2023年03月19日
CX5 KE型スカイアクティブDのリフレッシュ(R4.3.18現在)
おつかれさまです。
2022.3.19にみんカラ民となり、本日丸1年を迎えました。
この一年、スカD諸問題に取り組み、難しくも楽しい1年を送れました。
それもみな全てみんカラ民の皆様のおかげであると思っています。
ありがとうございます。
タイトルが偉そうなのですが根拠があります。
CX5ディーゼルの諸問題はこれからの中長期の様子を見てからの判断が残っていますが、それ以外は解決したように感じたからで、その決定打は3/17のインテークマニホールド脱着清掃となります。
みんカラ民となる1年前にインマニ分解清掃を行っていましたが今回の清掃との違いはDPF洗浄・インジェクター脱着清掃・燃焼室カーボンリング除去の有無となります。
今回のインマニ脱着清掃後との違いは大きく、比較にならないほどの印象を受けました。
一言で言ってしまうのならば「ああ、そうだ。新車の時ってこうだったなぁ」です。
アクセルが小~中開度時は実にスムーズで出力の出方がリニアかつマイルド。
それでいて大出力時は猛然とトルクが立ち上がりワープするかのような加速を見せる。
アイドリングからレブリミットまでエンジンの振動は皆無で高回転域での頭打ちすらなく、2000rpmのトルクピークからはどこまでもフラットなトルクが続き、そのフラットさ故に猛然と加速しているのにどこか余裕すら感じます。
エンジン音が穏やかで濁音が無い印象。
「モー」「オー」のような極めて穏やかで力強い音。
アイドリングでさえ同様です。
これ以上望むものがない以上、ここをリフレッシュの終着点としていいと思えました。
さて、洗浄・清掃の目的はリフレッシュまたは延命を目論んで行うことが大きな目的だと考えています。
その次第点は各自の基準によって違います。
当然方法も異なります。
私の基準は「ショップレベルまたはそれ以上の仕上がりをホームセンターなどのリアル店舗で扱う工具や機材で行えること」であり、「言い換えるならばサンデーメカニックが行えること」です。
ですから他の皆さんが行っている、いろんな洗浄や維持管理方法を否定するものではないことをまず宣言します。
そのうえであくまでも私的に感じたことを前提として以下を書くことをご了承ください。
「DPF・インマニ(吸気ポート含む)・EGRクーラー・燃焼室内部・インジェクターの同時洗浄でなければならない」
各システムが清浄であるならば、可能である限りPMが発生しにくい状況であると言えるから。
①DPFは排気抵抗を増大させ、掃気による新気吸入を妨げるためにPM発生量が増える。
DPF洗浄における洗浄効果の適切化として大量の洗浄液による高圧洗浄を前提とすること。
DPFセル内を全て洗浄できるシステムであること。
灰分・油分・スラッジ・カーボンの4形態堆積物のそれぞれの洗浄性を持つこと。
上部酸化触媒と我々が呼ぶDOCも洗浄すること。
②インマニ内部、特にポート周辺部の堆積カーボンの除去。
インテークシャッターバルブがほぼ全開となる負荷領域にて各シリンダーへの新気流量の偏流の防止のため。
偏流は気筒間の出力差を生じ、出力不足のシリンダーはエンジンの振動を伴い、全体としての出力不足分を補うべく噴射燃料過多のインジェクターは過剰なPM発生原因となるため。
③EGRクーラーによるガス量と冷却された温度の計画値の乖離を防ぐ必要があるため。
EGRクーラー内部にもかなりのカーボンが今回も洗浄にて観察された。
排気抵抗が大きい時には気が付かなかったが今回OBD2にて観察できたことによる洗浄前後の開弁率の違いは大きい。
④燃焼室内部の燃焼伝播の適正化のために燃焼室内部の清浄性とカーボンポリッシュなどのシリンダー異常摩耗による圧縮比の適正化。
⑤インジェクター先端部の清浄性は微細な燃料の噴射による適正な燃焼に不可欠であるため。
脱着洗浄にて機械的損耗が無い限り機能回復が見込めるため。
以上の理由により同時洗浄が最も有効であると思います。
また、同時洗浄の適正間隔については車両の用途や交通状況によって変化しますが、自分の場合は4万キロに一度、またはDPF再生間隔が頻繁に180Kmを切ったならば行えばよいかと考えています。
また同時洗浄を行う前に必要な動作として、燃料添加剤系によるインジェクター内部と噴射口内部の洗浄、インタークーラー内部洗浄は必須であると考えています。
以上、長くなりましたが上記の作業は全て私自身がショップに依頼せずに行えたことでもあります。
私はプロではありません。
上記全ての作業はオイル交換を下抜きできるなら可能であるレベルとも考えています。
もちろん整備スキルの有無はあるでしょう。
が、本質はスキルなど関係がないと思っています。
言い換えてしまうと「できない」ではそのスタートにも立てないでしょう。
厳しく聞こえるかもしれませんが、腹下でオイルドレンを脱着しオイルを交換する作業とこれらの作業に大きな違いはないと本気で思っています。
もっと言うと厳しいことなど言っていないとも思っています。
リフトが無い環境下でKE2AWのDPFを降ろせとかエンジンを車両から降ろせとはわけが違います。
私と皆さんの整備スキルは工具の数くらいの違いしかない、他はハナクソくらいの違いしかないと思っています。
もちろんこれらの作業を行うには工具も時間も必要です。
それらをそろえるにもある程度のお金は必要です。
私は整備が趣味。
そうじゃないならもっと有意義なお金の使いかたがあるでしょう。
個人個人がどう考え、どう行動するかは自由です♪
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Posted at
2023/03/19 05:34:43
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