「女子力」って一体どこに行けば売ってるんでしょうか……?
(ホームセンターの工具売り場を探しても見当たりませんwww)
そんなホゲーな私ですが、少し前に長年使っていたApple Watchを手放しました。
一番の理由は、毎日のバッテリー充電からの解放と、
メインのスマホをiPhoneからAndroidに変えたこと。
そして何より、
ドライブ中に手元が「ブブッ」と震えないデジタルデトックスがしたかったからです。
ステアリングを握っている時くらい通知から解放されて愛車の挙動や運転そのものに
100%集中したいですからね。
元々時計は昔から好きで、気づけばなんかいっぱい集まっていました。
中には綺麗なドレスウォッチなんかも飾ってあるのですが……
今のライフスタイルだとすっかり出番がなくなってしまいました。
そんな私の普段使いのメインは、もっぱらチプカシとG-SHOCK。
定番のF-91W(通称ビンラディンモデル)やA158(あいみょんモデル)、そしてG-SHOCKのスピードモデルを気分でローテーションしています。

特にチプカシの圧倒的な軽さが本当に最高なんですよね。(20グラム)
着けていることすら忘れる軽さでステアリング操作の邪魔にならないので、
ドライビングウォッチとしては私の中で間違いなく「最適解」だなと実感しています。
そんな感じで軽快なデジタル時計生活を送っていたのですが、
先日ふと、時計を入れているショーケースを覗いた時のこと。
時計が並ぶ二段目の奥で、急に目に留まったのがセイコーのクロノグラフでした。
引っ張り出してきたのは実に15年ぶり。
デジタルのシンプルな画面とは違う、ガラス越しに見える複雑な文字盤と針のメカメカしさ……!
改めて調べてみると「メカクオーツ」という機構らしく、
クォーツの正確さがありながらボタンを押した時の「カチッ」とした手応えや、
リセット時に針がパチン!と一瞬で戻る挙動は機械式そのもの。
世間ではよく「男心をくすぐるメカ感」なんて言われますが、
女子力1%!のメカ好きの女心だって思いっきりキュンキュンと打ち抜かれます!
やっぱりこのギア感がたまらないです❤
電池が止まっていたので「DIYで電池交換してみるかな?」とも一瞬血が騒ぎましたが、
裏蓋を確認するとスクリューバック。
専用工具が必要ですし、スクリューバックの時計はこれ1本しか持っていないのに工具を買うのもな……と冷静になり、おとなしく街の老舗時計店にお願いすることに。
店主さんに「これ15年前のなんです」と伝えると、「それならパッキンも交換しましょう」とサクッと作業してくれました。
外したパッキンを見せてもらうと一部が切れていて、お願いして正解!
こうして無事に動き出し、クロノグラフのボタンを押して針が滑らかに時を刻む姿、そしてリセットボタンで一瞬にしてゼロへ戻る姿を見つめていると、
ふと
「時間の大切さ」が心に染みてきました。

セイコー 7T92-0DW0 (2010年11月)
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機械式の時計づくりで「時の哲学者」と称されるフランク ミュラーは、
針が一瞬でゼロに戻るレトログラード機構の時計をつくった際、
こんな思想を語っています。
「針が永遠に回り続け、時間が永遠に続くことはありえない。過ぎた時は、決して取り戻すことはできない」
「いったん過ごしてしまったら、2度とやってこない60秒であり、失われた60秒である。」
「どうせ同じ時間を過ごすのならば、気に入らないことや嫌いなことではなく、好きなことをやったほうがいい」
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=スマートウォッチの通知やデジタル表示に追われていた頃には忘れていた、
「刻一刻と過ぎ去っていく一秒一秒の愛おしさ」=
クロノグラフの針が刻み、リセットで一瞬に戻るその動きは、
まさに「一度過ぎ去った時間は二度と戻らない」という当たり前で大切な事実を教えてくれている気がします。
どうせ同じ時間を過ごすなら、嫌なことに追われるのではなく、自分の好きなことに没頭して、大切な愛車と向き合う時間を思いっきり楽しみたい。
15年ぶりに復活したクロノグラフは、そんな素敵な気付きをくれました。
チプカシの「軽くて運転に集中できる最高の実用性」も良いけれど、針の動きから時の重みを感じさせてくれるメカクオーツも捨てがたい……。
女子力は相変わらずどこにも売っていませんが(笑、その日の気分に合わせて手元の相棒を選びながら、
私ににとって最高の時間を愛車と共に刻んでいこうと思います。