2014年05月27日
我が家の子育ては「何でも経験させる。何でも挑戦させる。」でした。ミニバン車中泊で様々な場所を訪れたのは、その想いからだったのでした。中学に進学して地理や歴史を勉強することになった時、実際にその地を訪れた事のある子供と、そうでない子供では、理解の深さが全然違ってくるはずです。これは理科でも全く同じで、化石を掘ったり、植物を観察したり、昆虫を育てたり、天体を観測したり・・・・そのような経験の有無は、理解の深さの違いとなって確実に現れることになります。
これだけではありません。沢山の本を読んできたか。新聞を読んできたか。プラネタリウムや科学館や美術館に行ったことがあるか。何らかの検定合格を目指して真剣に打ち込んだことがあるか。スポーツで優勝を目指して努力したことがあるか。そのような経験の数がその後の人生の豊かさを飾っていくはずです。実際のところ、机に向かう勉強以外のところで、どれだけの経験を積んできたのかによって、その子供の教養の幅は決まってくるように思います。
幅広い教養がある子供が勉強をすると、そうでない子供よりも断然高い学力を獲得していくことになります。すごく当たり前のことです。実際、トップ校に集う生徒達は、世の中の事もよく知っているし、どうでもよい雑学も豊富にあったりするのです。長女の通う学校では、様々な分野で多様な経験をしてきた子がとても多いのでした。自由な時間が十分にある小学生の間に、様々な経験をさせ、教養という器を大きくしてあげることがとても大切だと・・・しみじみ思うのでした。ディズニーランドに1000回行くよりも「官兵衛ゆかりの地」を親子で歩いて旅する方が何百倍も良いということです。今年の夏休みはお父さんのプランニングにかかっていますよ!
Posted at 2014/05/27 20:46:49 | |
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子育て | 日記
2014年05月17日
先日、地元中学校で進路説明会が開催され、昨年度の入試実績が公開されました。通勤が不便にもかかわらず、当時は坪180万円以上という途方もない不動産価格だったにもかかわらず、子育を重視して移り住んだ「渋谷中学エリア」は、その期待に応えてくれているのでしょうか・・・
その結果は「まずまず期待通り」です。
大阪府立トップ高校(GLHS)の定員枠は3480名(文理1600名/普通1880名)で上位5.2%の生徒しか進学できませんが、渋谷中の進学実績は過去4年間平均で8.11%となっています。
2011年度 7.46% ←文理学科一期生
2012年度 9.23% ←異常に高い
2013年度 8.19% ←長女の時代
2014年度 7.36% ←後期学区撤廃
全体平均の1.5倍というのは学力ポテンシャルの高さを裏付ける数字です。その理由は「内申点の10段階評価」があるために、たとえ学力が高くても内申点で負けてしまう・・・という入試制度になっています。それを突破して合格できる学力を持っているということに他なりません。
今後は10段階評価の内申点が廃止されるので「学力の高いエリア」は、更に進学実績が伸びることになり、「学力の劣るエリア」は厳しい状況になります。下手すれば全滅するエリアも出てくるはずです。
(入試改訂で次の中学は躍進すると予想)
豊中11中、箕面1中、渋谷、吉川中、吹田1中、養精中、高槻9、芝谷
これからは「実力本位」になっていきますので、どうしても地域間格差が鮮明化することになります。10年間という時間軸で言えることは、高学力エリアと低学力エリアは鮮明化し、そして固定化していくでしょう。高学力エリアの不動産価格は上昇し、低学力エリアは下落することになります。この経済格差は地域の荒廃を招く恐れもあり、これから不動産を購入される方は注意が必要です。
Posted at 2014/05/17 11:18:16 | |
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子育て | 日記
2014年04月11日
勉強をたくさんやらせれば、子供は志望校に必ず合格するでしょうか?
志望校に合格すれば、社会で貢献できる大人になれるでしょうか?
