今まで長いこと、やれDPF洗浄だDPINEでインジェクター洗浄だと、あーでもないこーでもないやってきましたが、「おそらくこーなんだろうな」って感じたことがあります。
DPF再生後のDPF DSDの値ってDPINEクリーナーを使うと0.04とかまで下がる。
ヘタすりゃ0.01とか。
けれどもこの値って改めて考えると最低値なわけで。
最初はDPF温度が下がると通気抵抗は落ちると考えていたんですけど、どうも間違いじゃないかとふと思ったんです。
だって、DPF再生中ってEGRが停止していますから、エンジンを回すためには新気を吸い込むしかなく。
新気を吸い込んだのなら排気も当然増えるでしょう。
で。
DPF再生直後、マジで直後の値って今の私の車だと0.12〜1.20くらいまで幅が広い。
そこから0.04とかまで下がるんですけど、ただ単純にそれは「EGRが働いてるからじゃね?」と。
DPF再生ってPMを燃焼?させるんですけど、そもそもDPFコア壁面に均一に堆積物が溜まっているわけではない。
端っこの方が堆積物が多く中央は少ない。
でね?
そのクリーンなコアの部分がアイドリングとか軽負荷走行でEGRフル活動してたら、そりゃ排気ガスも少ないですわな。
軽負荷走行の少ないガス量なら大した排気抵抗にはならないから差圧も上がらなきゃ排気圧も上がらない。
だから0.04まで下がるんじゃないかと。
はよ気づけって自分に言い聞かせてますけども。
じゃあ逆に高負荷かけたらどうなんのさ?

こうなる。
DSD値が5.21なんでもう直ぐ再生開始なくらい詰まってるんですけども。
2速20kmからアクセル全開で60kmまでフル加速した時の数値。
差圧が71.2の排気圧が449。
排気圧が大気圧の4倍にまで上がって差圧が71.2って無茶苦茶高い。
でもこの状態で通常走行しても200kmほど走っちゃう。
え?こんな状態で200kmはあり得んだろう?って?
実はDSDが5.0を超えるとDSDの上がりが遅くなるんです、自車って。
おそらくDPFの抜けの良いところと悪いところが均一になって全体的に抜けるからだと思うんです。
詰まり気味だけど容量がフルになってる状態、とでも言うのか?そんな感じ。
で。本題。
こんな状態でインジェクターが悪けりゃ起こり得る減少はどんな感じになる?
答え。
DSDの値に関係なく、つまり差圧など関係なく均一にDSDの値は上昇し再生開始する。
高回転高負荷ほど、燃料補正関係なくDSD値は上昇する。
そう思うんです。
まとめ。
①DSD値の最低が0.00だとしてもDPF内部堆積物は存在しないわけではない。
②DPF内部堆積物を推し量るならばDPF再生終了直後のDSDの値を見るのが良い。
③DSD値が均一に増加するならインジェクターの劣化かもしれないが、そうでないならDPFの方が怪しい。
おまけ。
④DPFをたとえ新品にしたとしてもインタークーラーやオイルリング系の固着など、燃焼または排気に油分が入るならマッハでDPFは堆積物でいっぱいになる。
⑤DPF洗浄や交換するならばインジェクターも同時に洗浄せにゃダメ。
(経験則っス)
って感じっス。
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2025/06/12 19:42:07