
私の愛車・スバルフォレスターAdvance(5AA-SKE,app-E)に装備されるアイサイトの機能の一つ・ツーリングアシスト。高速道路を走り続ける上で疲労を軽減してくれる強い味方なのですが、車線維持機能の精度に「?」が付くのです。
私の住む北海道東部は、高速道の大半が暫定2車線…片側1車線。中央分離帯は簡易的なポール仕切りのみで、近年は対向車線への飛び出しを防ぐ強化型ポールになりました。この強化型ポールが設置されている区間の多くは区画線に黄色ペイントが用いられているのですが、これが実はツーリングアシストの動作に影響を与えているように感じていました。
よく「ツーリングアシスト動作中、右寄りに感じる」という話を聞くのですが、この癖が強調され限りなくポールに迫っていくように感じて機能をOFFにすることが多々あります。不安に感じるようになってしまったのです。
そこで、お世話になっているスバルディーラーの担当さんに協力いただき、
①SK型フォレスター・X-BREAK(5AA-SKE,app-F)
②SL型フォレスター・Premium S:HEV EX(5AA-SLG,app-B)
の2台を手配して、私の愛車
③SK型フォレスター・Advance(5AA-SKE,app-E)
と比較してみました。
[A]片側2車線区間

よくある高速道路とも言える2車線区間の走行車線(左車線)を走行。
ここでは、3台とも車線のほぼ中央を維持して違和感はそれほど感じず。
本来の使われ方なのか、問題は感じません。ここでは我が愛車でも元々違和感なし。
[B]中央区画の広いセンターポールのある片側1車線区間

SK型である①と③は比較的中央維持できていたように感じましたが、SL型②では少し右寄りに引っ張られるような挙動を感じる結果に。直後に中央へ戻すような反力が発生して最終的に車線中央に戻りましたが、不思議な結果に。
[C]強化型センターポールで区切られた片側1車線区間

①・②・③ともに右寄り…センターポールすれすれに寄っていく傾向を見せ、車線維持機能をOFFに。特にその傾向が強かったのは意外に②のSL型で、接触の可能性を強く感じハンドルを強く切る形になりました。
また、①・③のSK型では接触の恐れを感じる度合いは②のSL型ほどではありませんが、センターラインが黄色になると認識精度が低下する現象を確認しました。
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取扱説明書(SK型app-E)では確かに黄色い線での認識が良くないような記載がありましたが、暫定片側1車線区間での使用について特段の言及はありませんでした。乗り比べた結果はますます「?」が強まったかな?
ただ、愛車だけの問題ではなかったことが救いですね。とはいえ、せっかくの機能が暫定片側1車線区間では活かしきれないのは残念に思います。
原因は不明ですが、
・中央線部分に実線と破線の組み合わせがあり認識しにくい
・カメラで強化型センターポールを認識しにくい
・対向車が来る事で一般道と勘違いしている
・そもそも開発時点で片側1車線の高速道路を想定していない
といった要素は否めないのかも知れませんね。
とりあえずは片側1車線区間はツーリングアシストの使用は控えるしかなさそう、という結果に。いささか残念。SUBARUさん、アップデートしませんか?地方の高速道路では結構な割合で片側1車線で暫定開業した区間がありますよ!
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ちなみに蛇足ですが、
17インチタイヤを履いた①と18インチを履いた③を乗り比べると、エアボリュームのある17インチ車の方が車線維持の修正動作の時の動きがマイルドに感じました。で、最新型②(19インチ)ではさらにマイルドだった印象が。それほど新型の足回りは良いのかな…うらやましい。
そして、2車線区間走行中、追い越し車線で後続車が近付いてくると、なぜか自動的に左寄りにわずかに修正する動きを実感。こんな機能あるんですね。
〔補足〕
添付した画像は助手席側フロントウインドゥに装着したドライブレコーダーで撮影、画像をピックアップしたものです。この投稿内容の検証には使えないデータですが、車線の状況を掴むための参考として掲載しています。
Posted at 2025/06/16 00:18:26 | |
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