
先日から格闘しているRCAケーブルですが、今回は一歩進めて音質のよいと思われるケーブル(素線三種)を試してみました。
用意したのは、古河電工のPCOCC線、潤工社のテフロン被覆銀メッキ線、同じく潤工社のテフロン被覆錫メッキ軟銅線 です。 銀メッキ線は他より芯線がやや太いです。 PCOCCは単結晶純銅素材で現在は入手できません。 以前4芯スピーカーケーブルとして入手したものでばらして使っています。 テフロン被覆線は低誘電率(電荷を帯びにくい)のテフロンを被覆としているので音質アップが期待できます。
お試し用のRCAコネクターを使い、PCOCC線二本、銀メッキ線、錫メッキ線、計4本を繋ぎ変えて聴いてみました。 DAC>テストケーブル(1.2m)>AMPです。
1.PCOCC線二本:これは・・ボーカル域は素晴らしいですが、高域が伸びず、低域は普通です。
2.PCOCC線(+) 銀メッキ線(-):1.に比べ高域が伸び、低域のボリュームがアップ。 かなり良い。
3.PCOCC線(+) 錫メッキ線(-):1.に比べ高域が更に伸び、中、低域のボリュームがダウン。
4.銀メッキ線(+) 錫メッキ線(-):(これは高域が張るなど悪い結果が予測されるので中止。)
適時、以前に作ったベルデン2芯ケーブルと比較しました。 そうしますとやはりというか、ベルデンはこれらに比べだいぶん劣る(クリヤさ、音の鮮度)ことが判明しました~~; 特に2.の組み合わせは秀逸でした。 ですのでこの組み合わせで新たにケーブルを作りました。
ここまでは大変順調でしたが、できたケーブルをテスターでチェックすると・・ マイナス端子間の抵抗値が大きい。 通常0.2~0.3Ω程度ですが、数十~200Ω! なぜ?
半田を見直したり、いろいろチェック。 そうしますと、RCAコネクターの金具のかしめがよろしくないことが判明。 金具-ハウジング間を半田してようやく解決ゞ やはり中華品質、お安いので仕方ないか・・
追記です。
その後、被覆・シールドを施行しました。 先日入れた銅箔テープを巻く前に、ダイソーにて和紙のマスキングテープを仕入れまずこれを巻いてから銅箔テープを巻きました。
あと、ケーブル接続の向きですが、単結晶銅系は指定されていることがあります。 そのため作ったケーブルはヘッドフォンで聴き比べて向きを決めました。 音の広がりや高域の伸びなどに違いがみられました。
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2024/06/29 20:38:21