フロントキャリパー オーバーホール
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
Fブレーキのタッチが悪く、引きずり気味だったので、以前、スライドピン部分のブーツ交換やグリスアップをしました。それでもまだフィーリングに納得がいかないので、キャリパーをOHすることにしました。キャリパーOHは20年くらい前に車のキャリパーをOHしたのが最後なので、かなり久しぶりです。
まず、マスターシリンダの蓋を開けます。
2
ブリーダースクリューに8mmのメガネレンチを差し、ホースを取り付けます。ブリーダースクリューを開け、ブレーキレバーを何度も握り、フルードが出なくなるまで続けます。
3
フルードが出なくなったら、ブレーキホースを取り外し、キャリパーを取り外します。
4
今回、ピストンをキャリパーから抜くのに使用した自転車用の空気入れです。
5
空気入れに付属しているプラグを使用します。
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ブレーキホースがついていた穴にプラグを差し込み、抜けないように手でギュッと押さえながら、シュポシュポと空気を入れます。ピストンが飛び出してキャリパー本体に当たって傷がつかないよう、ウエスで保護しておきます。
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1つはすぐにキャリパーから出てきましたが、もう1つが固着気味で、なかなか出てきません。出てきたピストンを少し押し戻して空気が漏れないようにし、何とか2つとも取り出せました。
8
ピストンシールとダストシールを取り外した状態です。ベッコウ飴のようなフルードのかたまりと、白っぽくなったカスがカチカチにこびりついています。
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掃除が完了した状態です。本当はもっとピカピカにしたかったのですが、これくらいが限界でした・・・
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取り外したピストンシールとダストシールです。フルードのカスがくっついていますが、ゴムの伸縮性は保たれていたので、それほど古いものではないのかもしれません。
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フルードカスを取り除くのに使用した清掃道具です。800番の耐水ペーパー、先端のとがったドライバー、竹串のほか、見にくいですがゼムクリップをラジオペンチで曲げて、特殊工具(笑)を作りました。
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特殊工具(笑)で見えないところをコツコツと掃除します。これがないと、手前側のカスが取れません。
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ピストンはそれほど汚れていなかったので、ピカールでみがきました。
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掃除が終わったキャリパーにブレーキフルードをたっぷりと塗って、新品の純正ピストンシールとダストシールにもたっぷりと塗って、キャリパーに取り付けます。
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掃除したピストンをキャリパーに入れ、片側完了です。
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今回、パッドも新品の純正品に交換しました。
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スライド部にシリコングリスをたっぷりと使い、パッドには鳴き止めを塗ります。
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キャリパーを元どおり取付けてブレーキホースをつなぎ、反対側のキャリパーも同じ作業をします。
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反対側のキャリパーです。こっちの方が汚れがひどいです・・・
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清掃後の状態です。もっときれいにしたかったのですが、これが限界でした・・・
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こっちのピストンはなかなか汚いです。キャリパーから抜くときもなかなか抜けませんでした。
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ピカールで磨いて、何とかここまで仕上げました。今回のOHでピストンの状態が分かりました。純正新品が1つ1500円くらいでまだ出るので、次のOH時には新品に替えようと思います。
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両方のキャリパーを取り付けたらホンダ純正DOT4のフルードを入れます。マスターシリンダーからこれでフルードを足しながらエア抜きをします。使ったフルードは200~300ccくらいでしょうか。
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マスターシリンダーからキャリパーまで、フルードのルートが左右に分かれているので、右側のエア抜きをし、エアが出なくなったら左側、そしてまた右側、最後にもう一度左側のエア抜きをしました。
朝9時前からはじめて、昼休憩をはさんで夕方4時くらいまでかかりました。一番大変だったのは、フルードのカスを取り除くことでした。
OHが完了してフィーリングはバッチリです。
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