南紀一周ツーリング　その3

燈明崎は「紀の松島」と謳われる景色に期待したけど、周りの松林が茂っていていまいちだった。
R42に戻って南下を続けると、道路脇に奇岩があらわれた。
波の浸食で穴ぼこだらけになった岩。
なんだか、カルメ焼きを割った断面みたい。

流れの悪い国道をだらだらと南下していくと、西から雲行きが怪しくなってきた。
15:00頃だというのに、もう夕暮れ時のような暗さ。
もう少しで潮岬に到着するというところで、国道沿いからまたも奇岩群が見えてきた。
橋杭岩といって、国の天然記念物にも指定されているらしい。
へー、こりゃ面白いね。
天気が良いときにまた来なくちゃなあ。

岩のスケッチを描くオジサン。
このあと雨が降り出したけど、降る前に絵は完成したのかな。

15:30、今日の目的地、潮岬灯台に到着。

灯台に登って夕日の撮影を試みるが、空はどんより。

すぐ沖を航行するのは東京と徳島を結ぶオーシャン東九フェリー。

海も荒れてるみたいで、バウ（船首）が大きくバウンドしているのがここからでもわかるぐらい。
ってダジャレじゃねーよ！？

こんなに揺れると船内の大浴場も大波だろうなあ。
昔、小樽から新潟のフェリーに乗ったときも大波の風呂を経験したけれど、夜は寝た気がしなかったなあ。

複雑な潮流が海面の波からも見て取れる。