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イイね!
2024年07月14日

近況と考察(ブローバイとDPF再生)

概要
2024春にDPFをDIY洗浄し、再生間距離が280km以上まで回復。
その後高速道路で全開加速などを行った際にインタークーラーに堆積していたブローバイからの油分を大量に吸い込んだため、一気に120km台まで悪化。
数度のDPF洗浄を行うも改善が見られない状態。

現状でのDPFの通気抵抗
再生直後でのアイドリング差圧は0.8。
排気圧は103と少ないが常用加速を行うと軽く200kpaを超える。
GENとACCはともに0.20ほど上がるが、その後ACCのみ0.8ほどに爆上がり、ACCトリガーでの再生が始まる5.80超え時はGENは2.80ほどとなる。
60〜70km巡航時の排気圧は130kpaほどだが、僅かな登坂で180kpaほどに上がる。
排気圧が135kpaを超えるとACCの値が跳ね上がる印象。
アイドリングでのみ排気抵抗が低いのはアイドリング時の排気量が少なく、そのガス量ではDPFコアの堆積物がない部分が数度の洗浄でクリアになっているからだと考察。
つまりその他のコアは絶望的に閉塞または通気困難である可能性が高い。

DPF再生時
再生時の排気温度は80〜100℃の幅で数度前後するが上がって670℃。
650℃ほどが多い感じ。

考察
ACCが爆上がり再生距離が120kmほどになっている現状が本当にインタークーラーからの油分なのか?はDPF洗浄時の廃液中の濁りから確証を得ている。
これまで幾度となく洗浄してきた廃液色とはまるで異質。
水溶性洗浄剤での油分除去は乳化した濁りを伴う。
また、この異質な廃液は数度洗浄を試みても出ていること、洗浄の度に大量の針状カーボンが出ることからも窺える。

現在使用しているサンエスk1やメタルクリーンではこのDPF内部の油分除去効果は低いと言わざるを得ない。
(勘違いしてしまう書き方で申し訳ないが、すでに炭化したような油分、つまりすでに堆積しているカーボンに付着した油分などは綺麗さっぱりとよく落ちる。
あくまでもインタークーラーに大量に溜まった油分を一気に吸い込んだ油分では効かないってこと)
サンエスやメタクリは非常に優れた洗浄剤だが、昔から使用している人は知っている。
それはガソリンエンジンの吸気バルブや吸気ポート内部のカーボンスラッジはなかなか取れないこと。
そう、油分と言えないほど進み、カーボンまではいかない状態「タール」。
常温ではほぼ個体だが高熱化では粘性。
このタール自体がDPFコアの通気を妨げ、間接的には燃焼によって生成されたカーボンを付着させACCを爆上げるのだと考えています。
また、このタールの粘性はエンジン始動時の排気熱、燃焼ガス中の水蒸気などでACCの爆下がりとその後の爆上がり現象を引き起こしているのではないかと考えています。

現在、再生回数を重ねるごとに再生距離が回復している。
ようやく160kmほどまで回復。
これはオイルセパレーターシステムの復活とオイルドレーンシステム、さらにはインタークーラー内部洗浄を行い徹底的にブローバイからの油分をカットし、新規の油分をDPFに送らないようにし、すでに入ってしまったDPF内部のタールは再生熱で炭化し粘性と容積を減じているためであると考えています。

DPF再生時の排気温度が650℃を超える点は、数度のDPF洗浄によってDOCの汚染が解除されたためであると考えています。
もしDPFコアの堆積物が完全に排出されたならば再生時の排気温度は700℃前後になるのではないか?
そうなって初めてかぴばらさんのオリジナルDPFから排出されたような、油分がアッシュとなって観察されるのではないかと考えています。
やや乱暴だがcx5 KEにとって、ディーゼルエンジンシステムの厄介者とされるはずのアッシュが観察できることは実は健康なエンジンの指標とも取れるかもしれないと考えています。

まとめ
くどいようですがKEはオイルミストを大量に含むブローバイガス量がどれだけ少ないか。にかかっていると感じます。
ブローバイが少ないなら当然オイルミストも少ない。
オイルミストが少ないならインタークーラーに溜まる油分も少なく、吸い込んだとしても高い再生熱で炭化速度が促進されアッシュとなり大幅に堆積を減じて堆積する。

このブローバイガスの多い少ないでオイルキャッチタンクの必要性は変わってくると思う。
ブローバイガス量が少ないならばむしろ時々高回転まで回して吸気系の堆積油分を吸い込ませて炭化させた方が後々無難であろうとも考えています。
逆にブローバイガスが多いならば、まずはブローバイガス量の削減を。
ピストンリングや燃焼の清浄を図るべくディーゼルウェポンを。
が、これでブローバイガスが削減できないならばメカ的な摩耗と考え、エンジンのフルオーバーオールまたは車両乗り換えを考えた方が無難であるかもしれません。

かぴばらさんのディーゼルウェポンは残り300ml。
使い切るまではまだまだかかります。
使い切った時どうなるのか?
DPFは本当に復活するのか?
楽しみでもあり。
怖れでもあり。

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Posted at 2024/07/14 22:38:59

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この記事へのコメント

2024年7月14日 22:53
トラックみたいにブローバイフィルターとかセパレーターが標準であってもいいような気がしますよね。トラックのブローバイフィルター流用とかおもしろそうですな
コメントへの返答
2024年7月15日 2:36
おつかれさまです♪
おっしゃる通りでフィルターがあれば。。。と思います。
最初期のKEで10年10万キロは問題なく走れていますから工業製品としては買い替えてもらう方がいいのでしょう。
その意味ではフィルターの存在は不要である。としても仕方ないのかもしれませんね。、。
ただ、長く大事に乗りたいユーザーってのも存在するでしょうし、その側のユーザーは少ないでしょうけれども言い換えるなら自社製品を愛するユーザーだと思うんですよね。
私ならそちら側のユーザーの方が大事な気もするんで。。。そこらへんマツダさんはどう思うのかって部分はあります。
2024年7月15日 8:32
XHVIのオイルなら、ミスト減りますかね…

あくまで、手間暇かけずに乗りたいんだけど…

コメントへの返答
2024年7月15日 12:50
おつかれさまです♪
オイルは全然詳しくないから、ごめんなさい、わかりませんです。
隊長に聞くのが一番かも。

実際オイルキャッチタンクもオイルセパレーターも手間はかかるっス。
せめて純正でフィルターがついていたらだいぶ楽なんでしょうけれども。。。

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