、始動の為にお師匠様(ハルテック先生)には連日ご協力してもらいました。

2人ですと、現場でのトラブル解決スピードが単純に倍ではなく、3倍です。

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ド派手な重整備をしつつ、地味な軽作業(フルコンハーネスの改修とか)も混ざってきますので、頭の中はカオスでした。

しかし、しっかりと準備と研究をしていたおかげで、作業が詰んだり止まったりとかは無く、ゆっくりでもゴールに近づいていきます。

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無事にイケてるトリガー信号を取得♪感動の瞬間です。

純正E07Aブロックを維持したままで、これ以上のトリガーシステムは現状無いでしょう。

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トリガー信号が取得出来れば、後は通常の工程を行い、エンジン始動です。

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高圧縮エンジン特有のリズム感のあるアイドリングから、チューンドEGのオーラが伝わってきます。

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着地させて走行準備。

作業に関わった方、GWという貴重のお時間を割いて頂き、ありがとうございました。

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点検と試走と小整備を済ませた後、遠方へナラシの旅「下道編」へ。

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遠方用事を済ませつつ、現地でBBQ大会を開催。

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用事はECUに関する物でした。これは別件で整備手帳に書くかもしれません。

バグっぽい挙動があって困った車両とECUがあり、これからフォーラムに問い合わせ予定です。

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遠方から帰宅後、点検と試走と小整備を済ませた後、遠方へナラシの旅「山道編」へ。

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遠方用事を済ませつつ、現地でBBQ大会を開催。

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そのままナイトツーリングへ。

「ナラシ中だからお手柔らかにお願いします!」って言ってるのに、ペースの上がらない自分は置いてかれました(笑)

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山道から帰宅後、点検と試走と小整備を済ませた後、遠方へナラシの旅「海岸編」へ。

そのままお師匠様の所に寄り用件を済ませ、雑談しながらホイールの塗装の剥離。

無心になれる単純作業は、良い感じでリフレッシュできました。

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「下道編」「山道編」「海岸編」が済み、そこそこ距離が伸びたので一旦オイル&フィルター交換。

美しい下回りで、しばらく眺めてました。変態か???

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翌日、遠方へナラシの旅「高速編」へ。

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あまり多くは語れませんが、フルコンの取り付けの出張作業です。

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日中は自分のビートのエンジン脱着をしながら、夜間帰宅後は出張作業の為のキット作りを進めていました。

今振り返っても、よーこなしたなーと思いますよ自分でも。

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場所は都内でしたので、そのまま走り回って観光してきました。

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都内から地元浜松に戻らず、箱根を経由。

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ビーパラ箱根に参加。

お話した方、ありがとうございました。

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浜松に戻ったら、地元でハルテック化した車両の点検とリセッティング。

セッティングは、特に問題は無さそうでしたので、内容だけ確認してそっとしておきました。

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帰る前に量販店でオイル交換を・・・と言いたい所ですが、そんな勇気はありませんでした(汗

身体がガタガタなので、座布団的な物を眺めてから帰宅しました。

以上、現場からでした。
Posted at 2025/05/14 01:43:02 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2025年01月06日 イイね!

2024-2025

2024-2025
こんばんは。

そして、あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

と、ここまで昨年と同じ書き出しなのですが、年末年始…いやそれ以前から、ここの所ずっと作業が渋滞しており、みんカラへのご挨拶が遅くなりました事を(以下略

ここまで昨年のコピペ

では昨年の振り返りをいってみよー♪

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2024年は交通事故からのスタートでした。忘れたいですが忘れられない、忘れてはいけない2024年最大の出来事となってしまいました。

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修理を決意したものの半年以上の時間的損失となり、1年の走行距離は2000キロ程と、従来の年間走行距離に比べ各段に減少。ビートのオフ会等もあまり参加出来ず。

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趣味車が無ければクルマの集まりと疎遠になってしまうのは当然ですが、お知り合いがお気を使ってイベント等に連れ出して下さいました。その中でも、鈴鹿でのFLを中心とした走行会は衝撃でした。

また、兼ねてよりECUセットアップに協力していた車両の、鈴鹿本コースでのログデータの収集という役割などもいただけたので、トーンダウンしていたこの時期に大変助かる出来事でした。

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様々な人から助けや励ましを頂き、前向きになれた結果、修理から一歩踏み込んだレストアの領域に着手する事が出来たのだと思います。

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2024年、年末の一枚。無事に復活出来て、本当に良かったです。

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ボディのレストアに負けないように、部品のリペアにも力が入った年でした。
細かい手間の掛かる作業の連続で、始めた本人でさえ、ため息が出る事も。

