2012年11月11日
東日本のγ線空間線量図を入手したので掲載します。
この資料はネット上で広くは普及していません。削除されている?のかもしれませんし、いい加減な資料なのかもしれません。見た方がご自身で判断されるべき資料かと思います。余談ですが、放射線にはα線、β線、γ線があります。注意しなければならないのは、セシウム134・137のγ線による外部被曝と、セシウム・ストロンチウムのα線・β線による内部被曝です。ですからこの資料は外部被曝のリスクについて目安になると思います。
チェルノブイリにおける避難基準空間線量は次の通りです。
5.362μSv/h~ :強制避難ゾーン
2.011~5.362μSv/h:強制(義務的)移住ゾーン
0.670~2.011μSv/h:希望すれば移住が認められるゾーン
0.134~0.670μSv/h:放射能管理が必要なゾーン
チェルノブイリの基準をそっくりそのまま日本に適用したとすると、福島県のほぼ全域は強制移住ゾーンとなり、首都圏の大部分は移住認可ゾーンになります。
11月7日、東電は除染費用が増大していることを理由に、国に対して追加支援要請を発表しました。中期計画では5兆円だった費用をいとも簡単に10兆円に積み増しました。私に言わせると「群がるシロアリにお金をバラ撒くだけ」で全額無駄金になります。放射能漏出を止められていない状態で除染とはどういうことでしょうか?意味がわかりません。また繰り返しになりますが、拡散された放射線核種の除染は不可能であり、汚染された土地は封印するしか有効な手段はないはずです。
【やるべき事】
①まずは住民を安全な場所へ疎開(移住)させよ!
②無駄な除染はやめよ!
③放射能汚染エリアからの食物調達は禁止せよ!
④なんとしても放射能汚染を止めよ!
①には数兆円必要でしょうが、②への無駄金をやめれば問題なく実現可能でしょう。それと③、④には100兆円、あと海洋汚染による国家賠償は350兆円と言われています。東電で対応できるレベルをはるかに超えていると思います。
Posted at 2012/11/11 11:34:13 | |
トラックバック(0) |
明日の視点 | 日記
2012年11月03日
事故後26年を経過したチェルノブイリでは大規模除染を断念している。お金と技術がないから断念したのではない。事故の4年後から本格的な除染活動(学校や住宅の屋根張替え、敷地の土壌を入替え、道路の再舗装、、、等など)を行い、莫大な手間とお金を費やしたのだが、ほとんど効果があがらなかったためだ。
地形条件の厳しい福島では除染は到底できないと思う。一部分の除染をしたところで、広大な山林はどうするのだ。山林に降り積もった放射線核種は風で舞い上がり、再び降り注ぐであろうし、雨が降れば流れ出してくるのだから。
到底不可能に思える除染を何故するのか?
原子力行政にかかわる者達が責任から逃れるための時間稼ぎではないだろうか。100%敗戦がわかっていながら、国民に「竹槍訓練」を強要した旧日本軍と同じロジックであると「院長の独り言」で紹介されている。全くその通りだ。
もうひとつの深刻な問題は地下水汚染。
すでに南相馬などの井戸水から放射能汚染が確認されている。メルトアウトした核燃料が原因なので、恐ろしい事にこれから数年?もしからした数十年、地下水汚染は広がり続ける。地下水を吸いあげる植物や農作物は全てがアウトになるのだろう。深刻な地下水汚染は始まったばかりなので、表沙汰になって大問題になるにはまだ少々の時間があると言えよう。
本当にしなけばならない事は
・福島第一原発を巨大な石棺で覆い、漏れ続けている放射能を封じ込める。
この作業は巨費を投じる必要があり、東電が何回倒産してもできない。
国家で対応するべき事業だ。
・正しい線量を公表し、高線量地域は立入禁止して封印。
・高線量地域の住民は全て疎開。これも東電が何回倒産しても補償できる
レベルではないので国家が補償すべきだ。
・放射能汚染ガレキは高線量(立入禁止)地域に搬入して封印。
米畜生のB29が来た!竹槍で突け~!
