奥出雲おろち号　その3

スイッチバック区間を抜けて視界が開けると、R314の奥出雲おろちループにかかる真っ赤なトラスアーチ橋が見えた。

さらにこの後トンネルをくぐり、トンネルから出ると…

2重ループの全貌が見渡せた。
おろちループには何度か訪れたことがあるが、国道からは決して見ることができない姿だ。

おろちループの絶景からまもなく、11時59分に三井野原駅に到着。
ここで奥出雲おろち号を下車して、先ほどの出雲坂根まで、約3kmの道のりを歩く。

沿道にはまだ満開の山桜の木もあった。

歩いているのはR314の旧道である。
昨年のGWに実家のクルマで来て、姪っ子たちをつれてくるのもおもしろそうだなと思っていた散歩道。
かつて、わたしが子供のころに、三井野原駅そばのスキー場までクルマで連れてきてもらったときに必ず通った国道だが、おろちループができてからは旧道として朽ち果てつつある。

そんな寂れ具合が散歩道としてはサイコーだ。
アスファルトの上に積もった泥には、草花が茂る。
ネコノメソウは去年よりも小さくて、開花が遅いのかな。
今年はミツマタの花が見られなかったな。

50分ほど歩いたところで出雲坂根駅に到着。

国道を挟んで反対側にある湧き水「延命水」の東屋で、母（姪っ子たちのバァバ）が作った弁当を広げ、お昼ご飯にした。