三相交流化(ステータコイル交換)
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用意するもの
・アドレスV125(09年式)ステータコイル
・ジョルノクレアレギュレーター
・クランクケースガスケット(スズキのショップで注文1枚400円)
・Y字レンチ(共回り防止工具)
・ヘキサゴンレンチ
・ソケットレンチ(8、10、14mm)
・4STエンジンオイル(700ml程度)
・ドレンワッシャ(内径8mmくらいのもの)
・ジャッキ
・ウマ×2
・雑誌(ジャンプ10冊)
こんなもんかな?
クランクケースガスケットは100パーセント破けるので前もって2~3枚注文しといたほうがいいです。
まずはジャッキアップです。
クランクの下にジャッキをかけてジャッキアップ。(ジャッキアップ中に左右に倒れないようにキャリアに手をかけておく)
エンジンマウントの根元のステーにウマを2箇所かけます。
ショックのしたのボルトを外すとエンジンが落ちてサイドカバーが外せるようになります。
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サイドカバーを外すと空冷ファンが見えます。
ファンのセンターの14ミリヘッドをソケットレンチで押さえながらファンを固定している10ミリヘッドボルトをはずします。
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そのあと問題発生。
上記の準備物でY字工具がありますが、ソレを用意しわすれていたんです。
ソレがないとファンの裏の固定プレートが外せません。
今回何とか画像の方法で外すことができましたが、ものすっごい固いボルトなので下手するとケースをいためる可能性があるのであまりオススメしません。ちなみに戻す時は金づちを地面に当てて10ミリボルトにあててエンジンを上から友達に押さえてもらいながら締め付けました。
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ケースを固定しているボルトを外して金づちでシバきながらケースを外します。
ここでしっかりエンジンオイルを抜けきっていないとオイルが下からダダ漏れになるので下にウエスやオイル受けを用意しておきましょう。
ケースを開けるとマグネットローターとステータコイルが見えます。
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そして画像のアドレスV125(09)用のステータコイルを組み込みます。
ボルト位置、外径、寸法はまったく同じなのでポン付けですが、カプラーがまったく違うのでカプラーの加工が必要です。(とりあえずクランクケースはそのまま戻せる)
純正は緑(クランクポジションセンサー)赤白(AC入力?)黄白(AC入力?)の3本ですが、09V125用は黒線が3本のカプラーとクランクポジションセンサーのカプラーだけ。
とりあえず分かっているクランクポジションセンサーを純正緑と09年式の茶色と合体。
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コレが09年式用のクランクポジションセンサーのライン。(茶)
これを純正のカプラーの緑の線に割り込ませます。
あとは黒の3本の内2本を純正ラインの赤白と黄白にそれぞれ一本ずつ割り込ませて一本だけ黒はあまったままになりました。
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あとは逆の手順でもどすだけ。
ひとまずここまでで今日の作業終了。
半波電流がなくなったのでヘッドライトとテールランプのスモールランプがつきません。(ブレーキランプは点く)
あとはメットインのシガーからスモールランプ用の電力を引いてヘッドライトをHID化してレギュレーターまでのラインを太いヤツに変えて電圧計を装着すればひとまずオッケイかな。
補足・・・
全波整流と勘違いしてジョルノクレアのレギュレーターを購入したが、コレは全波用でコイルは三相交流なのでジョルノクレアのレギュは使えないことが判明。急遽アドレスV125(09)用のレギュレータを発注した。
全波加工をしているサイトの人に質問してわかったことと疑問に思ったことをまとめると・・
全波整流化に必要なのは純正コイル全波加工、ジョルノクレアレギュレーター
三相交流発電に変更するにはGSR125(前期、おそらくFI不可)もしくはアドレスV125(09)のステーターコイル、GSR125用(おそらくFI不可)マグネットローター、同年式のどちらかのレギュレーターなんですが・・・ここで疑問。
なんでコイルはGSRとV125共通で使えるのにマグネットはGSR用しかつかえないのか?しかも点火時期の加工まで必要でマグネット自体も重いのにアドレスV125用のマグネットを使わないのか?
マグネット自体は磁石だから回れば発電するだろうし、点火時期だったら純正やV125の5期(09)用のマグネットにしたほうが点火時期の加工の必用がないのになんでだろ?サイトの人に聞いたところ「発電できない」だそうだけど・・・なぜ?
この疑問の人柱になるべくマグネットを純正のままにしてコイルは09年式アドレスV125用、レギュレーターも09年V125用を使用してみようと思う。
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後日談
09年式コイルのみでは発電がうまくいかず。
3本の交流電流値を調べてみるとアイドリングで2Vもない状態だった。これでは3本会わせても6Vしかないので確実に充電不足になる。
なぜ発電がうまくいかないかわからないがどうやらコイルとマグネットの位置関係ではない様子。(09コイルの方がエンジン側にオフセットしていた)
マグネットの磁力に関係あるのか?
ちなみに純正マグネットと09のV125(三相交流)のマグネットは同じ大きさ(内径外径共に)だった。ちがうのはコイルのオフセットとクランクケースのカバーの品番(おそらくこちらも取り付け位置が変わっていると思われる。だった。
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