エンジン冷却水補充
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
E90を中古で昨年(2021年)7月に購入して以来、エンジン冷却水のリザーバータンクのキャップを一度も開けていませんでした。納車前に冷却水の量くらいは点検しているだろうと放置していましたが、7歳の息子が1週間くらい前にエンジンルームを見たいと言っていたのを思い出し、一緒にエンジンルームを開けて見せた時に何の気無しにキャップを開けてみました。
冷却水レベルは、基準値の下限(minimum line)を下回っていました。
ちょっと目を疑いましたが、中古で購入するとこんなものなのか と販売店の杜撰さ加減が分かった気がしました。
気を取り直して、冷却水が漏れている箇所は無いか目視で点検しましたが漏れは無いようです。警告灯も点灯していません。
2
自然蒸発で減っただけなら水を補充するだけでも十分なのでしょうが(LLCの主成分であるエチレングリコールの沸点は197℃なので、自然蒸発するのは水分のみと考えて問題ないかと…)、 でもLLC自体の劣化もあるようなので気分的に安心できるように純正LLCを密林で手配しました。上の写真は、手配したLLCと我が家の水道水(我が家の水道水は、浄水器のお蔭で 試薬でカルキが検出不能レベルなので、精製水に近いと思っています。)です。
3
本来なら、LLCを水で50%濃度に希釈して補充すべき事は認識していますが、希釈用に容器を準備するのが面倒くさいのと 残余の希釈液や希釈容器の後始末も面倒くさい(エチレングリコールには毒性があるので下水に流すのは厳禁です。)ので、ネットで同様な状況での補充量(約1L)を調べ、先に比重の軽い水を目分量で500mlタンク内に注ぎ込みました。すると、レベルゲージが浮き上がり、基準値下限を僅かに上回りました。次に、レベルゲージが基準値上限となるまで LLCを注ぎ込みました(およそ300mlくらい)。
4
LLCの注入の際、勢い余って僅かですがレベルゲージが上限を超えてしまいました(笑)。このような上限値には通常安全率が考慮されている筈なので、タンクからの抜き取りはせずに、LLCの補充完了としました。
5
補充した水とLLCの撹拌とエア抜きを兼ね、車で近所を一廻り、エンジンが少し暖まったところで(リザーバータンクに手を当てて触って居られるくらい。熱いときは危険だと思います。)、リザーバータンクのキャップを開けてみるとキャップの緩み始めにプシュッと内圧が抜ける音がして、…。キャップを開けるとレベルゲージがこんなことに(笑)。
冷却水容量は、8.4L(ネット調べ)とのことなのでエンジンが少し暖まった程度でも膨張した分の冷却水が全てリザーバータンクにしわ寄せされるので こんな状態に成るのですね。(笑)
翌日、エンジンが完全に冷えたところでレベルゲージをもう一度確認しました。
上から4番目の写真の状態でした。補充前は下限値以下の状態だったので、もし空気が冷却水流路に混入していて、エア抜きが上手く作用すれば、レベルゲージが基準値内に収まるのではないかと、淡い期待を抱いていたのですが、そうは成りませんでした。(笑)
暫らくは、冷却水の漏れが無いか注意するつもりです。冷却水が減った原因が自然蒸発であった事を祈るばかりです。
6
冷却水補充(3/9)から2ヶ月ちょっと(5/14)が経ち、冷却水レベルを確認しました。上の写真がその時のものです。
冷却水漏れは、生じている様子はありません。それにも拘わらず、この減り様には、ちょっと驚きました。というのも、前車E46は新車購入から22年間冷却水補充をした記憶も してもらった記憶も無いからです。
E90の場合は、年に一回くらいは補充する心づもりをして置く必要がありそうです。
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