私の答えは「いいえ」です。
親が「勉強!勉強!勉強!」と自分の子供を追い込んで、その後に悲しい人生を歩んでいるケースは数多くあります。勉強だけでは立派な人間にはなれない訳で、勝つための力も備わりません。結局、負ける子は何をしても負けるのです。では最後に勝つ子と負ける子には、どのような相違点があるのでしょう。そのひとつに最後まで頑張れる強靭な精神力と集中力を持っているかどうか?があります。
「自分を追い込んで一生懸命やった何かがある、努力を積み重ねて最後まで成し遂げた何かがある、そういう子供は、受験勉強も最後まで一生懸命頑張れる。」のです。確固たる目標を持ち、誰のためでもなく自分のために頑張る事を知っている子供は、追い込まれても最後まで強いのです。
部活動や課外活動などで、本当に寝る間もなかったような多くの生徒が、その経験を通じて獲得した能力を基にして、大学受験を突破して夢をかなえる。その後、社会人になっても、立ちはだかる強風や荒波も自分の力で乗り越えていくのです。
実社会でバリバリ活躍している人達を分析してみると「学生時代の部活動体験」を持つ人が多いのは、困難な何かを努力によって成し遂げたという達成感や成功体験が、その後の人生を支える自信とエネルギー源を形成しているからなのです。
そのような体験を自分の子供にさせるには、親にできることは何でしょうか。
答えは「敢えて何もしない」です。
子供が自分の力で乗り越えるべき課題を親が取り除かないこと。そして、より多くの挑戦をさせ、たくさんの失敗とトラブルを経験させること。そして、どんな些細な事でもクリアーしたら褒めてあげること。頑張ったら手放しで褒めてあげて「自信の貯金」を増やしてあげるのでした。(お金はありませんからね。)
Posted at 2014/04/11 21:31:12 | |
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子育て | 日記
2014年03月30日
グローバル経済は第2ステージに突入し、ロシアの台頭で世界が二分される動きが表面化してきた。戦後の60~70年間は安定した時代であったがこれからは激動していく。今や、有名大学を出て一流企業や公務員に就職しても、一生の安泰は保証されない不確実な時代であると認識しておくべきだ。あなたの子育ては偏差値重視になっていないだろうか?これからの子育ては大前氏が説いているように「何があっても生きていける人間」に育てることが重要ではなかろうか。
「大企業や自治体組織は恐竜と同じ」
これまでは有名大学から大企業へ進むことで安泰が得られた時代だった。大企業は資金力と信用力と影響力を背景にして、世の中に君臨してきたのは事実だ。でもソニーもシャープもパナソニックも一瞬で駄目になった。変化がない時代であれば巨大な組織は非常に強く無敵・・・今日と同じことを明日もやっていれば良いという「平凡・平穏な状況」で大企業は無敵だったのだ。しかしもう平穏な時代は終わり激動期に突入している。大企業は世の中の変化に即して機敏に対応して行動できない。今のビジネスモデルを全部捨てて、まったく新しいビジネスモデルを取り入れることもできない。巨大な組織では、巨大であるが故に、必然的に意思決定が遅い。しかもあちこちのしがらみや関係をつぶさないために、方向転換ができないことも多く、その改革は中途半端なものになってしまう。そうまるで恐竜のように・・・
一方、グローバル化した世界では変化のスピードとスケールが激甚だ。これから世界の構造は大きく変わろうとしており、国際社会は大きく揺れ動いている。しかし、世の中が激変した時、大企業は一瞬にして斜陽になり、身動きができなくなってしまう。時代から取り残された組織は、規模を保つことができなくなりリストラをする。そして影響力も減退して自壊していくことになる。変化の激しい時代に組織が巨大であることは有利でも何でもないのだ。
自分の子供を大企業や公務員に帰属させたら安心だ!という妄想は捨てなければならないし、変化に対応できる力を持たせることが唯一のリスクヘッジと認識しなければならない。その逆で「塾・塾・・・受験勉強・・・部活なし・・・恋愛なし・・・予備校・受験勉強」というひと昔前の教育ママ的な子育ては「恐怖の一本足打法」。偏差値教育では「正解のない時代に対応できる能力」が育たないということを認識しておきたいものです。
Posted at 2014/03/30 10:19:25 | |
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子育て | 日記
2014年03月15日
我が家は「文武両道」「質素倹約」「切磋琢磨」を奨励しています。努力を惜しまずに頑張り、成果を残せたらボーナスを出しています。そのひとつに大手塾の無料公開テストがあり、その結果に応じて以下の支給をしています。
・20番以内でお小遣い2ヶ月分の書籍費
・100番以内でお小遣い1ヵ月分の書籍費
・100番以下は何もなし
次女は1月と3月に大手R塾の模試を受験し、2回連続で2ヶ月分の書籍費をゲットしてしまいました。長女の時代に経験した内容を参考にして設定した基準でしたが、次女には少しハードルが低いのかもしれません。しかし一旦課した基準の変更はコロコロ行うべきではありませんので、当面は継続せざるを得ません。日頃は質素倹約でも「出すべき時は出す!」のが父親の威厳と思っています。
Posted at 2014/03/15 17:37:29 | |
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