スコーカー、マルチアンプの難しさ、独断と勝手な解釈
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
よく3wayシステムは難しいという言葉を耳にする。何が難しいのか良く分からなかった。
私の場合、擬似3wayシステムで、スコーカーから威勢良く飛び出してくる音、それはそれで良かった。しかし、メインアンプを替え、スピーカーを替えると、なんかアラ(音が粗い)が目立ってきた。
試しに、スコーカーを外してみました。そしたら、音がすんなり体に入り込むようになりました。
どこかで聞いたことがあるけど、オーディオシステムの理想は1アンプ、フルレンジ1発、だそうです。とは言っても、ひとつのスピーカー(振動板)で上から下まで鳴らすのには物理的に限界(例えば、高い音が低い音に干渉されるなど?)がある。そこで、パッシブネットワークを使った2wayというのが出現してきたのでしょう。
2wayと3wayを比較して、単純に考えると3wayの方が優っているように思われがちであるが、実は私もそう思っていた。しかしそうではなく、1アンプ、フルレンジ1発を基本とすると、音質的には2wayの方が有利であるといえる。なぜか、それは、それぞれの切れ目(クロスポイント周波数)において位相差が出てくるためと思われる。音量の調整はできるとしても、位相をきれいに合わせることは、多分できないのでしょう。だから、このような切れ目(クロスポイント)の数はなるべく少ない方がいい、そういう意味で2wayシステムの方が有利ということになる。
次に、低音を強化するためにサブウーファ、高音を強化するためにスーパーツィターを付けることがあるが、これも同じような考えで、位相差による音質低下を覚悟しなければならない。
また必然的にマルチアンプ構成となるので、基本、位相を合わせるのが困難となる。
つまり、今更ながらなのですが、サブウーファ、スーパーツィターはいわば裏方で仕事をさせ、目立ってはいけないということですね。目立つと、メインの音を濁す結果となるので要注意です。
では、位相がずれるということはどういうことなのか、それはちょっと表現が難しいですが、音が粗い、音が体にスムースに入ってこない(体の前で止まる)、中高音がうるさく感じ全体としてボリュームが上げられない、その結果として中低音が響きわたらないということですかね。
ということで、私的には、折角一生懸命作り上げてきたスコーカーを外すことになりました。
現在、スッキリとした、体を突き抜けるような、いい音が響きわたっています(笑
追記:位相を合わせることの難しさ。
例えば、電源交流の単一サイクル(50Hz)ならばそれほど難しくはないのであると思うが、オーディオの場合20~20000Hzの全てに対して位相を合わせなければならない。たぶんこれが相当困難なのだと思う。
そもそも電子機器、それを構成するすべての素子、回路に周波数特性というのがあり、すべての周波数に対してリニア(直線的)に増幅、減衰させるということが、重要課題なのであろう。
写真:正面視界もスッキリ。
〆
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