BMW E60 雨漏り?! 雨水侵入の原因追究!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
まずはドアパッキンに損傷がないか確認しましたが無し…。ということで、ドアパネルを外してみました。
ネジはドアの吊り元付近に1本と、パネル下部に1本、どちらもタッピングの隠しネジ(+ドライバー使用)があります。
それと、「AIRBAG」のエンブレムをこじって外すと、トルクスネジが出てきます。
で、あとは白いクリップがドア回りに8個、ドア上部には金属クリップが6こあります。結構しっかりとまっているので多少力が要ります。上部のクリップはパネルごと上方にスライドさせると外しやすいです。
注意として、パワーウインドのコネクタの配線は外せますが、エアバッグの配線は外すと警告灯が点くかもしれません。そうなるとディーラーでしかキャンセルできないとか…。そうなると面倒なので外しません。
コードが細いため、切断しないように!! ドアノブのワイヤーも外れますが、こっちのほうが丈夫なので、これを外さずに軽く吊り、下にも支えを用意しました。
※写真は右後部ドア
2
これが原因でしょうか?? 雨水の流れ染みを発見しました。
※写真は左後部ドア。実は以前より、左後部の雨水侵入が多くみられていました。
指で持っているドアパネル内部のインシュレーターですが、これとドア自体を密着させているブチルゴムが劣化し剥がれていました。しかし、雨水の侵入の要がこれだとは考えられません。やはりメインはドアパッキンで、インシュレーターはむしろ防塵と予備的なもの…。なぜなら国産車の場合はこれがただのビニールだったりしますからね(^^;
確かに雨水がここを通っているのは確かですが、本来の排水ルートではありません。スカッフプレートが雨後にびしょびしょなのはこれが原因ではあると思いますが…。(-。-)
では原因は??
3
原因は、たぶんコレ!!
※右後部ドアパネル
上部の金属クリップの「受け」のほうが取り付けてある、プラスチックの台座が完全にとれてました!!(><)
台座部品の写真は画像4で。。
●推測…これが取れてると、ドアパネル自体がパカパカします。パカパカして浮くと浮いた分、ドアパッキンを押します。押すとパッキンに隙間ができ、そこから雨水が伝い、インシュレーター下部へ。ブチルゴムを侵食しスカッフプレート部分からフロアマットを伝って後部座敷足元へ…。こんなルートでしょうか(?。?)
輸入車にありがち(っていうか、多すぎる(--+))のが、接着剤の経年劣化やパッキンの持ちの悪さですね。またプラスチック部の甘さ(固定や耐久性の低さ)がありますね。
これも接着剤が完全にプラスチックと剥離してます。そもそも、取り外しできる金属クリップより固着力がないのなら、こんな場所はネジ止めにするべきか、金属にすべきでしょ~に。。。
4
※左ドアもこんなん…。
今度は内張りを外そうとしたら、金属クリップの台座だけそのまんまドアに残った…(--;
この1/4の弧を描いた長い黒のプラスチックは、この面がドアパネルに接着されていたはずなんです。きれ~いに剥離してますね!
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金属クリップ受け(メス)は本来、この部分に接着されているのです。
※写真は右後部ドアパネル
6
パーツも高そうだし、部品自体は壊れてはないのでとりあえず接着しちゃいます(^^;
「屋外にも使える、セメダイン スーパーX 強力型」
7
ドアパネルに残った雨染み。
汚い…(><;
白いクリップも見えますが、これもしっかりとドアと密着しないと隙間を生み、パッキンの凹凸を作る原因となります。
曲がったり、破損したものは新品交換します。
8
ディーラーに在庫があったのですぐに手に入りました(^^)
もともと付いていたものは左。スポンジ状の薄いパッキンもありましたが、新品(E60純正ではないらしい)のはありません。また、一番下がわずかに切り込みがあります。なんでだ???
形状は全く同じで、装着感も同じでした。
で、左のものは¥170/個、右のもには¥40/個…(ー。-?
機能的に差はないなら、40円で!と予備を含め10個購入。
右は若干、弾力性があるように感じました。
左は劣化し硬化したのかも…。
品番:5141 1973 500 品名:クリップ D=4MM
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