2024年12月09日
SH-VPTSエンジン搭載車のトラブルシュート(ケミカルウォッシュ)
ケミカルをフルに活用し足りない部分は安価な方法でCX5を完全復活させる手順書です。
が、非検体車両が別手順で完全復活したため未実施であることにご注意。
当記事はメールの転載です。
①吸気管に再び油分を溜めないよう、また、エンジンにブローバイからのオイルミストを新たに吸い込ませないように「ブリッジカンパニー、オイール」を3%エンジンオイルに添加し続けます。
②燃料添加剤としてサプライズサプライズ、ディーゼルウェポンをクリーニング濃度で使用します。
頻度ですが、オイル交換サイクルに燃料タンク2回分でOKです。
燃焼室、シリンダー上部に堆積するカーボンリングの除去が目的です。
③再生回数で50回以上、何もせずそのまま車をお使いください。
早くて半年以上かかると思いますが我慢です。
これは新規の油分をオイールでカットしつつ、既にDPF内部にあるタール(スラッジ)状の物質が再生熱で少しずつ少しずつ硬質カーボン化するのを待つためです。
(日本油化工業のHP、カーボン除去の項目が参考になります)
④再生回数を重ねるたび、再生直後のPM堆積量(ACC)の跳ね上がり、そして翌朝の急落現象が少しずつ少なくなっていきます。
その頃には再生距離も少しずつ長くなります。
⑤この間のオイル交換サイクルは少し短めでお願いします。
再生動作で軽油によるオイル希釈が激しいための措置です。
オイール添加もお忘れなく。
⑥再生回数50回(できれば60.70と多い方が吉)を超えたら、一度ディーゼルウェポン添加をやめます。
燃料タンク内の軽油からディーゼルウェポンを完全に排除するため、無添加で1500km以上走ってください。
⑦燃料フィルターを必ず交換後、DPINEマルチクリーナーを0.5パーセント濃度で1L使用します。
使い切ったら無添加燃料で様子を見ます。
DPF再生直後、10km以内にACCの値がポンっと跳ね上がる現象が出たなら更に1L使います。
DPINEクリーナーは難燃性の硬質カーボンを少しづつ少しづつ燃やしていく交換があります。
おおよそ数LのDPINEクリーナーを使用したならばすっかり回復していますから、仕上げにマルチサーブ、またはアッシュ溶解型のDPFクリーナーをかければ復活します。
⑥番まで終わった後、⑦に入らずDPF洗浄業者(マルチサーブは不可)で洗浄する手もありますが、工賃や洗浄費用を考えるとDPINEクリーナーの数本使用の方が安く済むと思われます。
追記
一連の作業後、吸気系のスス洗浄を行うと完全復活となる。
この手順に従って施工する場合、オイールがブローバイオイルミストをカットしてしまうためインタークーラー洗浄は必要ない可能性が高い。
(埼玉55隊長と私で検証中だが驚くほどインタークーラーに油分がない)
要はDPF洗浄の代わりにDPINEクリーナーのDPF洗浄効果で堆積炭化物質を低温酸化減少させ、残りのアッシュは溶解透過除去する方法。
逆洗洗浄ほどの洗浄効果は期待できないかもしれないが大幅なDPF堆積物除去は期待できる。
DPF・インジェクター新品交換を視野にに入れた場合、冗談ではなく100万ほどかかる。
が、この方法だと10万以内で復活できる可能性がある。
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Posted at
2024/12/09 07:53:17
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