ハイオクガソリン騒動の報道でGS各社への信頼やブランドイメージが大きく変わりましたよね。
レギュラーガソリンが各社融通しあっていることや、ハイオクガソリンもある程度の割合で混ざっていることは昔々に聞いておりました。
真偽はわかりませんが、6割以上入っていればそこのハイオクガソリンブランド名を名乗ってもOKなんて話を聞いたこともあったので個人的には今更感あります。
それよりも、鈍感なボクが気付かないうちに「ENEOSヴィーゴ」が販売をやめて普通のハイオクガソリンになったと2018年に公表していたことがショックでした。
ほんの少しだけは洗浄剤が入っていると思っていたのに…
そこで株を上げたのがShellのV-Powerですね!
今回の騒動でもV-Powerだけは地域限定で専用のタンクローリーで運んでいるから混合はない、と。
気になるのは「地域限定」で、ただのハイオクガソリンのお店もあるってところです。
出光とShellが経営統合していて、出光のスタンドでV-Powerは入れられるのか不安んになるところです。
そこで、下記のリンクに飛んで「Shell V-Power 地域限定」にチェックを入れて検索をかけると取扱店を探すことが出来ます。
サービスステーション検索(シェル)
https://idss.mapion.co.jp/b/idss/shell/
しかししかし、検索かけると大量のガソリンスタンドが出てきて、何も「地域限定」されていないような結果が表示されて不安になります。
元々、昭和シェルのガソリンスタンドは少ないわけですが、出光のスタンドに行っても上記の写真のような「Shell V-Power」取扱店であることを表示する看板は全然見当たりません。
給油パネルにもハイオクとしか書かれていない。
これは「Shell V-Power 地域限定」が表示されないガソリンスタンドを探し出して、この検索が正しく機能しているかどうか確認せねばなりません。
で、色々と頑張って検索かけて比較して地図を何回もクリックしてようやく見つけましたw
北海道全体を地図の範囲に入れて検索したら、154店舗中138店がV-Power取扱店。
やっとの思いで見つけて非取扱店はここ!
何の事情で取扱店から外されたのか不明ですが、店名などは隠しておきましたw
個人的には、店頭に何も表示がないガソリンスタンドでV-Powerを入れるのはちょっと信用出来ないなと思っています。
なので、元昭和シェル石油のガソリンスタンドを優先して使いたいと思います。
ここからはガソリン添加剤(PEA)の話
某ユーチューバーさんの根気強いガチ検証の結果から、V-Powerの添加剤による洗浄効果はわずかで、WAKO'Sフューエルワンを入れた方が確実に効くってのは証明されているようなもんです。
ボクは昔からREDLINEのSI-1を使っていたので、どんなもんだろうと比較しました。
フューエルワン、タービュランス、SI-1のPEA含有量を比較してPEA単価を比較します。
フューエルワンはPEA以外の洗浄剤も入っているので注意。
REDLINEはMSDSを公開してくれているのでPEAがどのくらい混ざっているかわかります。
PEAは30-50%で残りは潤滑剤とPEAがガソリンと混ざるのを助ける薄め液的なもののようです。
海外の書き込みにあるPEA含有量35%が本当ならPEA単価はREDLINEが一番安い。
タービュランスの説明書でもフューエルワンのレビューでも書かれていますが、ガソリンへのPEA添加量が多すぎると問題になるので多く混ぜすぎてもいけません。
問題となる添加割合が各メーカーで一緒のppmと設定していると仮定すると、フューエルワンのPEA含有量は単価の割には少なめだと予想されます。
タービュランスが好評なのも、この割合と変性PEAという特殊性によるものなのかなと。
その代わり、フューエルワンのメーカー解説によるとPEAではない洗浄成分も配合されているということのようです。
個人的な結論としては、REDLINEもなかなか良いよねってことです。
似たような価格で総内容量が多く、PEA含有量を計算しても一番良さそう。
入手性が悪く、大昔にスーパーオートバックスで売っていたかな?ってのが問題点です。
ネットの怪しい輸入品しか買えないのはデメリットでしょうね。
ビートの時はよく使っていたREDLINE SI-1も新車で買ったS660には使用してきませんでした。
ボクのS660は距離も年数も乗っているので、そろそろ燃料添加剤でも入れて洗浄効果を狙っていこうかなと。
そんなことを思い出させてくれたハイオクガソリン騒動だったなあと思うのです。
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2020/07/19 21:15:28