
この時の設定はハイエースのフロントサスペンションをコイルスプリングに置き換えた場合です。
もとよりハイエースのフロントサスは上下ストッパーによりストローク制限をしていますので、ショックアブソーバーはプリロードに何ら影響は有りません。
“ロアシートだけが回る車高調はプリロードを調整する機能は付いていませんが…“に続き”全長調整式、フルタップ車高調…“と続きその後シェルケースが車高調整機能でロアシートがプリロード調整機能です。
プリロードの定義は、スプリング組み込みの自由長に対するセット長、その量であり、フルタップであろうとネジ式車高調であろうと、スプリングに対して行う調整は何方も同じです。
このコメントだとネジ式車高調ではプリロードが発生せず、フルタップ式だとプリロードが発生するとなっています。
フルタップ式車高調で全長を調整して、全長固定のままスプリングシートで調整を繰り返しネジ式車高調として運用するとその間はプリロードが変化せず、全長を調整した瞬間にプリロードが変化するなどという様な事はありません。
トーションバーでもそうです。アンカーアーム側で調整してもプリロードが変化せず、所謂リバウンドストッパーを調整した瞬間にプリロードが変化すると言う様な馬鹿な事は起こりません。
“ハイエースに例えるとトーションバーボルトがシェルケースでリバウンドストッパーがロアシートという解釈の方が近いですね” と有りますが、そのリバウンドストッパーは伸び側ストローク制限なので、ショックアブソーバーの伸び側ストロークエンドですね。
まだまだ突っ込みどころが有るネタがありますので、紹介していきます。
Posted at 2024/06/01 08:33:25 | |
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