
12月12日の歴史的、奇跡的勝利を目の当たりにした。
過去のF1での栄光の時代はリアルタイムで見ていないけど、何となく知っている程度だった。最近また参戦したようだとネットで知りそれもまた何となく調べたがパワーが無い、壊れると酷い結果にボロクソの言われようだった。
F1には興味はほぼ無かったがホンダには興味がある。初めてホンダに持ったイメージは「変態」みたいな感じで、他社のスポーツカーはターボチャージャー搭載車が一般的なイメージの中、ホンダはVTECとかちょっとよく分からないけどそのターボを使わない技術で意地張って頑張ってる。そんな風に見ていた。
まぁ、僕はそんな変態の車が好きになってホンダに肩入れしているド変態かもしれない。
話は戻って、F1に戻ったホンダの耐久性やパワーがレースで使い物になるようになるまでは周りの評価は当然酷いもので辛いものがある。
しかしながら結果が結果だけにトラブルで車をチェッカーまで運べないのならば順位も付かない。そりゃ悔しい。
そのトラブルを幾度も経験しなければ技術的に先に参戦して戦っているライバル達に追いつく筈もない。そりゃポンと出来た物がガツンと速くて壊れなければこの上ないけども、無い技術や知識は無い。必要な時間と経験だったと思う。
ただ、良くここまで来てくれたと思い嬉しくて堪らない。
きっと改善してくれると信じていたけど、トップを争うチームと契約に漕ぎ着けるパワーと信頼性まで上げて来た事、そして今シーズンの栄冠獲得に貢献出来た事。F1最後のシーズン、最後のグランプリ。
王者ハミルトンのペースについて行けない時点でフェルスタッペンと車だけでは勝てないのは覚悟していたけど、レースはチェッカーまで分からない。その希望は絶対有ると信じて観戦していたし、希望が絶たれる瞬間が来る事も覚悟していた。そこまでレース観戦に熱心じゃなくても何度か番狂わせは見た事もあったし。野球もゲームセットまで分からないものだし。
まぁ、奇跡は有りました。
それは幾つかの偶然も有った、チームメイトの懸命なアシストも有った、チームの仕事、変わりゆくシーンに対して策もハマった。勿論、ドライバーもベストを尽くした。そのバトルのパフォーマンスに耐えるエンジンも良く頑張った。ボロクソ言われたホンダが、技術者がやって見せた。見えない仕事だけどHONDAを背負った人達がその舞台を支えてくれたのが最高に興奮する。
それがこのドラマの大きさと写真に残ったんだと思う。ありがとう!
Posted at 2021/12/15 23:26:14 | |
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