「オーバーレストアレーション」という言葉があり、純正出荷状態を目指す旧車ジャンルの方面からは嫌われる傾向がありますが、何処まで手を入れたら「オーバー」なのかは、本人次第なのだと思います。

本人が満足してない間は、ずっと「オーバー」はやってこないのかもしれません。

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ほんの少し、ほんの少しの毎日の作業の繰り返しで、ようやくエンジンが形になりました。
大変でしたが、手を抜かなくて本当に良かったです。

年末年始、丁度ODOメーターが19万キロを超えました。現在はミッションを制作中ですので、20万キロの節目に車両に収まるかと思います。

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新しいエンジンは、現在や今後の部品供給のの事を考え、新しい世代のE07Zから部品を多量に流用しており、純正のECU等では制御する事ができません。必要な物は生み出すしかありません。

30年前に発売され、「過去の思い出になりつつあるクルマ」を、現代もこの先もずっと現役として扱っていくには、なりふり構わずあらゆる手を尽くす必要があると思います。

幸い、賛同や相談して下さる仲間が身近におりますので、楽しく作業できています。

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といっても全ての制御関係の作業が順調に上手く事も無く、諦める事も。他に選択肢がある場合は特に。

写真はDefiのタコメーターとLinkでの動作テスト。Defiのタコメーターは、フルコンから出るキレーなパルスで何故動かないんですかね・・・純正から出る「ちょっと歪な波形」なら動いたり。ガラパゴスを強く感じます。

ガラパゴスといえば、HKSの新型V Proはどうなったんですかね?数年前から「今年発売予定!」って毎年毎年同じ事を年明けオートサロンで発表しており、今年も今年になっちゃいましたけど。来週のオートサロンに期待です。

あんまりアレな様子だと、ホント海外製品オンリーの世界になってしまいます。

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話が大分脱線しましたが、最新技術を活用した制御も、結局は従来通りの実直な物理作業に帰結します。レースカーのハーネスの全てをやり直したりもしました。

ハーネス作業は日頃から行っており、いつも通りの作業を繰り返すだけなのですが、クルマ一台分ともなると規模が大きいですので、完成させたときは大変な達成感と自信になりました。

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しかし、ハーネス全てを作業を終えると、純正のハーネス設計の「無駄」や「作りの悪さ」が気になるようになってきました。

30年という時間は残酷です。物自体の劣化はもちろん、新しい技術のや材料の登場で、当時の最適解が現代では無駄となってしまうようです。

という事で、ストリートカーでありながらも、PDMに手を出す決意を。

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作業待ちデバイスタワー(汗

2024年、一年掛けてかなりの作業をしましたが、作業タスクが減るどころかどんどん増えていく現状に焦りを感じつつも、2025年の展開に期待です。






で、2024年の振り返りはこれくらいにして、皆様はどんな年末年始だったでしょうか?

年末年始の様子をダイジェストで。

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バモスで現実逃避の旅。

年末に車検を受けるのが自分の年末の風物詩(バモスもビートも年末車検で一年違い)で、今年はバモスの番です。が、自分の予定と検査協会の営業カレンダーが合わず、年内の受験を断念。

年始に整備して車検取得してきます。幸い期限はまだ大丈夫。

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年末大掃除という事???で、石油ファンヒーターを分解。

急にチョーシ悪くなって、気化器のニードルを点検したら真っ黒で煤だらけでした。(写真忘れた💦)

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点火燃焼テスト。

原チャリのキャブのニードルみたいなのが付いていて、やってる事はキャブ清掃そのまんまで笑えます。おかげで年末年始は暖かく過ごせました。

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紅白を見ながら、Furyのハーネスを制作。2024年の目標に、「LinkG4X最上位のFuryに機種変する!」という目標があったハズなのですが、どう考えても無理そうなので年内残り数時間というタイミングで、ハーネス制作だけでも着手して自分に言い訳です。

しかしですよ、流石G4X最上位機種。ハーネスの量が半端ないです。翌日の元旦もコノ作業の為に「人間らしいお正月」は破壊されました。しかもまだ完成してないです・・・

PS:もしかして!と思って去年のブログ見たら、去年も年越しハーネス制作やってんのな💦

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2日。お師匠様(ハルテック先生)の所に新年のご挨拶に伺い、そのままインジェクター試験作業。

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目的は、「ECUの把握している燃料消費量と実際の噴射量」のマッチングです。これが意外と難しい事なんですよ。

インジェクターの最終的な動作は「電力通電時間」で管理(燃料計算ロジックは何であっても)でしかなく、実際の燃料の噴射体積はECUは把握してないんですよ。把握させるとすれば、必要なパラメーターと値をECUに取得させ、計算で導き出すしかありません。

