フロントブレーキキャリパー揉みだし
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
フロントブレーキも、なんだか独特ですかね。
まずはマスターシリンダー一体式リザーバータンクのキャップを外します。
ワタシは外さないで作業してしまうのですが、ダイヤフラムの上までフルードが吹き返しているようなので、外してやるのが正式と思います。
R25の場合、キャップを外していてもフルードが飛び散ることはありませんが、ブレーキレバーを引いた瞬間にフルードが飛び散るバイクもありますので、作業開始前にはウエスなどで周りをカバーします。
2
いきなり変なネジです(笑)
キャリパー固定ボルトは、トルクスのT50になっています。
これを二本とも外します。
3
ボルトを外したら、キャリパーを掴み、下側を少し車体後ろ側に持ち上げるようにずらしながら外します。
ホイールとのクリアランスが余りないので、ガッツリぶつけないようにゆっくり動かします。
4
フロントキャリパーも、パッドピンはピン止めになっています。
ラジオペンチを使って外します。
面倒ですが、リターンスプリングを取り外した時にはメリットがあります。
リターンスプリングを取り外した場合、ネジ式のパッドピンだと緩んでしまう危険があります。
リターンスプリングのテンションはパッドピンの緩み止めの効果もあるからです。
ピン止め式のパッドピンの場合、そもそもリターンスプリングのテンションに頼っていませんので、比較的安全にリターンスプリングを取り外すことができます。
5
そしてピンはもう1本。
パッドピンを引き抜いたらパッドがフリーになっています、落とさないように注意です。
パッドは一枚はそのまま外せます、もう一枚の方は片側が軸に通っているので、半回転して外します。
6
毎回の必要はありませんが、この部分も外します。
軸が二本キャリパーに刺さっています。
その接合部にはゴムカバーが着いていますから、千切らないように外します。
細い軸のゴムカバーはキャリパー側に、太い軸のゴムカバーはこのブラケット側に残るようにすると無理がありません。
7
実際の揉みだし作業自体はリアブレーキと同様に行いますが、フロントはピストンが二本ありますので、片側だけピストンが抜けてしまわないように注意します。
ピストンを指で押し戻す時、片側のピストンだけ押すと、もう片方が飛び出てくるので、両側に注意を払って作業します。
どちらも軽く動くまで揉みだしします。
8
ブラケットのキャリパーに刺さっている側は、大きく動く訳ではありませんが可動部なのでグリスを塗ります。
ブレーキパッドをかける側にもグリスを塗ります。
後は逆の手順て組み付けていきます。
パッドピンにもグリスを塗っておきます。
使いかけのパッドなので、軽く面取りします。
リターンスプリングは取り外したままです。
最後にキャリパー固定ボルトをT50で締めますが、短いですね、これ。
キャリパーに止める訳ではなく、ブラケットに止める為こうなるのですが、緩んでいるとシャレになりません。
ガタを感じる前にボルトが欠落しかねませんので、くれぐれも締め忘れには注意です。
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