2022年04月28日
RME3Eの施工方法と注意事項(再掲載と改定部分あり)
前ブログをご覧になられてその意味と内容を全て理解し、それでも行いたい方のための方法です。
危険性を極力排除すべく方法を改訂しました。
ご理解ください。
施工可能条件(絶対的条件)
1.インマニ加工穴(ヘソ)からのみ注入前提です。
温度センサ穴・サクションパイプ・ブローバイホース・EGRバルブから、その他一切の場所からの注入・吸引を禁止します。
理由は配管内・その他に溜まったRME3Eが一気にエンジン内に大量に入ったり、施工中の大量の2次エアの導入、インテークシャッターバルブが浸水またはインタークーラー内部への流入を防止するため・・・エンジン破損の防止。
2.OBD2は必須。また各アプリに表示される各温度とシャッターバルブ・EGRバルブの動きを理解していること。
3.インジェクタークリーナーで燃料経路内部洗浄後であること。
4.エアクリーナーがノーマル形状であること。
5.エアクリーナーエレメントが新品または良く掃除されたきれいなものであること。
6.オイルキャッチタンクから外部二次エア流入がないこと。
キャッチタンクにクリーナーが付属している場合はそこから二次エアを吸っています。エンジン制御に問題が出ます。撤去してください。
7.EGR制限プレートが入っていないこと。
EGRクーラーが完全閉塞する可能性がある。
8.DPFが構造的損傷を受けていないこと。
これは分解洗浄しない限り不明。
よって作業完全終了後に効果が出ない場合がある。
(強制燃焼を頻回にかけている方は焼損・溶解の可能性がある。物理的破壊により排気抵抗が多いなら当然復活しない)
施工手順
①OBD2にて完全暖機後のエンジンで、アイドリング状態で施工。
② 1.OBD2にてインテークシャッターバルブ…全閉
2.コールド側EGRバルブ…少々開
3.ホット側EGRバルブ…全閉
4.空調全て停止
5.ATF温度60度以上。
6.外気温は摂氏5度以上30度以下。
上記6項目の状態確認。
③使用するRMC3Eは220ccを超えないこと。
吸入させる器具は可能であればRECS点滴セットを使用すること。
前ブログで紹介した器具の自作でも可
ただし温度センサ用の長い銅パイプは禁止。
あくまでへそ穴からのみの注入とする。(ご理解ください)
④吸引速度はRECS用点滴セットは滴下しているRME3Eがつながらないこと、ポタポタと滴下している速度を維持すること。
自作用はまず10ccを吸引させ、これが1分間で吸い込まれる速度に調節後、全量をボトルに入れること。
(220ccを10ccづつ使い滴下速度をコントロールすること)
⑤全量220ccを吸引させたのち、直ちに15分以上の走行を開始。
1.エンジンは停止させないこと
(アイドリングストップを機能させないこと)
2.急激なエンジン回転数の変動を避け、通常の優しい運転をすること。
(エンジン回転数は2500回転を超えないこと、マニュアルでのシフトダウン禁止)
3.上記1.2.の運転走行後、最低で20時間のインターバルを設けること
(RME3Eを堆積したカーボンにしみ込ませるため)
⑥ ①~⑤までの作業を4回行う。
2回目220cc
3回目100cc
4回目200cc
計4回740cc
⑦合計4回の吸引作業終了後、200㎞走行後、オイルエレメントを含めたオイル交 換を必ず行うこと。
(オイルに大量のカーボンが混入している)
ここまでやって作業終了となります。
かなり厳しい条件ですが皆さんの大事な車を作業で壊したくない、そんな思いだからこその作業条件・方法なのです。
なにとぞご理解ください。
繰り返しになりますが指摘事項や危険な箇所などありましたら些細なことで結構です、コメントください。
もっともっと良い方法を安全で効果的な方法があるかもしれません。
また、私のかぴばらさんの結果を待ってからでも遅くはないはずです。
決して作業を急がないでください。
作業内容をご自身で絶対にアレンジしないでください。
一気にエンジン破壊の可能性が高くなります。
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Posted at
2022/04/28 15:55:35
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