第5ステージ
| 日付 | 2021年10月25日(月) |
| スタート | 快活クラブ富岡店 |
| ゴール | 海老名 |
| 距離 | 138Km |
| 高低差(累積) | 820m |
| 特徴 | 254号から、寄居、小川、飯能を経由して、瑞穂で16号へ入る。福生、八王子、橋本を経由して海老名まで。基本的にフラットだが、寄居から瑞穂までちょっとしたアップダウンがあるコース。 |
| ゴール目標 | 日没まで |
| 攻略法 | 第1ステージの逆ルートをたどる。長野と比べれば十分フラットな道だが、平日だし月末の五十日だしで交通量がかなり多いはず。いかに朝晩のラッシュに出会わないように走るかが重要。16号八王子バイパスを通過するのが、最後の関門である。 |
06:30出発
夕方の八王子の渋滞を避けるため、逆算して04:30には出ようと思っていたが、結局起きられたのが06:00だった。快活クラブをチェックアウトして外に出ると、白み始めた東の空が、朝焼けに輝いていた。うん、最終日を飾るにふさわしい、絶好のドライブ日和になりそうだ。
さすがに今日は帰ることができるだろう。快活倶楽部前の254号はまだかすかな下りのため、発電機はかけないまま、コムスは静かに走り出す。残りあと138Km
06:53
しばらくほど走ったところで、発電機オン。運転席から発電機が始動、停止できるといいのだが、なかなか無いのがセル付発電機。
07:30~08:30 早くも休憩
途中、小林交差点で、ひどい朝のラッシュにつかまる。ちょっと早いがコンビニへ。店員さんに尋ねてみると、渋滞はいつものことで1時間ほどで解消するという。先を急いでもしょうがないので、休憩にする。きっちり一時間後に出発。あっという間に群馬を抜け、埼玉県に突入。渋滞をぬけた254号をすいすい走る。残りあと130Km
09:30~11:00 またもや休憩
往路で立ち寄った、ホンダ寄居工場近くのセブンイレブンで2度目の休憩。
何故だか、来るときに立ち寄った同じ場所に、帰りも立ち寄るケースが多い。なんとなく安心できる、ということだろうか。人間にも渡り鳥みたいな習性(帰巣本能?)が残っているのかもしれない。
寄居からまたアップダウンがはじまるが、長野で鍛えたコムスの前ではたいした問題ではない。残りあと89Km
13:00~13:30 ちょっとお仕事
さらに、順調に距離をかせぎ、飯能へ。鍛冶橋近くのガソリンスタンドで3度目の休憩。3L給油。メールをチェックするために、休憩所を借りて30分ほど滞在する。残りあと56Km
14:00~15:45 最後の休憩
瑞穂モールに到着。ちょっと遅い昼食と、本日最後の充電をする。停止中の充電は、なるべく多く押し込みたいところだが、量に比例して時間がかかる。そのバランスを取るのが難しい。特に、一日の後半になると、目的地に着くまでに、どれくらいバッテリーを残して到達するか、考えるようになる。瑞穂では、これを本日最後の充電にして、海老名到着時に残量ゼロぎりぎりの線をねらう。4度目の休憩で、残りあと47Km
東京を中心にコンパスで、30Kmの円を描いたような16号線は、首都圏の大動脈だ。道も広いが、クルマも多い。そこそこペースも速い。おまけに今日は平日、月末、五十日と混雑する条件が揃っている。流れに乗らないと危険なので、コムスにとっては、走りにくい。ペース上げるとバッテリーにはきびしいが、安全には替えられない。ちなみにEVでエコランを優先なら、「アクセル踏んだら負け」である。
ちょっとしたスリルを味わうことになるのが、八王子バイパス。さすがにここの上りはペースに乗れないので(みなさん、法定速度+20Km以上)路肩に寄って、そろそろ走る。あと残り30Km
八王子を抜けると、いよいよ神奈川県に帰ってきた。目についたガソリンスダンドに立ち寄ったが、ここでこの旅で2度目の携行缶給油拒否。その次のスタンドで3L給油できたので、事なきを得たが、給油もいろいろあって大変だ。そしてそろそろ暗くなってきた。
コムスよあれが海老名の灯だ
18号から129号に入り、相模川を渡るころ、海老名の夜の街並みが見え始める。もう大丈夫、コムスよあれが海老名の灯だ。残りあと15Km。
そろそろバッテリーが危なくなってきたので、慎重に走る。もうあまり坂も上れないので、大きく迂回しながら、ゆっくりと進む。いつもの見慣れた風景が、フロントガラスに新鮮に写る。
18:30 着いた!
ぴったり12時間で、自宅に無事に到着。めでたし、めでたし。
こうして、多くの人に驚きと興奮を提供し、一部の人をあきれさせ、身の回りの人をとばっちりの渦に巻き込んだ、「2021年白馬への旅」が終わった。4泊5日、全行程593.5Kmの長旅だった。
あとがき
数回で終わるかと思った「2021年白馬への旅」が思いのほか長く続きました。これも飽きずに読んでくださった方の読者のおかげだと思っています。この旅行記が、ほんの少し誰かのお役に立ったり、誰かの背中を押したりしたとすれば、当事者としては、喜びに堪えません。
おそらく、普通に高速を使えば、海老名から白馬までは約4時間。朝6時に出ればイベント開始の10:30に余裕で白馬に着けたことでしょう。峠を越えるにも、ほんの数センチアクセルを踏むだけで済んだはず。
しかし、旅というものが日常とは違うこと、さらに言えば日常からかけ離れた経験、を求めるのであれば、コムスのような旅こそが、本当の旅ではないでしょうか。
お世話になった方々には、既に「2.謝辞」で触れていますが、改めてお礼します。また、快く家から送り出し、GPSで逐一見守ってくれた家族に感謝します。また、帰投遅延のためご迷惑をかけた、関係者の方々には改めてお詫び申し上げます。
本旅行記はいったんこれで終了します。今後は、まだまだ書き残したことがあるので、番外編として不定期に更新する予定です。
どうもありがとうございました。
第五ステージリザルト
| 走行距離 | 138.2Km |
| 時間 | 12時間00分 |
| 走行時間 | 7時間15分 |
| 停車時間 | 4時間45分 |
| 充電時間(停車中) | 4時間30分 |
| 給油量 | 3+3L |
| 到着後充電量(フル充電まで) | おおよそ5時間(データ不足) |
Posted at 2021/11/15 23:22:27 | |
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