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イイね!
2022年08月19日

DPF洗浄 DIY(塵類流缶計画 サードインパクト 0.15)

本日、塵類流缶計画 サードインパクトを発動しました。
追ってブログにて紹介させていただきますね。

さて、サードインパクトでどうせDPFを丸ごと洗浄するなら、インテーク系・EGR系に溜まったカーボンも一緒にやっつけちゃいたいな。と考え、「ノーマル車両でなんにもいじっちゃいない車両」を再現すべく、かぴばらさんのへその穴にブローバイを直結。
インマニ内部がオイルでドロッドロの状態&DPF再生間隔が100kmを切るように劣化させ、その状態からRMC3Eを大量にぶち込み、どのくらいインマニ内部がキレイになるか?の実験結果を先に紹介します。

まずエンジン内部の画像から。


1番シリンダー、前回と同じシリンダーです。
結果は「残念」、何の変化もない感じ。
よくよく見ると堆積しているカーボンは上部と下部が痩せて薄くはなってるのですがまだまだガッチリシリンダー上部に食いついています。
カーボンにはピストンのトップが擦った縦溝があります。
おいおい、オイル上がりの原因になるじゃんね?

吸気と一緒に吸い込まれるRMC3Eだけでは、焼き付いたカーボンを短期間で除去するには、やや難があるようです。
燃料添加材系も同様かもしれませんね。
噴射直後に着火燃焼するならばピストンヘッド内部はキレイになってもスキッシュエリア部のカーボンはなかなか除去できないかもしれません。
ピストンのトップリングとセカンドリング間、オイルリング間のカーボンも同様じゃないかと推察します。
インジェクター外して不燃性のカーボン溶解液でシリンダーを満たして、エア圧でカーボンを溶解しながらクランクケースに流し込んで各ピストンリング間の洗浄を行おうか思案中です。

画像がボケてしまってますがピストン内部はこんな感じ。


カメラをシリンダー内部に挿入する際にどうしてもオイルがレンズに付着して鮮明な画像が得にくいため、インジェクターホール周辺部をパークリで洗った洗油が、ピストン内部に溜まるため中央のピストントップの山が光り、谷にはスス混じりの洗油が溜まって黒く映っています。
やはりパークリごときで簡単に地金が出るほどカーボンの堆積はありませんね。
前の画像でもバルブ底面や燃焼室壁面がキレイでしたもんね。
RME3Eまたはインジェクタークリーナーどちらか、or 両方の効果でしょうね。

EGR系を見てみましょう。


最初、「え!?」って思いました。
へそ穴にダイレクトにブローバイを入れる前の画像そのままだったからです。
前回のRMC3E大量投与時はその前にEGRクーラーのコア掃除を行って、閉塞していたコアにドリルで貫通しただけでどんどん穴が広がってきれいさっぱりになったので、今回はさらにキレイになるに違いないと踏んでいたのが、何の変化もないので肩透かしになりました。
もちろんへそ穴にブローバイを直接ぶち込んだ状態よりは比較にならないくらいにキレイにはなっているのですが。。。
その時の画像を失ったのが悔やまれます。

EGRパイプはどうでしょう?


温度センサ部から撮影しました。
あぁ、まぁこんなもんだなぁ。程度にはキレイですが、正直物足りない。
背景の光っている部分はISVのシャフト。
おそらくEGRパイプ内から滴下したRME3Eで洗われたのでしょう。
こりゃインタークーラーコア出口にも少し溜まってるかもしれません。
オイルでドロッドロだった状態からは全然良いのですが。。。



2か3番のインテークポート。
ここは初見です。
今回の作業前の状態はオイルでドロッドロだったため撮影できなかったのです。
画像全体で言えることは、
1.しっとり湿っている
2.オイルのドロドロ感は皆無
3.乾いている部分もあるが総じてなだらかな曲線を描いたカーボン堆積
4.堆積カーボン表面に無数のクラック、クラックは深くない。
といったところでしょうか?
色調の変化ではっきりしないのですが、もしかしたらカーボンが流れて地金が出ているのかもしれません。
壁のR具合やちょろっとあるカーボンの塊から見てですが。
ポート壁面のカーボン除去は力業は出しにくい。
カーボンの塊がシリンダ内部に入ってしまうから。
それをせずともポートがキレイになるならば大いに有効かもしれません。


