2013年12月31日
自分の子供がテストで悪い点を取ってしまったらどうしますか?叱り飛ばしますか?我が家では「失敗した部分は徹底的にこだわりましょう!」と教えています。なぜなら成功体験から学べることは少なく、逆に失敗はたくさんの教訓を与えてくれるのです。
失敗は「経験」
その後にどう動くかが「実力」
そして結果が「成長」
という原則を忘れてはいけません。人の真価は挫折した時に試されることになるのです。松下幸之助語録にも『失敗したところでやめてしまうから失敗になる』という名言があります。多くの失敗をしてもかまわないので、恐れずに高い目標に挑戦し続けることが大事です。前に書いた内容の繰り返しになりますが、学歴をお金で買うような「推薦や内部進学」という選択は、我が子の成長機会を奪うに等しい行為です。この前途多難な日本で、生き抜いていくための力を身に付けるには、失敗から成長へつなげていく努力こそが大切です。来年も多くの失敗をして、そして苦悩して、乗り越える努力を惜しまないで欲しいと思います。
Posted at 2013/12/31 15:22:05 | |
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子育て | 日記
2013年12月23日
朝日新聞に以下のような論説が掲載されています。
『今後、厳しく歳出を削り、段階的に消費税を30%超にまで引き上げたとしても、「財政再建に100年以上かかる」(慶應義塾大学 小林教授)』
『私たちは、未来世代の富を先食いすることで増税を避けてきたのだ。』
今、日本政府が抱える借金は1000兆円を超え、毎年50兆円ずつ増え続けている。GDPの1割の借金が増え続けているのです。これを今の若者、子供達が負担することに対して、我々大人はどのような責任がとれるでしょうか?
添付した資料を見てもらうと・・・
「生涯に受け取る年金総額」から「生涯に支払う保険料の総額」を差し引いた額を世代毎に見ると、1940年生まれ(現在73歳)の祖父は3,460万円の得になっているのに対して、2010年生まれ(3歳)の孫は2,830万円の損になっていることが分かる。73歳の祖父は、3歳の孫に3千万円近い借金をさせて、今の老後の生活を楽しんでいることになる。考えてみて欲しい。老人優遇は本当に必要だろうか。なぜ老人はあらゆるサービスの利用料金が安く設定されているのでしょう。その代償はどこへ行くのでしょう。
私は40代で、現在のシステムを作ってきた訳ではないし、全然得をしていない世代ですが、若者や子供達には本当に申し訳なく思います。できれば我々の世代が痛みを背負い借金を返済してあげたいと思います。私以上の世代の人達は、この現状をどう考えて生きているのでしょうか。お気楽に旅行や趣味を楽しんでいる場合ではありません。民主主義の限界を感じます。
Posted at 2013/12/23 12:08:55 | |
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明日の視点 | 日記
2013年12月22日
さきぬべき 花はいずれに おくれても
さくべきものと おもひしらるる
咲かない花が無いように、地道でもまともに人の道を踏み外すことなく一生懸命生きていけば、必ずや何時かは人生の華が咲く日が来るという教えを詠んだものです。
子育ても、教育も、子供が出来るようになるまで「待つこと」は難しいもんです。なぜなら、結果を急がせる方が教える側は圧倒的に楽だからです。
じっと待って、我慢して、さらに待って、我慢して、それでも待って、やっと子供が芽を吹いてくれるとそれは嬉しいもんです。その喜びは黙っていても子供にきっと伝わるでしょう。親が喜んでくれると子供も嬉しい訳で、また努力しよう!という気持ちが湧いてくるのです。花が咲く時期は人それぞれ、10代で咲かない花もあるでしょう。30代でも咲かないかもしれません。でも咲かない花はないのです。信じて待つのが親の役目であることを忘れてはいけません。
高校受験や大学受験で花が咲かないこともあります。受験で花が咲かなかったら人生は終わりでしょうか?それは違います。心の優しい母親になれるかもしれせん。立派な子供を育てる父親になれるかもしれません。逆に一流大学から大企業に入っても、結婚もせず死んでいく人生もあるのです。仏教視点で考えると、また違った世界観が見えて来ますね。
最後に。大手塾や予備校は自分の子供がきっちり花を咲かせるまで待ってくれるでしょうか?答えはNo!です。テキストや参考書を押しつけ、理屈を並べて、子供に押し付けるだけです。そもそもビジネスなので我慢して待つ事などできません。彼らにとっては上位校の合格実績だけが生命線なのです。我が子の進路はあなたが一緒に寄り添って考えてあげるのがベストです。
Posted at 2013/12/22 11:12:00 | |
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子育て | 日記
2013年12月22日
流行りに飛びつく日本人の悪い癖も手伝って、ここ2年間でスマホは爆発的に普及しました。ただ同然でスマホは手に入るのですが、その後に高額な利用料金(大手キャリア平均月額5460円)がぼったくられることになります。料金に見合った満足度が得られるのであれば問題ありませんが、スマホはどうなのでしょう?
SNSやアプリやゲームなどが楽しいと前評判だったが、実際にやってみると幼稚でチャチで知的満足が一切得られない。スマホ中毒連中のマナーの悪さも目に付くようになってきた・・・こうなってくると、大部分の懸命な大人は「本来必要なのは通話とメールだ」「スマホは必要ない」と考え始めても不自然ではありません。
また来年は消費税導入による不景気が襲いかかってきます。このため今年以上に庶民の生活は厳しい状況に追い込まれることになるので、価値のないスマホ費用はカットしよう!という流れも加わることになる訳です。
そんな理由で「脱スマホ&ガラケー復権」は確実に進むと思います。また脱スマホに少し遅れて、月額料金の値下げ競争も始まるのではないでしょうか。ズバリ!5年後はスマホもガラケーも「2000円以下で使い放題」になると予想します。
Posted at 2013/12/22 09:56:01 | |
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明日の視点 | 日記
2013年12月21日
我が子の受験が近づき、心にゆとりがなくなっているお母さんが多いかもしれません。少しここで考えてみましょう。志望校に合格したらあなたのお子さんは幸せになれますか?
志望校に合格しても将来の幸せは決して確約できませんね。受験を通じて「生きる力」を伸ばしてあげる事ができるかどうか。ここが一番のポイントなのです。
それでは受験を通じて学べる事は何でしょう?
・積み重ねる努力の大切さ。
・嫌な事や困難な課題に立ち向かう勇気。
これは考えると色々と出てくると思います。
なかでも「失敗から這い上がる強さ」は不合格からしか学べません。果敢にチャレンジした目標だった場合、不合格でも良いのです。敗者となった自分は何がダメだったのか・・・・挫折から学ぶ事は沢山あります。
このような視点で受験をとらえてもらうと、お金で学歴を買う(内部進学や指定校推薦枠利用)行為は、教育ビジネスのお客さんに成り下がっているだけで「生きる力」には決して結びつかないことが見えてくるでしょう。親も受験生も早く楽になりたいので指定校推薦を利用しますが・・・・その後に待ち受けている困難(就活)を考えると無謀ですね。
最後に、子供が失敗を通じて成長できるかどうかは「まさしく親の力量」で決まるということは忘れてはいけません。
Posted at 2013/12/21 11:53:10 | |
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子育て | 日記