![中古車販売大手で横行する不正事案 中古車販売大手で横行する不正事案](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/217/755/47217755/p1m.jpg?ct=6992a41c4244)
本日は今年度上半期に多く報道された中古車販売大手で横行する不正事案を特集します。
今年度上半期に以前からインターネットをはじめに自動車専門ゴシップ雑誌「ニューマガジンX」により長く取り上げられ追及された中古車販売最大手「ビッグモーター」の故意の車両破損による保険金不正請求や車検の不正検査が行われて国土交通省(道路運送車両法)や金融庁(保険業法の損害保険関連)と言った管轄官庁による事業所監査が行われた「ビッグモーターショック」を皮切りに先月には東海地区中古車大手の「グッドスピード」でも事故車両の修理時に自動車保険の水増し請求が発覚、今月には役員に中古車販売最大手「ビッグモーター」出身者が多い中古車販売2位「ネクステージ」でもタイヤパンク時の新品タイヤ交換を行う「タイヤ保証」利用時に自動車保険の社員友人名義による契約捏造が発覚して、代表取締役社長の辞任が行われた。
事故車両の修理時の損害保険会社に対する水増し請求をはじめとする自動車保険関連の不正については中古車販売店併設整備工場だけはなく自動車メーカーの出資または地域内の独占販売のフランチャイズ契約を受けるディーラー併設の整備工場をはじめに全国チェーンに加入する整備事業者の整備工場や全国ネットのカー用品店の整備工場とガソリンスタンドを運営する石油販売会社の整備工場、地場の整備工場でも現状ではあまり明らかになっていないが一部の工場では組織的に実行されていて刑法の詐欺罪をはじめに保険業法により罰せられる重大な犯罪であるが特にビッグモーターの不正請求事件については損害保険大手の「損保ジャパン」の指示で行われた話も出ると思われることから損保ジャパンに対しては19日に保険業法の管轄官庁である「金融庁」の検査が予定されている。
中古車業界のコンプライアンスに反する不正事案については中古車黎明期から多く行われて過走行車両の走行距離書き換えをはじめに2台ある事故車を接合して書類上で廃車扱いとなる抹消登録・届け出が行われていない車両の番号で名義変更を行って販売する「ニコイチ」や車両修復歴偽装による事故歴偽装と台風をはじめに水害などの災害歴偽装を行って中古車を販売することが多くフランチャイズまたはボランタリーチェーンによるダイレクト買取が一般化する前はオートオークションで仕入れることの多い独立系に比べて自社下取り車が多いことから特に安心と言われたディーラー系でも多量販売を行う冬のボーナスシーズンには外部から仕入れた数か月前に発生した台風などの災害歴偽装車の販売が多かったと思います。
1980年代後半以降から現在のように走行距離表記が行われて1990年代以降から修復歴表記をはじめに2000年代以降から第三者機関による品質検査制度や走行距離の書き換え有り無しを確認できる「走行距離確認システム」や車台番号の下3桁表記の導入などの品質向上経緯が行われ来月1日から公正な自動車販売の監視を行う自動車公正取引協議会をはじめに中古車販売の業界団体で加盟店向けの保証制度をはじめにクレジット・リースと言った金融商品の提案も行う「JU」と言われる日本中古車販売協会連合会や日本自動車販売連合会の意向によりかつては「コミコミ車」と言われた税込車両本体価格をはじめに諸費用(税金 自賠責保険 整備費用 代行料)を含んだ総額表記が義務付けられるようです。
現在の中古車は個人情報保護法により整備手帳に記載される前ユーザーの使用地域が削除されることから第三者機関による品質検査制度や走行距離の書き換え有り無しを確認できる「走行距離確認システム」や車台番号の下3桁表記の初期で個人情報保護法施行前と言うことから整備手帳に前ユーザーの使用地域が残っていた2000年代前半に比べて整備記録簿残っていても中古車の質が低下したという声もあるようです。
昨年度に大きく話題となった新車納期遅延については「COVID-19(SARS-CoV2)」と言われるコロナ2019により発生した半導体不足より発生したと言われたが中古車販売大手の名義として新車登録・届け出を行い未使用車として中古車販売する車両の注文枠の買い占めたことも大きいと思われます。
個人的には自動車販売業界ブラック事案を防ぐためには現在の国土交通省が管轄する「道路運送車両法」をはじめに警察庁と国家公安委員会が管轄する「古物営業法(自動車商)」では不十分な部分もあることから自動車販売にも現状ではわからない部分もありますが将来的には不動産同様の厳格な事業許認可免許制度や教育資格制度が必要になる部分もあると思います。
今回の画像については本文とは関係ありませんが台風による水害も多い9月から10月前後の災害歴車の割合も高いと思われる冬のボーナスシーズンにオートオークションで仕入れてトヨタ自動車や日産自動車以外のディーラー系中古車センターで販売されることが多かった1989年の税制改革前に発売したトヨタや日産のDEセグメントまたはEセグメント(現在ではCDセグメントに相当)の5ナンバーフルサイズハイオーナーカーを特集します。
1枚目の画像については日産自動車から1987年6月にグロリアはプリンス自動車から数えて8代目(セドリックとしては7代目モデル)として発売と同時に歴代セドグロ初の後輪セミトレーディングサスペンションとピラーレスHT最終世代となった日産グロリア4ドアハードトップV20EツインカムターボグランツーリスモスーパーSV後期型(Y31 特別仕様車)です。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/066/384/689/ffe3ad0fb2.jpg?ct=4d7d81fb9fb3)
2枚目の画像についてはトヨタ自動車から1988年8月にコロナマークⅡ(4代目X60系まで)から加算して6代目モデルとして発売され5ナンバー基本サイズとしては3兄弟(マークⅡセダンを含めれば4兄弟)ともに最終世代となったトヨタマークⅡ4ドアハードトップグランデGスーパーチャージャー前期Ⅱ型(GX81)です。
ブログ一覧 |
自動車一般 | クルマ
Posted at
2023/09/14 17:09:28