IWISS IWS-0520B ラチェット式 ギボシ端子 精密同時圧着ペンチ MultiCrimper圧着シリーズ 0.5-2.0mm2対応
圧着工具の支那大陸メーカー IWISS(アイウィス)からエーモン製ギボシに対応したラチェット式2カ所同時圧着工具のHS-0520Bのモデルチェンジ版?
IWS-0520Bが発売されてたのでまた騙されてみましたw
0.5sq、0.75sq、1.5sq(1.25sqはここ)、2.0sqのダイスがあり、エーモンのギボシにも対応しています。
同じオープンバレル端子でも、
ファストン端子用とかエーモン以外のギボシと、エーモンのギボシは何が違うかって、一番はその厚みからくる圧着の硬さでしょうか?
IWISSのラチェットクリンパーでもオープンバレル端子用は幾つも出ていますが、
エーモンのギボシをよく買う方はエーモンに対応していると謳っているものにした方が良いですよ。
例えばアイウィスだとこのIWS-0520Bのほか、HS-0520B、HS-03BE、IWS-03BEなどです。
例えば平型のファストン端子を圧着できると謳っているSN-48BEなどはエーモンギボシ対応を謳っていませんが、
それは圧着を完了するのにとても力がいるからです。
SNシリーズはシングルハンドを謳っていますが、
握力に自信のない方は、エーモンギボシはまず片手では握れないと思ってください。
両手でも握力40くらいはないと厳しいのではないでしょうか?
さてIWS-0520B、
HS-0520Bからの進化点は、
30%軽く握れる様になったとのこと。
レバー比というか、ハンドル自体も長くなってるしグリップもエラストマー樹脂になって手に優しく滑りにくくなっているしで良い変更だと思います。
ダイスもHS-0520BはESD加工で上級グレード扱いだったと思いますが、
IWS-0520Bになりダイスがドイツ製の更に高精度なものとなり、
ダイス交換もワンタッチ着せ替え方式になりました。
ダイス両面にサイズ表記なども印字されましたのでこれは大幅に使い勝手の良くなるアップデートですね。
ダイス取り付け部はワンタッチになったことで少しガタが出た気がします。
今までのボルト固定式はガッチリ固定されてましたから、比較するとよくわかります。
しかしその少しのガタによってうまくセンタリングされることで綺麗にかしめられる構造なのかもしれません。
いずれにしても、それなりに綺麗に抜けない圧着が出来ていますので問題にはならないのでしょう。
ダイス交換の利便性が上がりましたが、肝心の交換用ダイス(絶縁被覆付圧着端子用とか裸圧着端子用とかいろいろ)が、現在品切れで入手できない状況です。
これから改善が期待されます。
そしてクリンプハイトの調整ダイヤル。
これは長年使って圧着が甘くなってきた時の為に、圧着をキツく調整できる機能ですが、1〜4までの表示と、ダイヤルの調整方法も変わりました。
IWISSは精度はともかく値段で選ぶメーカーだと思っていましたが、
この短期間でこれだけのアップデートをしてくるのですからなかなか侮れません。
国内メーカーにもまだまだ頑張って欲しいです。
肝心の圧着ですが、エーモンギボシをきちんと圧着できています。
ただ狭い場所での取り回しは最悪ですよねやっぱり。
そしてギボシを仮セットしてから配線を差し込む時に中の様子が良く見えないのでどこまで配線を差し込んで良いか非常にわかりにくいです。
これは大きな弱点で、結局は所謂 普通の電工ペンチでかしめた方が作業性がよく仕事が捗ります。
あとはエーモン商品でよくあるギボシのY型分岐。
これをDIYで製作するにはスプライス端子で分岐して作ったりすると思いますが、
エーモンのY型分岐と同じ様に配線2本を1つのギボシに差し込んで電工ペンチで圧着して作ろうとすると、
配線が縦に重ならず、被覆側バレルの爪が被覆の中央ではなく、
横に並んだ二本の配線の間に入り込んでしまい、
結果被覆に爪を食い込ませることが出来ず、抜けやすいものになってしまいます。
だからメーカーは2本を1つのギボシに差し込んで圧着することは推奨していないのですが、
このラチェット式同時圧着工具なら、縦に二本綺麗に重なったまま圧着できちゃったりします。
(但しアイウィスは出来るとは言ってない)
これはなかなか素晴らしい。
無きゃ困る様なもんでもないし、特別使いやすいというわけでもないんですが、
普通の電工ペンチと合わせて持っておくと楽しい圧着作業ができるかも?
ですw
-
左: HS-0520B
右: IWS-0520B
もはや別物と言えるほどの進化
-
開きが大きくなりその分軽く握れる様になってますが形状に工夫が見られ、手は届きやすくなってます。
-
全開時でこれだけグリップ開きが違います。ラチェット機構の緊急用クイックリリースレバーも変更されてます
-
裏にもサイズ表記あり。
手がかかってます。
-
HS-0520Bはマッキーでサイズ書いてました。
-
ドイツ製ダイスになりましたが、本体もラチェット機構の出来が良くなってきています
-
ダイス表面の仕上げもこれだけ差があります。HS-0520Bのダイスも悪くなかったのですが・・・
-
オープンバレル端子用であることのレーザー刻印も。
-
ワンタッチ着せ替え方式にする為にこれだけ複雑な形状になりました。
-
ダイスはスクリューレスで、スライドさせるだけで脱着できます。適度な節度感で脱着も用意。
-
グリップの質感も上がりました。
-
オープンバレル圧着工具群の中の一軍メンバーに加えました。一軍がいるってことは二軍もありますw
-
IWISSのオープンバレル用はこれだけ。オープンバレル端子以外の圧着工具にも一軍二軍がありますw
-
被覆バレルが少し重なってしまいましたが抜ける気配は無し。
購入価格 | 3,880 円 |
---|
入手ルート | ネットショッピング(Amazon) |
関連コンテンツ
おすすめアイテム
[PR]Yahoo!オークション
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連レビューピックアップ
関連リンク