
他メーカーの同クラス車の第2回目はマツダクロノスのアンフィニ店取り扱いの5ドアハッチバックセダンであるマツダアンフィニMS-6(GE系)を取り上げます。
アンフィニMS-6については1991年(平成3年)11月にバブル期の多チャンネル作戦によりマツダオート店から名称変更を受けたがアンフィニ店発足と同時にGD系カペラCGの後継車としてマツダ店取り扱いのクロノスより1ヶ月遅れで販売された国産車では初の3ナンバーミドルクラスの5ドアハッチバックセダンです。
リアスポイラーを一体化したハッチゲートとワイドラウンドプロポーションが特徴で当初はK8-ZE型1.8V6エンジンを搭載する車種(GE8P)とKF-ZE型2.0V6エンジンを搭載する車種(GEEP)が用意された。 その後1992年(平成4年)3月に4WD車(FS-DE型2.0直4エンジンを搭載、GESR)され、93年6月にはRF型プレッシャーウェーブディーゼルスーパーチャージャーエンジンが搭載されるグレード(GEFP)が追加される。 KL-ZE、KL型2.5V6エンジンが搭載のグレード(フォードブランドのテルスターTX5と欧州仕様には用意、GE5P)はMS-8との兼ね合いから追加されなかった。
欧州ではマツダ626として高い評価を受けていて、KL型V6エンジン搭載車などの豊富なバリエーションが用意され、ルノーラグナのデザインに影響を与えた。日本国内での販売は車種が多いながらも低迷するクロノス系車種の中でもクロノス、MS-8(MB系)、ユーノス500(CA系)に比べリアスポイラー一体型ハッチゲートなどの特徴が有りながらも3ナンバーサイズの5ドアハッチバックであるために国内ではさらに販売の低迷がつづいた。国内仕様については1994年(平成6年)6月に生産中止となったが欧州仕様については94年にマイナーチェンジを行いGF系626がデビューする1997年まで生産販売が継続されていた。
5ドアハッチバックセダンのコンセプトは現在のアテンザスポーツに受け継がれている。
Posted at 2007/12/24 20:45:14 | |
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