
当方免許を取って30年以上、取り立て当初はエンジンをかけるときは「イグニッションキーを回す」でしたが、今の新車は「ボタンを押す」時代となりました!「時代は変わったな~」と感じてるんですが、でもまだイグニッションキータイプの車は今でもよく見かけます。
イグニッションキータイプの車(あるいはドアキー)でよくあるのですが、「鍵の刺さり、回しが渋くなった!」時のことです。よく一般ユーザーが「動きが渋くなったからクレ5-56を鍵穴に吹いて潤滑してしまえ!」とよくやりがちですが、これ鍵メーカー・修理屋からすると「それ、やめて!」なんです。
どうしてかというと、イグニッションキー・ドアキーも同じですけど、鍵のキーシリンダーに鍵が刺さって、鍵の凸凹とシリンダーピンの凸凹が一致して鍵が回るわけですが、確かにスプレーした当初は動きは良くなるんですが、そのあとです。使いこんでるうちに鍵穴の中に埃・塵が詰まっていって潤滑油で付着していきます。それがキーシリンダーのピンに付着するとピンの動きが渋くなる、あるいは動かなくなってしまい「鍵の故障!」となって行くわけです。大昔(30年前ぐらいまで)5-56の使用例で「動きの悪い鍵の潤滑に」と例を出してたけど鍵メーカー・修理屋からのツッコミで今は使用例からは外してますけどね。
「それじゃ鍵の動きが渋くなったときにどうすれば・・・」ですが、その時は写真、例としてモノは(株)フジヤの「鍵穴スプレーⅡ」の窒化ホウ素系のスプレーを使います。ホームセンターの鍵関係売り場コーナーで同様のもの売ってます!これを動きが渋くなった、あるいは年に一度的なメンテナンスでスプレーすれば故障トラブルを激減できます。
車にとって「鍵の故障」なんですが、新車・ここ最近の車だとまだ(部品が出るから)修理が効くからいいけど、厄介なのが「旧車」「旧~い車」の場合です、そもそも「部品がない!」のもそうなんだけど、仮に中古部品があったとしても(鍵付きで)部品としては同じでも「鍵は個々で違う!」(確かに個々で違うのだけど、鍵メーカーとしてはこれに「サイクル」があるみたいで1万個(その通り)とかでそれ以上となると、また「同じサイクルに戻る」?みたいで何万台も作られた車だと同じ鍵が合う車が他に2台?3台?とかで存在するらしい・・・)ため、交換して直ったといっても「元の鍵は使えない!」状態になります。まあそのオーナー次第ですが「イグニッションキーだけはその鍵だけ」とか「そのドアキーだけはそのドアだけ」と割り切って使えば何とかなるけど、「イグニッション・ドアキー統一」したいの場合は故障したキーシリンダーを特殊作業できる鍵屋さん(当方ブログ、納車時のカギは前オーナー時の「コピーキー」これ1本だけ!(コピーキーでコピーキーを作ると・・・)https://minkara.carview.co.jp/userid/3436504/blog/46668138/をご参照を)にもっていって修理になります。当方その時のブログで合鍵だったので格安で済んだのですが、「キーシリンダーの修理」となると「えー、そんなにするの!」と高額になると思われます。実質、旧車ショップで客から「車のイグニッションキーが壊れた!」と修理依頼が来て受付たけど、「エンジンOHはやってるけど、キーシリンダーの細部は専門外!」が実情で、客から預かった車からキーシリンダーを外してまた受けで特殊作業できる鍵屋さんに修理依頼が実情かも。「鍵のメンテナス」というと「見落としがち」だけど、特に「旧車」「旧~い車」の場合は「壊れると始末が悪い!」、故障トラブル回避にはこれも「定期メンテナンス」が必要ですね。
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2025/10/13 21:15:32