バルブタイミング調整

冷間時のカチカチ音が大きくなったので
何年かぶりにバルブタイミング調整を決意。
とりあえずカウル、イグニッションコイル、
プラグコード等邪魔する補器類を外して作業開始。ついでにプラグ交換もしました。

ブルドッカータゴスの高床プラグキャップ装着してますが、やっぱり1番のプラグホールには水混入の形跡が…プラグが錆びてました。

お約束のカムかじり、エキゾースト側は無傷なんですが吸気側はかじってました。
一応オイルラインのあるヨシムラステージ1のハイカムなんですが…今は廃盤なんですよね。
だから見なかった事にして、このまま作業です。

時計と反対周りに1番4番シリンダーを上死点に合わせてバルブタイミング調整です。

まず現状把握で現在のクリアランスを確認した所、2番シリンダーの排気側だけクリアランスが大きく、他は特に大幅な詰まりも開きも有りませんでした。
マニュアルだと吸気0.13〜0.18　排気0.18〜0.23なので中間の吸気0.15排気0.20に調整していきます。シックネスゲージを抜き差しする時に羊羹の切断を例えられますが漠然としててよくわかりません。測定値に余裕があるので少しキツめに調整しました。

調整が終わりアジャスティングスクリューのロックナットを締め込みますが、マニュアルだとロックナットの規定値が2.5キロなのでトルクレンチで締め込む感覚を覚えてしめこみました。

ヘッドカバーを取り付ける時にカムシャフトホルダーのエンジン側に薄く耐熱液体ガスケットを塗布して装置します。最初にヘッドカバーに液体ガスケットを塗布してプラグホールガスケットが落ちない様にしておくと作業が楽になります。

無事作業が完了し試運転です。
エンジン始動時はちょっと緊張します。
無事エンジンがかかり冷間時のカチカチ音が
消えました。エンジンの暖気が終わるまで
恥ずかしいくらいだったのが無くなりました。