温度センサホール上部、天蓋となる部分です。
ここは乾いたカーボンが堆積していました。
流速が無いからでしょうか?
すぐにサラサラと流れそうなカーボンでした。


個人的な見解として。
最終の500cc投与時の車両の変化は全く感じられなかった。
排煙もノッキングもラフなエンジン回転感もなし。
ただただ快調でした。
以下にまとめました。

1.RMC3Eの投与後はEGRの還流熱を有効に利用するため、レーシングまたは中回転域での走行が必要。
 
2.RMC3Eの投与は微細な霧状よりもカーボンに含浸しやすいよう、噴霧滴が大きいほうが良いかもしれない。(前回投与時の結果と今回のEGRクーラーの状態から)

3.RMC3Eはカーボンに含浸し、そのカーボンはある程度の時間をかけないと結束力は弱まらない。故に投与後はレーシングを含めた2~300キロ級の走行が必要なのかもしれない。
(1.のレーシングや中回転キープが困難な100km以内でのDPF再生頻度のかなり詰まったDPFの場合。私の車両では水温が100度を超えてしまうため困難)

4.カーボンよりもカーボンに含浸したブローバイのオイルミストを真っ先に流す感じ。100ccよりも50ccなど少量を投与してオイルミストをゆっくり燃焼させないと爆煙を吹く。
爆煙はDPF内のセルまたは酸化触媒焼損を促す可能性あり。

5.DPFの圧損を一時的に緩和する働きを観測。ACCの上昇感は2次曲線を一時的に緩和する。が、近々に倍返しでACCが上昇する。
MAXパワー時の差圧は逆に上昇する(ウォールアッシュが崩れ、DPFセルがむき出しになったことで差圧上昇は鈍くなるがプラグアッシュは成長するため大排気量時のDPF容積は小さくなってしまうのではないか?)←隊長のアドバイスより。

6.カーボンの剥離より崩れて除去、というニュアンスが強い。
上手に使用することでスス噛みによるストール、再始動困難を回避する可能性あり。また、非分解でもあるため何よりもお手軽であり、シリンダー内にカーボン塊が落ち込むことが少ないためインテークポートの堆積カーボン除去が緩慢ではあるが可能である。

7.へその穴からのRMC3E投与は熱的活性や全量投与の有効利用性、インマニ内部拡散性の観点で有効。ただしアイドリング負圧ではEGRパイプからのISV滴下でのロスがある。
この問題を解消するには走行時など、ISVが比較的大きく開く&CEGRバルブも開いている状態で投与したほうが効果的。
インプやエボなどのインタークーラースプレー機構をそんままパクったような、へそ穴から機械的噴霧が可能な装置があると面白い。

こんなところでしょうか。。。

ただ、DPF洗浄前のインマニ洗浄ならば私ならばDPF洗浄剤の含浸時間中にインマニ切ってサンエスに漬け込んでしまうかもしれません。
そのほうが早い。
ただ、車両をリフトした状態で車上のパーツ脱着は腰が死ぬ&分解組み立て工数が膨大になるので考えものです。。。
が、全体を通してDPF洗浄を前提としての作業であるならばここまでキレイになるならば有効なんじゃね?と感じています。

ちなみに今何?に書きましたがDIYって「ダメでもいいからやってみよう」か「だから言っただろう?やめておけって」とも読むんだそうな。。。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2022/08/19 20:17:59

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この記事へのコメント

2022年8月20日 9:13
おはようございます。
貴重なレポ参考になります。

一見乾いているようで、そうであればそれ以上堆積しにくいサイクルが出来ているように見えます。吸気ポートはたぶん2~3番が分厚くて、1・4番の堆積が薄いのではないかと考えております。

