キャブレター不調の原因とは!?
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Gアクにしばらく乗らなくなって復活したと思ったらまた不調になってから2日経ちました。
前回のセッティング時にはアイドリング~アクセル半開までが激濃セッテイであることが判明。
一回目の復活の時はオートチョークの死亡かと思ったこの症状ですが・・・・
実は影の故障原因がいたんです!
その原因はコイツ!!!!
(指差してるところのピンクのチューブ)
ちなみにこのグランドアクシス後期型5FA2(だったかな?)です。
このチューブはニードルジェットよりも後方(エンジン側)についているんですが、その先を追ってみるとなぜかエアクリボックスに帰っています。
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純正エアクリBOXの側面にチョコっと刺さっているコレがそう。
で、ふたを開けるとそこには物々しいジェットのようなものがついてるんです。
この辺でメカに詳しい人は気づいたかもしれませんが、この機構、どうやら吸気口とエンジン側との空気圧を調整するもののようです。
普通、キャブっていうのはエンジンに空気を持っていかれてエンジン側の気圧が落ちるんです。で、空気は高気圧~低気圧へと流れる修正があるのでその気圧差を利用して空気を吸っているんですね~。
で、もちろんガソリンが溜まっている下側のフロート室も通常の1気圧なわけで、低気圧となったエンジン側にガソリンが引き寄せられて出てくるって寸法です。例えるならストローでジュースを吸うようなものです。息を吸って口の中の気圧を落とすと、ジュースの上の気圧が1気圧なのでその空気に押されてジュースが口の中に逃げてくるってわけです。
ってことは、特にこの部分(キャブのエンジン側マニホールド)に空気圧を変えるようなチューブ類は付けないのが普通なんですが・・・
なぜかコイツ(Gアク)はついてるんですね~。
ためしにエアクリはずしてエンジン掛けるとわかります。
普通直キャブといわれるエアクリレスにするとエンジンの中の混合気は薄くなって回転があがりやすい(薄い設定になる)ものなんですが、なぜか激濃設定になってアクセル開けるとさらにガソリンが逆流してくるんです。
ってことは?どういうことかというと・・・
アクセル開けると本来エンジン側の気圧が落ちないといけないのがなぜかエンジン側から加給されているような状態になってるってことですわ。
となるともちろん空気も吸わないしガソリンなんて流れていくはずもなく・・・
で、なぜかこのチューブがついているってこと。
多分これでマニホールド側の気圧をエアクリ側と同じにしてエンジンの回転で空気が消費されることで低気圧となりガソリンが吸い込まれていくといった感じでしょうか。
説明が長くなりましたが、結局純正チューブが裂けていてエア漏れを起こしていたために気圧の正常化が行われずなおかつ2次エアーを吸い込んでいた(低回転は激濃、高回転は激薄の仕様です)ってことです。
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オマケ情報
GアクとJOGの前期型(かな?)のスローは品番的には適合しないとありますが、実際はチョット形が違うだけで互換性はあります。この二つはどちらでもいけるので参考にしてください。ちなみに左が純正です。
H21年6月26日(金)時点の仕様
純正交換タイプ高機能フィルター
NRマジックチャンバー
キャブノーマル
・MJ85(純正74)
・SJ50(純正54)
・ニードル加工(下についていたプラスチックパーツを上に付け替えたことにより薄い設定になる。
フィーリングはニードル(アクセル開度半分)~メイン(アクセル全開)までの間に少しガボガボと濃い症状がある。低回転部分でも少~~~し濃い部分があるが気にならない程度。
しばらくはこの仕様でいこうと思う。
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