ブレーキパッド&ディスクローター交換

バックする時タイヤの辺りからキーキー音が出るというので、先週サマータイヤに履き替える時に点検したらブレーキパッドの摩耗が原因でした
職場ならリフトアップするのですが、月極の砂利駐なのでパンタジャッキ使って片方ずつやります
万一ジャッキ倒れた時のためにタイヤを車体下に入れておきます
場所はこんな場所ですけどちゃんと整備士資格持ってますのでご安心ください

作業前にブレーキフルードの量を点検します
この段階でアッパーレベルまで入ってると、キャリパーのピストンを押し戻した時ほぼブレーキフルードが溢れます
ま、このくらいなら大丈夫でしょう

上下のキャリパー固定ボルト（頭が14mm）を緩めます
工具はメガネレンチやボックスレンチを使用します
間違ってもオープンエンドのスパナやモンキーレンチなんか使っちゃダメです
新米のメカニックやあまり普段工具を使わない人は、工具の選択を見ればわかります

キャリパー外したら、内側のパッドの減りが中々いい感じに減ってツメ（センサー？）がディスクに当たってキーキー音を出してました

画像ありませんけどキャリパーベースを固定している頭が17mmのボルトを外してベースを外します

ディスクローターがハブにガッチリ錆びついているので、でかいハンマー（力技）で行っちゃおうかと思いましたけどネジ箱からサイズの合うテキトーなネジを持ってきてディスクを外しました

新品は防錆油が塗布してあるそうなので、パーツ（ブレーキ）クリーナで良く脱脂します

ディスクの厚さを測れるものが無いので明日職場で測定してみます
摩耗限度は14.5mm
多分オーバーしてるでしょう

新品のパッドですシムもブレーキグリスもついててとても親切
今回キーキー音出してたツメ（センサー？）の位置に気をつけて組み付けます
摺動部にグリスを適量塗布します

こんな説明書つけてくれてとても親切
ま、今時は分解前にスマホで写真撮っておけば元通りに組むだけですけどね

例のツメ（センサー）がガイドの正しい位置に入るように気を付けて組み付けます

外したボルトを全て規定トルクで締付け最終チェック後に、ブレーキペダルを数回踏んでキャリパーからマスターシリンダー側に戻ったブレーキフルードを、キャリパーに送ってしっかりと踏みごたえがある事を確認します（これ超重要ポイントで、新人メカニックだった時にこれを忘れてリフトから車をバックで出した時に、ブレーキペダルがスコーンと奥まで入ってしまってパニックになった事があります。咄嗟にブレーキペダルをガツガツ踏んだので無事止まりましたけど）

試運転から戻ってホイールの増締めして完了
ホイールの隙間から見えるディスクが「新品！」って主張してます
各ネジの規定締付けトルクは便利なサイトがあったのでリンク貼っておきました

ディスクローターの厚さ（摩耗度合い）を測る特殊なノギスです
普通のノギスだと摩耗してないディスクの縁が邪魔で測れないんです

測ってみたら摩耗限度14.5mmのところ測定値15.4mmで摩耗限度まではまだ少しありました
ま、内側の摩耗だけが進んでたし何より偏摩耗してたうえに値段も安かったのでOKでしょう