MINIにBMW車両のHiFiアンプをretrofit

MINIのHiFi仕様は「HiFi system HARMAN KARDON」のみですが、なかなか中古品が見つからないのでBMW用のHiFiアンプを搭載してみました。
まずは搭載場所確認から。
左リアタイヤハウスの裏になります。
MINIはASDが標準？
幸いに、ヘッドユニットからの音声信号と各スピーカーへのケーブルはここにあります。
追加で必要な配線は、左右ウーファーとコンソールセンタースピーカー用の3組と、グローブボックス裏のヒューズボックスからの電源（と、助手席足元のアースターミナルからのGND）。

アンプ制御のためのCAN信号は、ここに終端抵抗がありますので、その端子から。
K-CAN-Hが8ピン、Lが21ピン。

ASDのコネクタからスピーカーへの配線を抜き、搭載するアンプ用のコネクタへ移植。
もちろんASDからアンプへの音声信号のケーブルも追加。

純正ブラケットで固定します。

さて車両へのコーディングの肝？ですが…
まずヒューズボックスのアンプ用に追加したリレーを駆動させるため、FEMを「HiFi system HARMAN KARDON」のVOデコーディング。これで電源が供給されます。

次にヘッドユニットですが…
最初に書いた通りMINIには単なるHiFiというオプションがありません。
なので、こちらも最初に「HiFi system HARMAN KARDON」のVOでコーディングします。
そのあと、CAFDの「HiFi system HARMAN KARDON」で設定されている値を「HiFi」に変更します。

これで全てのスピーカーから出力されるようになりました。
追加したコンソールセンターからも音が出ています。

最初に書き忘れましたが車両に搭載した状態でアンプのフラッシュをすると面倒（MINIにはHiFiアンプのオプションが無い）なので、机上でF30のFAを修正（VINをMINIのものに変更）しフラッシュしています。