信楽高原鐵道 その2
投稿日 : 2015年04月05日
1
定刻の16:35に貴生川を出発してまもなく、杣川(そまがわ)橋梁を通過する。
2013年の台風18号で橋桁が流失し、復旧にかかる費用が莫大であったため、一時は信楽高原鐵道の存続が危ぶまれたほどだった。
国の補助金などもあってどうにか資金を工面できたようで、復旧できて何よりである。
平坦で真っ直ぐな線路の先で始まる急勾配にわくわく感が止まらない。
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勢いを付けて33‰の急勾配に突入。
沿線には桜と菜の花が鮮やか。
3
フルノッチ力行で唸るエンジン。
しかし、徐々に失速して40km/hでゆっくりと登っていく。
急勾配路線サイコー!
徒歩でもクルマでも電車でも、急勾配を登るのは大好きだ。
鉄道で一番印象に残ってるのは、雨の木次線だ。
高校の部活かなにかで三刀屋に行くのに乗ったとき、急勾配で車輪が空転して、ギュゥーンとエンジンが唸って大きく速度を落とした瞬間は今でも覚えている。
4
飯道山(はんどうさん)山麓の峠を越えて、紫香楽宮跡(しがらきぐうし)、雲井、勅旨(ちょくし)、玉桂寺前(ぎょっけいじまえ)、信楽と、各駅に停車する。
貴生川(きぶかわ)も含めて、信楽高原鐵道の駅名ってなんだか平安時代を連想させる漢字が並ぶなあ。
終点、信楽駅に着いて改札を出たら、すぐに折り返し列車に乗車すべく、切符を購入する。
信楽駅には券売機があるが、道の駅やらパーキングエリアの食堂にある食券券売機みたいだ。
5
上り側のかぶりつき席には、リサ・ラーソンの代表作のひとつであるアフリカシリーズから「ライオン」をモチーフにしたぬいぐるみ。
6
運転台にはタブレットがぶら下げられていた。
ATS(列車自動停止装置)が装備されて、タブレット閉塞機はもう廃止されていると思うのだけど、運転台にタブレットをぶら下げるのは伝統だろうか。
あ、タブレットと言っても運転士が`iPadでLINEチャットするわけではないのでお間違えなく。
7
信楽から方面から峠を越えると、水口(みなくち)の平野が広がる。
高いところから平野を見下ろす車窓もいいねえ。
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