KTC / 京都機械工具 6.3sq.ショートラチェットハンドル BR2S  

ケテシのショート1/4“(6.35)sqラチェット。

もはや誰も呼んでいない「21世紀バージョンツール」のやつです。

かわいい見た目が気に入って買ったは良いけど、
使用感がイマイチ気に入らず、他にもいっぱいラチェット持ってたのもあり、使い道を見出せず10年くらい使っていませんでしたが、
ちょっと思うところあって昨年の5月ごろから会社に持って行き実戦投入したところ、思いのほか使い心地よくて活躍の場が増えたラチェットハンドルです。

まず分解してベルハンマー注油し、TONEのコンパクトタイプのクイックアダプターQA-02Sと組み合わせたところコレが相性抜群！

クイックリリースのソケット交換のめんどくささも、
TONEのクイックアダプターを間に入れることで

「ソケットはボタン押さなくても外れるけど、クイックアダプターは外れない」

というメリットが生まれ、

更に空転トルクの重さなども全く気にならなくなりました。

小指がかからない長さなのでM5とかM6の非ハイテン、強度区分でいうと4.8のなまくらボルトでオーバートルクにならない使いやすさがありました。

とはいえ、六角孔付ボルト(キャップスクリュー)や、M8、M10の仮締めくらいまではポケットのこいつらだけで完結したい・・・

というわけで細いパイプで延長するようパイプも小袋に持ち歩いてみましたが、元のラチェットが短いので重量バランスが悪くパイプが抜けるとラチェットがすぐ落下するし何より使いづらい。

というわけでP-9のOリングをたくさん用意し、グリップにはめてゴムグリップ化してみました。

こうすることでパイプがキツキツで延長でき、本弛め本締め対応になります。(本当か？)

短いまま使う時もこのOリングゴムグリップは滑り止めになっていい感じ。

今どき36ギヤですが、強度は無駄にあってギヤ飛びの心配は要りませんね。


唯一ドライブ角が心配なくらいですが、パイプ延長で50Nmくらいまでなら全く平気ですww

ちなみに1/4(しぶんのいち、しぶいち、ようは2分)のソケットでは通常14mm程度までですが、

ミトロイ(水戸工機)なら17mmの1/4ソケットが手に入ります。

7、8、10、13mmは高儀のGISUKEブランドのソケットですが、17mmだけMITOLOYです。

1/4HEXのビットホルダーソケットはSK11、

ヘキサゴンビットは、6mmまではナフコの台湾製。

8、10mmはベツセルの剛鍛ヘックスのインパクトドライバー用のをカットしたものです。

エクステンションバーは50mmがトネ、75mmがトラスコ中山、
スピンナハンドルがモノタロウブランドです(確か)

私の働いてる会社では例えば六角ボルトだとレンチの二面幅サイズ300mmオーバーとかの化け物みたいなボルトを相手にすることもある巨大な設備が多いのですが、

カバーのボルトなど時々出てくる小さいサイズのボルトにポケットの工具で対応できるように小袋に入れてズボンのポッケに入れて持ち歩くようにしました。

385mmの打撃メガネとか、ドライブ角(差込角)90mmのクソデカいソケットとかもありますよ。

30mm(M20)とか1面に出てくる最初の敵くらいで、55mm(M36)とかでようやく1面の中ボスくらいのイメージです。

ラスボスはネジの太さ直径1メートル以上とかにクレーンにぶら下げた鉄の塊(胴突きハンマー)を20人がかりでセーので体当たりとか、油圧とかそんなんです。

それでもやっぱりM4とかM5とかM6とか相手にすることもあるのでこういうのポケットに入れとくと便利だったりします。

質感や手触りもよく、36ギヤのラチェッティングも好みで、暇な時はカリカリと手遊びのお供になってます。w

約一年間、こんな感じで使って、出番はそこまで多くないけど、小トルク小サイズの場面でかなり役立ってます。

買った後の印象は最悪だったけど、使ってみたらしっかり使えてフィーリングもとても良く、すごく気に入ってしまった工具です。