
普段私が錆止めに愛用しているサビキラーです。
錆の上から塗れるという触れ込みの錆転換剤塗料です。
水性速乾で扱いやすく、乾いた後は半マットな感じのシルバーになって見栄えも良いという優れもの。今使ってるやつは2代目です。
商品HP
https://www.ban-zi.jp/sabi_killer/
しかし「錆の上から塗れる」はあまり過信してはいけない。
錆転換して確実に延命してくれますが、やはりどこかでまた錆びます。

2016年に錆を落とさず錆の上からサビキラーを塗ったKLX250ESの荷台です。
結構長期間きれいでしたが7年も経つと錆が出てきましたね。
やはり錆転換してくれると言っても過信せずに、錆転換剤はなるべく錆を落としてから塗って、わずかに残ってるかもしれない錆をやっつけてもらう・・・くらいに考えた方が良いかなと思いました。
もう一つ愛用しているのが亜鉛塗料ローバル赤缶です。

商品HP
https://www.roval.co.jp/products/roval/
亜鉛の犠牲防食で錆を止めるので、錆と塗装をはがしてきれいな鉄の面を出してから塗らなくてはいけません。面倒です。
しかも塗ったあとはつや消しねずみ色で見栄えが良くない。
乾きたての塗膜はちょっともろい感じで頼りない。説明書には「屋外で暴露されると3か月程度で塗膜が硬くなる」とありますが、それまでの間に剥がれたらどうするのかと。
上塗りにも制限があり、基本的に上塗りしてはいけないと書いてあります。。上塗り塗料の溶剤でローバルが溶けるから。でもサビキラー(水性)と水性シャシーブラックはローバルの上に塗っても大丈夫でした。水性だからか?
色々面倒なローバルですが、きちんと使うと錆止め効果は強力ですね。

写真のKLX250ESのハンドルバーは、2016年にワイヤーブラシで錆を落としてローバルを塗って、見栄えが悪いのでサビキラーをさらに上塗りしたところです。
全然錆びない。
ローバル+サビキラー上塗りなので、両方の合わせ技とも言えますが、サビキラーが錆転換したときに出る黒い斑点が出ないので、錆はサビキラー層まで来ていない。つまりローバルが錆を止めています。
どちらを使うにしろ、なるべく錆を落とすのは大事ですね。
今のところ、錆をワイヤーブラシで擦って落として、錆を落としても塗装が残っているようなにじんでるだけ錆だったらサビキラー、錆を落としたら塗装もなくなって鉄の地が出たらローバル、というように使い分けています。
今、床下補強バーの錆補修をしているのですが、錆を落とすとほぼ塗装が残らないような状態でした。それでローバル塗ってたら途中で切らしてしまいました。
ローバル赤缶は塗膜が弱そう(な印象)だったり上塗り禁止だったり面倒なので、
次はエポキシ樹脂入りで上塗り可能なエポローバル黄缶にしようと思いましたが、エポローバルは1㎏缶からしか売ってない!?
商品HP
https://www.roval.co.jp/products/epo_roval/
もうちょいお手軽なエポキシ系亜鉛塗料はないかね?と探して↓これにしました

日新インダストリーのジンクZ96です。
https://www.nissin-industry.jp/zincz96/
エポキシ系で上塗り可能かつローバル赤缶並み96%の亜鉛含有率!
発売元の実験によると、錆の上から塗っても5年間錆が出てないらしい。
https://www.nissin-industry.jp/column/1635993819-375032
ジンクZ96の実力に期待しつつ床下補強バー3本の錆補修をしてます。
ジンクZ96はローバルより手に付いたら落ちない感じだったので期待は高まります。

長持ちしてほしい。
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Posted at
2023/11/26 20:42:02