コムスでトレーラーを牽引するには、ヒッチメンバーを装備する必要があります。これも、最初のバージョンから何回か作り直しましたが、最終的に今の形に落ち着いています。
製作の指針としては、
①簡単につくれる
②軽量にする
③ホームセンタで入手できる材料を使う(こればっか)
④いろいろと使いまわしができるようにする
では行きましょう。2ステップに分かれます。
ステップ1:リアエンドの延長
コムスは、ラダーフレーム構造をしています。改造するにはうってつけで、これを使わない手はありません(荒川自動車工業に感謝!)。
このリアエンドを60cmのL型アングルで延長します。トレーラーヒッチだけなら60cmも必要ありませんが、長めにしておくと、いろいろ後でいいことがあります。
まず、リアバンパーにアングルが通るだけの切欠きを開けます。ぴったり開けるのが難しければ、ばっさり大穴開けてもOK。
そこから、Lアングルを差し込みます。ラダーフレームにちょうど上からかぶせるようにします。リアボックスと、当たるネジははあらかじめ取り外しておきます。
ちょうどリアボックスを止めている4本のネジが、Lアングルを固定するのにそのまま使えます。Lアングルに現物あわせでM6の穴をあけて(自分と同じ作り方なら、1本につき1個だけ、計2個だけで穴あけは済むはず)、4本のネジでリアボックスとLアングルをしっかりと共止めします。
ステップ2:トレーラーヒッチをつくる
材料は、2x4材で、切ってコの字に組み立てるだけです。2x4材は頑丈なのからスカスカまでピンキリなので、なるべく節が少なく、そりのないものを慎重に選びます(自分は何件かホームセンタを回ります)。木目が細いこともポイントです(重さが量れるなら重いほどいい)。強度を出すため、タイトボンドで接着し、コースレッドでネジ止めします。サイズは現物あわせでいいですが、写真のは528mmX280mmです。
コの字にヒッチボールを取り付けます。ヒッチボールだけはホームセンタで買えないので、通販で入手しました。
選ぶときの注意は、首とネジ部の長さで、短いのがいいです。長いと地面とのクリアランスが取れなくなります。また、ボールの直径は米国規格が2インチ、ヨーロッパ規格が50mmですが、お好みで。
ここまでできたら、木材は水に濡れると弱いので、ガムテープでぐるぐる巻きにして完全防水します。
これをLアングルに、M6のステンレスネジ4本で取り付けます。でっかいワッシャーがついていますが、これがないとグラグラして落ち着きません。
できあがり。
木造が心配な方は、金具で補強するとか、鉄とか、アルミとか、カーボン使うとか、いろいろ工夫するといいと思います。Lアングルも、倍の60サイズとか、角パイプとか、Cチャンとか、いくらでも選択肢はありますのでご自由に。溶接ができる方は溶接もいいでしょう。
しかし自分の場合、発電機を積んだ状態でヒッチ荷重がたったの5Kgですから、これで済ませています。コムスは、床もべニア板という割り切った設計ですから、バランスがとれてていいのではないかと。
余談ですが、トレーラーヒッチを外している場合もあるので、そのときはこのように安全カバーをかけています(気分は機関銃!!)
部品表
ヒッチメンバーオプションパーツ ヒッチボール ボール直径:2インチ 軸径:19ミリ | 1個 |
L形アングル サイズ30 長さ60cm | 2本 |
2x4 SPF材 | 180cmあれば十分 |
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COMS | 日記
Posted at
2021/11/27 07:09:39