D2 RACING SPORT STREET SPORTS  

D2 Racingの車高調です。

グレードは"スポーツ"でノーマルストラット用の車高調キットとなります。

付属バネのスプリングレートはフロント8.7、リヤ5.1という随分キリの悪い数字ですが、前後車重比がおよそ7対3であるAE111の専用設計による設定と考えられます。
と、言いつつも付属するABSブラケットは何故か装着できなかったと言われました(^^;

バネレートの初期値は各社かなり幅があるものですが、本品は少し固めとなる印象です。

幅広いステージに対応する36段階もの細やかな減衰調整機能に、各所のアルミ鍛造とSAE9254材を採用したスプリングの強度が光ります(^^)

あと、純正と比べるとかなり軽いので、全体的な車重の軽量化も期待されます。


私のトレノはフルノーマルで購入しましたが、すでに20年以上が経過した足回りは劣化が相当に進んでおり、良いタイミングでの車高調導入となりました。

ひとまず、前後2cmローダウンしてみたところ、リヤ側はフロントフェンダーとタイヤの間で指が2本入るくらいで落ち着きましたが、先述のバネレートのこともあって前後等しく車高が落ちたわけではなく、フロント側は指3本が入る形となり、所謂尻下がりの形となりました。

その後、フロントをもう1cm下げて、今は水平に落ち着いています。

以前はローダウンを単に見た目の変化と解していましたが、重心が下がることによる走行時の安定化や、足回り一式が強化されることによるコーナーでの粘り強さの向上などは、まさに走りが変わるというもので、車高調って凄いんだなぁと、身をもって知ることになりました。


コーナーで粘るんですよ(　ﾟдﾟ)※2回目


ラインナップはいくつかありますが、トータルバランスで言えば、万能かつ無難なのは"ストリート"と"スポーツ"でしょう。
これが"サーキット"になるといきなり快適性が半減します。

快適性とハンドリングの両立をしつつ、峠で舞おうと思うのであれば、やはりスポーツグレードが最適解になると思います。

そんなD2 スポーツのお値段は248,000円。
ノーマルサス車高調としては、台湾製であることを考慮しても、まあまあ高めの印象ですが、性能を考えれば安いくらいです。

なお、本車高調は語るも涙の同型艦からの引き継ぎです。そんなパーツが随分と増えました…。


最後にD2 Racingの紹介もしておきます。

D2 Racingは1997年創業の台湾のメーカーで、レースの世界でも活躍しています。
ホームページではプライベートブランドへの部品供給をしているとありますが、取引実績は未公開でした。
推測ですか、大手メーカーへの供給というよりは各国のチューニングショップ等への供給が多いのかもしれません。

HP等は下記のリンクより。
http://www.d2japan.com/