
軽貨物に乗用車用タイヤを履かせた場合の、車検合否について。
巷で、
「純正(6PR)相当のロードインデックス(以下、LI)をクリアしなければならない」
という噂がありますが、軽自動車検査協会への問い合わせの結果、これは間違いであることが分かりました。
結論を述べると、LIが最大積載時の前軸・後軸重量をそれぞれクリアしていればOKとのこと。
例えばアクティでは、最大積載時の後軸で約700㎏。
リアタイヤ1本あたり350Kgですから、定番の165/55R14 73(耐荷重365kg)でも問題なくクリア出来ることになります。
ちなみに、6PRIの耐荷重は450Kgですから、これをクリアするにはLI:80以上が必要。
しかしこれでは、普通車サイズの高扁平タイヤや、XL規格の銘柄に限られるため、マッチングが厳しくなってしまいます。
なお、最大積載時の前軸・後軸重量ですが、この数値は車検証には記載されておりません。
(車検証に記載されているのは、車両重量に対する前軸・後軸重量)
サービスマニュアルを参照しました。
当然ですが、2WD/4WD、装備のグレードによっても異なります。
※構造変更で車重が変わっている場合はこの限りではないとのこと
また、「耐荷重をクリアしていることの計算書を作成する必要がありますか?」との問いには、
検査協会でも諸元表を持っており、こちらでも調べられるため提示は不要、といった回答。
実際に、ユーザー車検で145/80R13 75Qのスタッドレスでも特に言及もなく検査クリア出来ました。
まあ向こうもプロですから、要はあまりに耐荷重ギリギリな低扁平タイヤとか履いていなければその場判断でOK、ってことだと思います。
あと、アルミホイールの場合はJWL規格ね。
もう、ムリに車検用タイヤをストックしておく必要はなさそうです。
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Posted at
2022/07/28 00:32:51