そんな事はできる訳がない。歴史が証明するようにイデオロギーの暴走の先には「破滅」しかない。「がんばろう!日本」を謳い文句に、出来るわけがない「除染」。本当に危険なイデオロギーが今流されている。
Posted at 2012/11/03 17:24:54 | |
トラックバック(0) |
明日の視点 | 日記
2012年11月02日
きっかけは、京都大学原子炉実験所「小出 裕章」助教のこの動画を見たから。
このままでは取り返しがつかない事にならないかとても心配です。
あとマスメディア。海外と国内でで報じられている内容が違いするぎる。報道規制でもあるのでしょうか?原子力の闇を感じます。
Posted at 2012/11/02 19:38:10 | |
トラックバック(0) |
明日の視点 | 日記
2012年10月28日
写真は福島原発(左が4号機で右が3号機)。震災直後、プルサーマル運転中の3号機が危険な状態になったために「各国政府が慌てて自国民を退避させようとした」訳。結局その3号機は核爆発により自壊。4号機と壊れ方が全く異なるのは爆発の種類が違うためです。さて3号機の話はここまでにして、4号機の闇(謎)について触れていきます。
震災当時、公式発表では4号機には燃料棒が入っていないことになっていたが・・・実は入っていた。その燃料棒に関する発表も実に怪しいものであった。当初は783本と発表し、その後1331本に訂正。そして更に1535本に訂正と二転三転。なぜ東電は正しい数値を最初から発表できなかったのか?また高線量で危険な復旧現場であるにもかかわらず、わざわざ目隠しカバーを付けたのはなぜか?原子炉内の燃料棒が存在していると大変に困るからなのです。
そもそも定期点検中の4号機原子炉になぜ核燃料が入っていたのか?
色んな憶測が飛び交っている中、「兵器用プルトニウム生産説」と「違法運転説」の2説が代表的。私的には兵器用プルトニウム説が現実味があると思います。その根拠は「格納容器と圧力容器の蓋が外されていた」という事実があるからです。これは発電以外の目的で原子炉を稼動させていたことに他ならないでしょう。
ではどうして兵器用プルトニウムが必要なのか?
核兵器を「常に有効武器として維持するには新しいプルトニウムへの定期的交換が必要」なのだ。簡単に言うと乾電池みたいな物です。良質な兵器用プルトニウムを生成できる技術を持っている国家は数えるほどしかないのでした。ここまで説明すると「兵器用プルトニウムを生産する」理由が見えてくると思います。
4号機だけでもきっちりと説明できない闇があり危険な匂いが漂う。福島原発に関する公的な発表を信じられるかどうかは個人差があるでしょうが、私は核心的な事象については全く信じていません。福島原発は人類史上最大かつ最悪の災害であることに間違いないでしょう。この事実を隠秘し続け『頑張ろう日本』『福島復興プロジェクト』などイデオロギーに訴えている政府。この国の行く末が非常に危険です。
Posted at 2012/10/28 10:51:15 | |
トラックバック(0) |
明日の視点 | 日記
2012年10月20日
福島原発の放射能はずっと漏れ続けている。一方、高速増殖炉「もんじゅ」がそうだったように、原子力村では出来る見込みが立たない課題は「30~40年先に」と定義する。あろうことか福島の廃炉計画も「30~40年」です!実際は見込みが立っていないということです。一方、政府からは放射能による海洋汚染に関する公表がほとんどありません。海洋汚染の深刻さが尋常でないことを想像してしまうのは私だけでしょうか。
下記のリンクはドイツ・キールの海洋研究所、GEOMARが2012年7月6日に発表した福島第一原子力発電所の事故によるセシウム137の太平洋への拡散の長期シミュレーションです。見てください。
太平洋放射能汚染10年間シミュレーション
放射能汚染・・・・もう悲劇です。太平洋のお魚は食べれなくなるでしょうね。
福島の農産物を見ても、政府発の「風評被害」というある種イデオロギー的な虚言で、放射能汚染の責任を有耶無耶にしようとしていますが・・・これは100%嘘。いずれ事実がわかる日が来ます。自分の家族は自分で守るしかありません。
Posted at 2012/10/20 17:47:19 | |
トラックバック(0) |
明日の視点 | 日記