
ブレーキ灯、車幅灯に続いてウィンカーをLED化します。それに先立ち、リレーをICリレーへ交換しました。
しかし、ヨメにハイフラ防止だヨ、といくら説明しても「まーたついでに別なモノ交換して!」と言いたげな視線を送られるので、自分の無実を証明するため、ヨメに分かって貰うため、ウィンカーリレーについておさらいしてみました。

ウィンカーがカッチンカッチンと点滅するのは「自動でON/OFFしてくれるスイッチ」があるからで、これがウィンカーリレーです。
ウィンカーレバーを倒すと、リレー内部のコンデンサに電気が貯められていき、設定されたところで一気に放電(ON)して電球が灯ります。放電し終えるとまた蓄電(OFF)し始め、これが繰り返されます。
これが純正の、コンデンサ式リレーの仕組みです。
(厳密にはON/OFFで操作するのは可動接点を動かす電磁石ですけどね。リレーですから。)

このときどこかで球切れがあると、電球全部の合成抵抗が増し(電流減少)、それがリレーの適正作動範囲を下回ると、超高速でON/OFFを繰り返すようになります。
これがハイ・フラッシャー、通称ハイフラです。
パカパカやって球切れを教えてくれるんですね。

さて話は戻って、LED化です。
LEDに交換する理由は高照度化、長寿命化などありますが、そのうちの一つに省電力化があります。
電球をLEDに替えると消費電力が減り(23W→約5W)、電流も減少します。それがリレーの適正作動範囲を外れると、リレーは球切れと誤認識してハイフラになります。
対策は主に3つです。

対策その1はウィンカー回路内に抵抗器を加えて減った電球分の抵抗を補って、回路全体の合成抵抗、消費電力を上げて、リレーをごまかす方法です。
抵抗器では電気を熱に変えて費消しますので、かなり熱くなるそうです。
設置場所には注意が必要ですね。

対策その2は、LEDに抵抗を内蔵させ、消費電力を電球と同等にする方法です。対策その1が回路全体の合成抵抗で調整するのに対して、ウィンカー1個1個で電球と遜色なく調整しています。ポン付けで交換できるので、いちばんお手軽でしょう。
電球が電気を光に変えるのに対して、抵抗入りLEDは熱と光に変換するイメージです。だから、熱に弱いLEDにとっては放熱をどうするか、がキモでしょう。

対策その3は、そもそも従来のアナログ式なリレーをやめて、電流とか抵抗とかお構いなしにON/OFFしてくれるような、リレーそのものを交換する方法です。
これがICリレーです。
リレーの中にICが入っていて、設定された間隔でON/OFFを繰り返します。
これなら、電球だろうとLEDだろうと、何ならセマフォーだろうと関係なく、ハイフラせずに点滅してくれます。

右が純正のコンデンサ式リレー、左が今回導入したICリレーです。点滅速度調節用のツマミ付きです。極性があるので、「CF14」で検索しましょう。
中には最近の車みたいに、ちょっと触ると3秒間だけウィンカーが点滅する、戻し忘れ防止ができるモノもあるみたいです。
うちは省電力化が主目的なので、方法その3にします。電球とLEDが混在してても、ハイフラせずに点滅してくれました。
これなら万が一LEDがパンクしてその辺で売ってる電球に替えても、なんとか対応可能なようです。
準備が整いました!あとはLEDに順次替えていくだけです!ここまではウィンカーLED化の下準備に過ぎないのです!
だからヨメよ、いいかげん財布返して?
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2024/11/13 06:41:31