電卓の数字の99.9%が誇らしい。つまり・・・

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3日。噴射体積量=消費量となりますので、ドライバーに伝わるような装備が必要です。

トゥデイのレースカーにAIM MXG1.2ストラーダのセットアップ。コレも結局一年掛かりでの装着となりました。ようやく運用開始です。

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4日。ビックスロットルを装着したレースカーのECUセットアップ。

始動、アイドル、各種動作確認を済ませ、翌日の走行に備えます。

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5日。富士へ。K4GP練習走行会です。

朝早く出たのですが、所々路面凍結してて怖かった💦

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お師匠様(ハルテック先生)も来てくださいました。

ハルテックの上着が素晴らしい!?!?

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上着はもちろん、持ち物も素晴らしい。

ハルテックのボストンバックに、ハルテックの製品がぎっしり詰め込まれてます💦

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その中のコレクション!?!?の一つ、現在の自分的には一番気になるPD16を見せてもらいました。

ハルテックエリートと併用利用が絶対条件の機種ではありますが、ECU用ソフトウェアののNSPで操作は完結する為、学習コストが少なく敷居は低そうな印象です。

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あ、走行は無事に終了しました。

ログも収集出来たので、これからマップ見直します。

毎回車両に手が入るので、毎回マップを作り直してるような・・・

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日中の富士の走りを見て、セットアップで思う事があったので帰宅後ひと眠りしてから夜間出動。

毎度思うのですが、連休最終日の夜というのは、交通量も少なく「出る」には丁度良い印象です。

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最後に余談ですが。リアスクリーン破ってしまいました。養生テープで応急処置。

あーまだ透明度もあってキレイなスクリーンだったのに・・・明日にでも、またちゃんとリペアしておきます。

今年も作業が絶えない一年となりそうです。
Posted at 2025/01/06 04:09:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2024年08月19日 イイね!

2024-Summer

2024-Summer
夏休み終了のお知らせ

皆さま、2024年の夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか?

挨拶は以下省略!

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1日目。日の出前から東方面へ出陣。

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目的地はFSW。K4GPですね。今回は3台のサポートでした。

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10時間耐久に参加のGP-4車両。

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先日作ったスロットルボディはこの車両に収まりました。エンジンと制御はリフレッシュ済みでしたので、今回スロットル周辺がリフレッシュされて気持ちがいい♪

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マレーシアから帰ってきたこのトゥデイも、今回の夏からK4GP10時間耐久に復帰です。本番直前に腰上交換等の作業&再セットアップをしていましたので、まぁまぁなハードスケジュールでした(汗

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今回も派手に名前入れてもらいました。

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3台目はこちらのトゥデイ。初日の5時間耐久に参加でした。

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トロフィー頂けたようで良かったです。K4GPでどんなセッティングをするべきなのか、なんとなく分かってきた気がします。

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1日目終了後は焼肉で〆でした。最早焼肉が本番と言われるほど楽しく重要な食事会になりつつあります(笑)

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2日目。晴天です。この後の天候も一日中崩れる事無く、良いレースコンディションでした。暑いのを除けば(汗

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10時間耐久、スタート前準備。

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テキパキと準備が進む様子を見て、流石だなぁという感じです。自分の方もデータ的には直前にこねくり回す必要も感じませんでしたので、そっとしておきました。空いた手は他のチームのスタート準備に追われ暇になる事はありませんでしたが(汗

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スタート後はレース展開の様子を見ながら、他ピットにお伺いして話をしたりなど個人的用事を済ませて過ごします。しかしFSWって広いのであちこち行くと足が棒になりますホント・・・一日喋り続けたので喉もガラガラです(汗

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今回のK4GPは「660FESTA」というイベント扱いで、軽自動車のオフ会としての催しがありました。自動車メーカー別にエリア分けされており、トゥデイが整列しているエリアにお邪魔しました。

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トゥデイJW3。3連FCR武装。実は次のキャブ車のデスビレスDI化はこの車両を予定してたりします。FCRは個人的に思い入れがあるキャブレターなので、作業が楽しみですよ。

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その後のレース展開はトラブルも無く順調でした。10時間耐久お疲れ様でした。

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3日目。富士から帰った翌日、地元から近い場所に保管されているGP-4車両は、アフターメンテナンスにも参加しました。10時間分の走行データの引き上げ。

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レース後の燃料残量と給油量の把握。次回に役立てます。

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4日目。K4GPの件が終了して落ち着きましたので、自分のビートを復旧させる事にします。

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最近の実験作業で外していた助手席のオーディオやメーターを復旧。

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ダッシュメーターも復旧作業。

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データを流し込んで・・・

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エンジン始動。よし!これで本格的な公道復帰だ!!

