
備忘録として意味合で文書化してみましたので、興味の無い方は全く興味がないブログです
内容は、ほぼ
「眠っていたRaspberry Piが“航空情報局”に!Flightradar24有料プランを無料で楽しむ裏ワザ」のパクリです
まず、何のためにこんなことをしたのかと言うと、Flightradar24という飛行機がどこを飛んでいるのを調べるアプリ(ホームページ)があり、今まで無料プランで使っていたのですが、有料会員になると常時表示されるバナー広告が消えたり、3Dビュー機能が無制限で使えたり、色々な保存件数が増えたりします、しかし一番高額な有料会費は$499.99/年なんです、ざっくり78,500円/年です
Flightradar24では飛行機の情報を、大量の地点から収集しそれがサイトの結果として表示されます、この情報収集地点では、電波(1090Mhz)を受信して、受信データをインタネット経由でFlightradar24に集約しています
この情報収集地点に必要な受信機等(電波受信機やアンテナ)は、Flightradar24側から無償提供しており、受信機等を設置してインターネットに常時接続すれば、一番高額な有料会員としての資格を得られるのですが、受信機本体やアンテナが本格的なので、設置工事が必要そうな感じです
ただ、自分で費用負担してRaspberry PiとUSBドングル(受信装置)とアンテナを用意して、受信データをインタネット経由でFlightradar24に送れば、一番高額な有料会費の資格を得られるです
その、受信機等を作ってみました
新規に買ったもの
①Raspberry Pi Zero 2W
アマゾンで3800円
②Raspberry Piのケース
タイのLazadaで300円くらい
③電源用USBケーブル・USBハブ(USB変換?)
Raspberry Pi Zero 2W本体の電源端子とUSB端子がmicroUSBなのでそこに注意して、タイのLazadaで500円くらい
④USBドングル
安いものはアンテナ一体型なのでアンテナ込みですが、受信感度は問題ないみたいです、復調用ICはRTL2832Uは入手に問題ないのですが、チューナー用のICはR820T or R820T2 or R828D(or R860もOK?)である必要があります、販売サイトで820T2との記載があったので購入したのですがチューナーICがFC0012でしたので買いなおしました(FC0013もダメらしい)、タイのLazadaで2,300円くらい
手元にあったので流用したもの
⑤16GBのmicroSDHCカード
以前ヨドバシで購入1000円くらい
⑥電源用USBチャージャー
FireTV用の物を流用
これ以外に作業に必要なものはwifiでインターネットにつながるPCとカードリーター、ドライバーくらいです
ねじを使うのはRaspberry Piのケースの取付だけで、組み上げるのはケーブルを刺していくだけです
PCの作業でmicroSDHCに「ADS-B Feeder」を書き込みますが、書き込みソフトはRaspberry Pi純正?の
Raspberry Pi Imagerでの作業となります
Raspberry Pi Imagerを起動すると機器の選択画面になるの[Raspberry Pi Zero 2W]を選択し[次へ]
OSの選択画面になるので[Other specific-purpus OS]を選択し[次へ]
[ADS-B Feeder Image]を選択し[次へ]
[ADS-B Feeder Image V3.0.6]を選択し[次へ]
書込むmicroSDHCを選択し[次へ]
ホスト名の入力画面になるので、適切なホスト名を命名して[次へ]
(写真のホスト名は hoge にしました)
タイムソーン選択画面になるので、使う場所の首都とタイムゾーンを選択
キーボードレイアウトも選択して[次へ]
(あとで、raspberry piのweb画面に入力するのでそのために必要な項目?)
ユーザー名とパスワードの入力画面になるので、ユーザー名を命名して[次へ]
(これはssh接続のため? 写真のユーザ名は hoge にしました)
Wifiの選択画面になるので、SSIDとパスワードを入力して[次へ]
(写真のSSIDは携帯のテザリング用[Redmi Note 9S]にしました、Wi-Fiのセキュリティ規格WPA2で接続可能なSSIDである必要あり、これは入力しなくても後で何とかできるが、先に入れておいた方がよさそう)※1
SSH接続の可否と認証方式を入力して[次へ]
書込み確認画面で[次へ]
「SDカードの中身が消えちゃうよイイの?」的な確認画面が出てきます、しばらく待たないと「理解した、消して書いて良し」的なボタンにならないので焦らない
書込みが完了したら、Raspberry Piに差し込み、Raspberry Piに電源を刺し起動させます、起動直後はアップデートとかしてそうな感じだったので、1時間ほど放置
α:その後、PCのwifiを同じSSID(アクセスポイント)に接続(上記の場合[Redmi Note 9S])
接続後PCのブラウザのURLに「http://adsb-feeder.local/」を入力すると、セットアップ画面になる
Station Nameは適当に命名すればよいが、Latitude・Longitude・Altitudeが分からないので、画面上部右の方の[location and elevation finder tool]を開く(できたら右クリック→新しいタブ)
FreeMapToolsのページの地図上にピンを落とすと下部にElevation・latitude・longitudeが表示されるので、これを入力
この写真の場合だと
Latitude:19.96868
Longitude:99.85875
Altitude:397m(最後に[m]を付ける)
Timezoneは合っていればいじる必要はないが、違っていたら[UPDATE TIMEZONE]
ADS-Bにチェック(✓ ADS-B)
最後に[SUBMIT]
こんな画面になって
こんな画面になるが、しばらく放置(1時間)
まだこの時点では、PCのwifiを同じSSID(アクセスポイント)に接続中です
最後にData Sharingの設定
前提としてFightradar24とFlightAwareの会員資格は無料会員であることの確認をする、両サイトともログイン後
Fightradar24:ProfileのSUBSCRIPTION PLANがFree
FlightAware:マイアカウントのメンバーランクがベーシックユーザー
PCのブラウザのURLに「http://adsb-feeder.local/」を入力する
トップページの右上の[Data Sharing]
Fightradar24 のData Sharingの設定
写真ではFlightAwareにもチェックやメールアドレスもありますが、FlightAware側のチェックは無いものとします
MLATのチェックはしない
INDIVIDUALにラジオボタン
Fightradar24にチェック
Fightradar24の登録メールアドレスを記入
この状態で[REQUEST KEY]
しばらく待つと、メールアドレスを入れた欄にキーコードが反映される、まだこの時点はFightradar24側は有料会員扱いではない(1日後に有料会員化?)

FlightAware のData Sharingの設定
PCのブラウザのURLに「http://adsb-feeder.local/」を入力する
トップページの右上の[Data Sharing]
写真ではFightradar24にチェック、キー欄にはキーコードが入る、さらに MLATのチェック入っていない、INDIVIDUALにラジオボタン済みの状態で
FlightAwareにチェック
FlightAwareの登録メールアドレスを記入
この状態で[REQUEST KEY]
しばらく待つと、メールアドレスを入れた欄にキーコードが反映される
「http://adsb-feeder.local/」に戻り、FlightAwareのEnabled/Data/MLATの次のStatusをクリックするとFlightAware専用PiAwareの画面に推移するので、[Claim this feeder to associate it with your FlightAware account.]
ココまでできていればFlightAwareは法人の購読者(有料会員)になっている
※1:microSDHC書込み前にSSIDを入れなかった場合は、PCやスマホのwifiはSSID「adsb.im-feeder」アクセスポイントに接続させる、接続したスマホやPCに表示されるWIFI Setup画面で今後接続するSSID(アクセスポイント)の設定ができるが、再起動がかかるみたいで結構待たされます、うまくできたら、PC側のwifi一覧から「adsb.im-feeder」が無くなります
その後はαに続きます