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クラッチマスター バルクヘッド 補修
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 中級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
クラッチを踏んでみるとペダル上死点付近でペコペコ言う...。
よくよく見てみるとマスターの動きがデカい。まさかと思いペダルを外してみると...。案の定バルクヘッドに亀裂が入っちゃってました。
2
バルクヘッドに当て板をして処置していきます。
まず、インタークーラが邪魔なので外します。
3
で、クラッチマスターをずらします。本当は外したほうが良いんでしょうがめんどくさいのでそのままで行きます。
4
クラッチマスター取付部に合うように鉄板を切り出します。あんまり板厚がありすぎるとクラッチの調整範囲超えますので注意です。
私は穴やら段差の位置関係を計測→それを元に型紙を制作→バルクヘッドに当てて形を確認→鉄板に転写
という流れで行いました。
※写真の寸法は参考にするのは良いですがアテにしないでください、何せ私が作成したものなので...。
5
切り出しました。
グラインダーとホールソー、ドリルのみで頑張りました。
上の切り込みはマスターを外さず取り付けられるようにする一工夫です。
(強度的には切り込みがない方がいいです)
6
実際にバルクヘッドとマスターの間に挟んで形状の確認をします。ここでどこかが干渉する場合は再度加工します。
7
形状が確認できたらこれを接着します。
接着には3Mのパネルボンドを使用。
本当は溶接で付けるのが良いのですが、内装やらブレーキブースターも外さないといけないのが面倒なのでこちらを使用。
溶接並みの接着強度が得られるようです。
接着面に塗装があると接着強度が低下しますので、塗装は剥がした上で貼りましょう。
8
鉄板の表のみを錆びないよう塗装して、鉄板とバルクヘッドの接着面を研磨し、脱脂した上でパネルボンドにより接着。
一晩ほど寝かせた後完成です。
クラッチの異音もなくなりました。
あ、クラッチの当たり調整はしてくださいね。
9
今回は原因がバルクヘッドでしたが、クラッチペダルの溶接剥がれが原因の場合もあるようです。(GC8ではよくあるとか)
作業する前にこちらも確認してみると良いかもしれません。
10
バルクヘッドの補修はしましたが、まだ動きが大きい気がするのでマスターストッパーのようなものがあったほうが良いかもしれません。
(GDBのクラッチ用のストッパーは見当たりませんでした。調査不足かもしれませんが...。)
写真はクスコのブレーキマスターシリンダーストッパーです。
11
作業後3000キロほど走っていますが、特に問題は起きていません。
この情報が誰かの救いになってくれたら嬉しいです。
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