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早速足にしてみて様子を見る。排ガスが臭いなーと思ったけど、新しいガソリン入れたら気にならなくなりました。あとフロントのシャコーが変だ(笑)

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5日目。洗車してDIYキーパー。事故修理後、放置してましたので早く施工したかったのですが・・・ようやく作業できました。

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抜群の水ハジキ♪

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ツヤツヤに仕上がったのですが、河川敷に降りて速攻で埃だらけにしてます(笑)

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目的は花火大会。人込みが嫌いな自分にとっては、この河川敷から静かに夏の風物詩を眺められるココの花火大会は大事なイベントです。

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6日目。毎日クルマ触るのも・・・って事でBBQをして静かに過ごす。運転も食材の買い出しだけに留めました。

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7日目。前日のクルマ触らない反動が翌日に(笑)お山で本格的な走行テスト。新品の足のナラシが終わったら車高を弄りたいのですが、足のナラシってどの程度???ってフツーに疑問です。

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お山を気持ちよく走ると油温が・・・ここで留まればOKとしたいのですが、青天井に上がっていく気がしますので、早急に対策が必要そうです。

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8日目。昨日のお山のログを見ながらECUを弄る。エリートのファームウェアアップデートもありましたので、サクッとアップデート。

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その後、用事を済ませに出かけたら、アップデートの影響でエアコン動作に不具合が。涼しく過ごすつもりが、意図せずオープンですよ(怒

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9日目。新ファームウェアバージョンでエアコン動作を安定させる事が出来なかったので、旧バージョンにダウングレードして旧データに復旧。現行フルコンあるあるなのですが、良かれと思って弄ったら手間ばかり食ってたとか・・・かといって全く弄らず改良せずアップデートもせず・・・というのも折角のフルコンの意味とは違うと思いますし。いろいろ考えてしまいます。ドM変態DIY野郎には天国かご褒美か!?

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人間を冷やす装備がちゃんと動いたので、お次はクルマを冷やす作業を進めています。この辺は整備手帳に書くと思います。

夏休みを使って復旧させたビートがまた不動車になった夏休みでした。
Posted at 2024/08/19 02:44:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2024年05月16日 イイね!

【Link G4X】キャブ車だってデスビレスDIにしたい!【Today JW3】

【Link G4X】キャブ車だってデスビレスDIにしたい!【Today JW3】理論上は可能

ビートに搭載されているE型エンジンは、さまざまな車両に搭載されています。ウィキペディアによりますと、1988年(昭和63年)1月から2021年(令和3年)4月まで製造されていた車両に搭載との事。

およそ33年ですか。

その歴史の中でも、世の中や兄弟車がとっくにFI化されているにも関わらず、最後までキャブレターグレードを維持したシーラカンスの様なクルマ「トゥデイJW3」。

俗に言う「角目のキャブ」という事で一部で絶大な人気と異彩を放つJW3キャブレターモデルですが、部品の供給も怪しくなり、現代の軽カーと戦うには苦しくなるばかり・・・

今回はそんな「JW3角目キャブ」を、ビートで培ったノウハウを流用、デスビレスダイレクトイグニッション化をして現代スペックにアップデートするというお話です。

あ、ちなみにビートのデスビは新品出ますので楽観視されてますが、JW3キャブのデスビはガチで廃盤ですので、マジで深刻な話です。キャップとか消耗品ですよ???

【用意するもの♪】



Link G4X本体。今回はAtomをチョイスしました。G4Xの中では一番下のグレードになりますが、廉価版ではありえないノックコントロールもOKで馬鹿には出来ません。デスビレスやDIコイルに目が行きがちですが、それらはオマケ機能。上位機種と同様の基本機能を持ち、様々な事に応用できます。

点火を前後したり燃料を増減するだけならノーマルECU書き換えでOKですが、最早そーゆー単純な制御の枠に収まらない現代スペックです。

それを今回は「燃料出力」を封印して使う、贅沢な仕様です。



ハルテック先生監修のデスビレス専用カムプーリー。様々な仕様の物を用意。ついでにガンコート仕上げです。GW中に回転試験を済ませておき、JW3オーナーに好きな物を選んでもらいました。

このプーリーも少しずつアップデートしており、今ではLinkG4Xだけでなく、LinkG4+、ハルテックエリート、ハルテックプラチナムにも対応するように。ハイチューン対応のスライド版も完成しました。