EGR導入パイプの先端の開口部、前後の2か所ですが、後ろ側(吸気ポート側)を塞ぐと、EGRは前から大量に拡散し、吸気にきれいに混合し、2~3番への堆積が抑えられるとは思っておりますが、めんどうなので放置してます。

ふぃでぃっくさんは落としたい派、私はサイクルに任せて放置する派ですね。とにかく乾いた状態にしておきたいですね。
コメントへの返答
2022年8月20日 9:53
おはようございます😃
遠征お疲れ様です。
皆さんのために走る隊長の御心に最大限の尊敬を。

RMC3Eの簡易さを、デメリットを極力抑えた有効活用法を見出したくガチャガチャともがいています。
最終的にDPFに負担がかかるのでRMC3E使用はNGなのですが、DPF洗浄前提ならばどうかと。。。
へそ穴にブローバイを直接接続する前の状態は、まったく乾いた綺麗な状態でした。
もちろんシリンダー壁に付着しているオイルをオイルリングが全て掻き落としているわけではないので油分がまったく無いわけではありませんが。。。
一瞬このままDPF洗浄しようか?
とも思ったのですが、好奇心に負けましたw
意図的にDPFを劣化させた数少ない変態がここにいますよーw

1.4番がなかなか見れない(ISVをサクッと外す隊長すげぇ)のでわからないのですが、私も同意見です、たぶん2.3番にカーボンは多く堆積するのだと感じてます。
それにしてもブローバイ中のオイルミストがDPF最大の敵、EGRリストリクターは無意味だとずっと前からおっしゃってた隊長の推察には驚かされます。
私のように中学生からエンジンを弄っているならともかく。。。よくぞ気が付かれたものだと。
すごいです。

今、DPF洗浄してますが、暗雲立ち込めてます。
白又は赤茶色の動画で良くあるアッシュ様なものが出ない。
真っ黒なペレットっぽいものは少し出てますが。。。
とりあえず組んでみて結果を見てみます。
2022年8月20日 11:09
4番は見れませんが、1番は吸気圧センサーのホールから曲げながら突っ込むと比較的簡単にバルブの傘まで見ることが出来ます。

今更ながらに思ったのは、DPF洗浄業者は薬液で溶かすというより、薬液で緩ませて大量の水で逆洗排出しているので、水量・水圧の方がポイントなのでしょう。そういうことであればDPFを下ろさない限り、排水の問題が大きくて完全洗浄は難しいのではと考えます。

それでも、少しはマージンを稼ぐことが出来ますので、どこまで抜くことができるのか?意味はあるはずです。

また、私の透過方法はすすぎが重要で20~30LではDPF細孔内に薬液の残留物が残るようで、100L以上のすすぎが必要だと解ってきました。ふぃでぃっくさんもすすぎは丹念にこれでもか!というくらい繰り返しされることをお勧めします。
コメントへの返答
2022年8月20日 12:32
おぉ!さすが。その手がありましたね、MAPセンサーからならまともに直視できそうです、ほぼ真っ直ぐですもの。
よく思いつきましたね、すごい。

いやぁ、ほんと、なんか水圧水量が高くないとダメっぽいです。
まだわかりませんが、液体と気体の圧縮では天と地ほど圧が違いますもの。
これでダメなら逆洗ではもう手がありません。
消防用高圧ポンプはムリですね。手が出ません。

すすぎはもうこれでもかってくらいやりました、使ってる洗浄剤、少しでも残ると煙吹くらしいですw
この洗浄剤のメーカーの作業動画では酸化触媒を水道水で1時間漬け込んで薬液を抜くんだそうで。
ちょっと水道代が心配になるくらいすすいじゃったw

さて、午後から残りを組んで試走してきます。

プロフィール

「DPF洗浄→乾燥後にデータリセット→再生直後DSD0.20→おぉ!180km走る❤️→再生→DSD2.80。。。なぜなのか?w」
何シテル?   08/16 13:47
ぐれんふぃでぃっく30Yと申します。 今までに遭遇したトラブルやちょっとした工夫を50過ぎのオヤジがちょろちょろと語ろうかと思いみんカラ住人になりました。 ...
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