走行10万キロ弱のアイドルプーリーをバラしてみた件

実は古い方が軽く長時間回り、新しいほうが重く回るのですね。
そう表現すると、そんな事はないでしょうと思われそうですが、一時期流行った「ハンドスピナー」と一緒だなと思いました。

あれは耐久性など無視し、長時間回るようにベアリング部はカラカラなんですね。
逆に言うと、古くなったベアリングはグリスが切れているのですね。
回れば合格ではないのです。

ここのシールをドライバーでこじりました。

見えているグリスも乾燥しており、とても潤滑に作用しているとは思えませんでした。

潤滑が出来ていないので、ベアリング自体もガタが出ていました。
このまま使い続けていると、ガタが大きくなり異音の発生、最悪ベルトの脱落って事になるのでしょうね。

当然そうなる前に交換一択です。
走行距離は10万キロ以下なのですが、もう20年近くなる車なのでそれなりの手入れが必要と思われます。
＊高年式で走行距離が10万キロだとこれほど問題にはならないと思います。

車検時、民間工場なら継続使用確定でしょうが、ディーラーなら交換を促進される状態でしょうか？

＊もちろん民間工場が悪いのでは無く、促進しても了承されない例が多いからだと思います。

＊私は最初から取り替えが前提でしたので、適当にシールを取り外しましたが、シールを綺麗に取り外す事は出来るので、グリスを詰めると再使用も出来ないわけではない状態でしたが、リスクやコストを考えると交換が合理的との判断でした。