JW3キャブ専用ハーネス。去年あたりから設計を始め、年末年始にプロトタイプが完成。



JW3オーナー協力のもと、事前採寸を行い、プロトタイプが完成したら車両に当てがって確認作業を行いました。



寸法や設計は一度で決まらず、打ち合わせを繰り返し、何度も手直しです。大変でしたがJW3オーナーも挫けずに続けていただきました。



手直しや車両に組付ける際に、分解の必要がある場合があります。その際にピンアサインが分からなくならないように、タグ付けや資料の作成などの作業も。

このお陰で、後にセンサー類の追加作業が分かりやすく、機能や性能を上げる事が可能なステップアップ方式のハーネスになっています。



DI化に必要なヘッドカバーやコイルを用意。通常は一個で良いですが(笑)

沢山用意したのですが、JW3オーナーは「塗装してあると磨けないじゃん?」などと、意味不明な供述をしており、未塗装カバーの装着となりましたが(汗

後は、空燃比メーターなんかもあると良いですね。キャブ車とは言え、Linkと接続する事により、ログに残りますのでセッティングで活躍するでしょう。

【いざ組付け♪(Day1)】



お天気にも恵まれ、ついに組付け&始動作業の日がやってきました。
土日を使った2Dayで仕上げるスケジュールです。



主要作業メンバーは、エンジン担当、補器類担当、ECU担当、の3人で分担して行いました。

皆で自分の担当エリアの作業をガンガン進めるので、カオスな状態に(笑)



ちなみに自分はECU担当でハーネス弄ってました。

当日も若干の手直しが発生したのですが、さくっと修正完了です。

余談ですが、出張作業が多いので道具や材料をコンパクトに持ち運ぶ装備作りが身に付きました(汗



エンジンルーム側ハーネス作業。ノックセンサー設置。写真の奥の方には吸気温度センサーも。



室内側ハーネス。コネクタが付いたままですとハーネスが通らないので、一旦は脱着しています。それ以外はポン付けを目指して設計しました。



おおよその組付けが完了して一日目終了。各担当頑張りました。

この時点でデスビは撤去。後戻りできない&通勤号なのでヤベー(汗



その日の晩は、JW3オーナー宅で飲みながらおしゃべり。写真はオーナー自宅にあったHHK(ハッピーハッキングキーボード)。こんなモノが部屋にある辺り、フツーのクルマ好きとは違う経歴を持っているようで、ジャンルの違う技術的な話題が多かったです。

でも、ジャンルの違う技術的な話題であっても、「こーゆーのってクルマ弄りに活用したら面白いかも???」の流れで、結局はクルマを弄る話に戻ってきます。

クルマ好きはクルマ好きのようです。

てか、HHKにカーソルキー搭載のモデルってあったっけ?通常の流通のモデルじゃない気が・・・謎は深まります。

【いざ組付け♪(Day2)】



室内側コネクタ復旧。ECU接続。ECU電源確保。A/Fメーター接続。



A/FメーターはCAN接続にしました。整備手帳にも書きましたが、事前に接続テスト済みです。

こーゆー事前準備と研究が大変ですけど、大事ですよね。



エンジンルーム側も準備OKのようです。



いよいよ、エンジンを始動していきます。オーナーに運転席に乗ってもらい、自分はECUの状況確認、エンジン担当はボンネット内に不具合が出ないか見守ります。

何度かクランキングの後、無事にエンジンは始動しました。

JW3キャブレターのデスビレスDI、「理論上は可能」から「実際に可能」に変わった瞬間です。



暖気をしながらオイルと水の点検を済ませ、早速公道に出てチェックです。

事前に用意していた試走用の点火マップが割とまともで、走行には支障無さそうで良かったです。むしろ、フツーに走れ過ぎて拍子抜けです。マップや設定を妄想と理論で組み立てる力が身についてきました。

試走用ですので、ビビりな点火時期が入ってます。にも拘わらず、オーナー曰く「トルク感がある!」と事ですので、DIコイルの恩恵があるのだろうと思います。

JW3オーナー様、今後のセッティング作業やフルコン機能による車両アップデートを楽しんでください。



始動時には、開発にかかわったメンバーのほとんどが立ち会いました。皆、「無事に動くのか!?」と気になって仕方がなかったようです(笑)

始動後は、「今後の予定や改善点」の話題で持ちきりでした。



そうです、コレで終わりではなく、ハーネスは残り2セット用意=組付け予定の車両があります。

それぞれに活躍するステージが違うJW3ですので、今後の展開が楽しみで仕方がありません。
Posted at 2024/05/16 06:56:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

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