2023年01月28日
トヨタbz4xに乗りました②(走行編)
内装・外装編に続いての走行編です。
【今回の走行ルート】
行き︰高速
相模原IC〜八王子JC〜河口湖IC
帰り︰一般道
河口湖〜山中湖〜道志みち
【実際の走行条件】
乗車人員 ︰1名(私だけ)
エアコン ︰切(出発直前まで入)
シートヒーター ︰入(中)
輻射熱ヒーター ︰切
ハンドルヒーター ︰たまに入
高速道路 ︰時速80kmくらい
道志みち ︰1/3の区間を走りを楽しむ速度で走行
走行距離 ︰146km
なぜ真冬にエアコンなしで、高速道路を制限速度で走ったかというと・・・。
省エネ運転をして、この車の本当の性能(電費)を知りたかったからです。
目的地を河口湖に設定し、通算平均電費をリセットして出発です。
Dレンジにしてブレーキから足を離すとAT車のクリープ現象のように前に進みます。
思っていたよりもグッと前に出たので力強さを感じました。
インターチェンジに向かってしばらく走ると、ふと気が付きました。
この車運転しやすいぞ
いわゆる車幅感覚というやつでしょうか。前方の路面のどこをタイヤが通るかわかりやすいのです。
こんなにわかりやすいのは何故だろう?ボンネット形状のおかげ?
色々考えていたらわかりました。

このように、ディスプレイ枠の延長線と道路のラインが一致しているので、車幅がつかみやすいのです。(写真ではわかりずらいですが)
この工夫はすごい!!
狭い道でも安心して走れちゃいます。
これ以降は、これといった写真がないのでカテゴリー別にレビューします。
【運転姿勢】
ステアリングの上からディスプレイを見るのは、208と同じ!
まったく違和感ありません。
ディスプレイ枠のデザインもなんとなく似ています。
ただ、ステアリング上部がディスプレイ下部にかかり、人によっては邪魔に見えるだろうな。(座高の高い私は問題なし)
いうまでもなく視線の移動が少なくて運転しやすいです。
【加速】
アクセル踏んだ瞬間、背中がシートに押しつけられるくらい加速する。
FWDなのに4WDだと勘違いしたくらいです。
モータージャーナリストは、加速は大したことないと言っていたが、2tの車重をここまで加速させるのはすごいと思う。
ただ、回生動作中からアクセルを踏むと、一瞬加速が遅れる。
また、回生ブレーキで時速10kmまで減速したあと、アクセルを踏み込むと変なショックを感じる。
【ブレーキ】
このブレーキはかなり優秀
フィーリングは国産ガソリン車と同じです。
なぜ、ガソリン車と同じフィーリングで素晴らしいのか。
それは、今まで乗ったEVは、停止直前に回生ブレーキからの機械ブレーキへ移り変わるとき、足の裏に違和感(圧力の変化)を感じ、思ったように止まれないからです。
今のe-208も同じです。
しかし今回の試乗では、圧力の変化をチェックするのを忘れてしまいました。
なぜなら、ブレーキの感触が自然なため、チェックすることすら気が付かなかったからです。
乗り終わってしばらくして、
そういえば違和感が無かった!素晴らしい!
と気がついたのです。
ただしブレーキの効きに関しては、もうちょっと効いてくれればなぁ、と道志みちで感じる場面がありました。
【回生ブレーキ】
アクセルをオフにしても、AT車のようにあまり減速せず惰行します。
そこで回生ブーストスイッチをONにすると・・・
アクセルの操作だけで減速コントロールができます。
この減速度は、e-208のBモードよりも高いため、ワンペダルに近い操作できて、かなり楽しめました😄
しかし、大きな欠点が・・・
この回生ブーストスイッチ、満充電状態ではONになりません・・・。
それどころか、40km〜50kmほどの距離を走って電池容量を減らさないとONになりませんでした。
過充電から電池を保護するために、満充電に近い状態では、エネルギーの回収を制限しているみたいです。
楽しい機能が自由に使えずにもったいない
なお、アクセルオフだけでは完全停止しませんが、時速8kmまで減速します。
また、減速率に応じてテールランプが自動で点灯するようです。
【ボディ剛性】
高いとは感じませんでした。
208のほうが塊感を感じます。
【足回り】
フワフワで柔らかい。
その割には高速道路の継目では、ショックをお尻と腰に強く受けます。
また、周期の長い凸凹は、通過したあと上下動します。
高速では終始フワフワ落ち着かない感じです。
【遮音性】
ここがとても残念
一般道を走ってるときの遮音性は208とおなじくらい良いですが、高速走行時のロードノイズ(タイヤからのノイズ)が大きすぎます。
時速80kmくらいしか出していないのに・・・。
【サウンド】
内装・外装編で書きましたが、出発前は、高音域に音の広がりを感じてJBLって良いな、と思いました。
ところが、高速道路に入り、しばらく走っているうちに音楽が耳障りに。
車速に応じて音量が大きくなる機能が働き、シャリシャリ音が目立ってきたからです。
このシャリシャリ音とロードノイズがミックスされて不快に感じました。
一方で、低音をまったく感じなかったので、設定を変更しているのかと思い、イコライザー設定を探しましたが、見つけられませんでした。
スピーカー自体はJBLが優れていると思いますが、高速時はいただけません。
【シート】
ソファのような座り心地でしたが、帰りの道志みちでおしりが痛くなりました。
【ハンドルヒーター】
これは良いです。こんなにも気持ちいいなんて
エアコンOFFで完走できたのは、これのおかげです。
【輻射ヒーター】
bz4xの目玉と言っても良い輻射ヒーター
残念ながら最後まで存在を忘れていました。
あとで、写真を見返すとOFFになっていました。使ってみたかった・・
【運転支援システム】
◎レーダークルーズコントロール
低速走行時でも、停車時でもONにできます。
前の車に続いての停止は、e-208のようにカックンブレーキにならず、自然に止まります。
まるで前の車の停止を予測して止まっているよう。
車間距離の設定は4種類。
◎レーントレーシングアシスト
控えめに介入してきます。
ハンドルがとても滑らかに動くので、握っていても違和感なし。
車線をとてもキレイにかつ滑らかにトレースしてくれる。
さすがのひとこと。
208のように出口へ強制的に案内されることはありませんでした。
◎ブラインドスポットモニター
検知はかなり早め、というか、明らかにミラーに車が映っているのにランプが点灯。
運転支援はe-208と比較して出来がよく、安心感が高いです。
【車としての評価】←BEVとしての評価ではありません。
◎【街乗り】
街乗りでは、とても安心感の高い車です。
車幅が1860mmあるのにも関わらず、出発してすぐに車幅感覚がつかめました。
(アイオニック5(1890mm)に乗ったときは、とにかくでかくて終始緊張)
また、回生ブーストON時の減速度が高くて楽しいです。
とくに時速30km以下になると、ググっと効いて好きです。
渋滞時は、レーダークルーズコントロールが便利で安心。
ハンドルはスイッチだらけですが、操作にはすぐ慣れました。
ただし見ないで押せるようになるには時間がかかりそう。
万人向けの運転しやすい車を目指したのがわかりました。
◎【高速道路】
フワフワして落ち着かないが、運転支援システムが優秀なため、足回りのデメリットを打ち消してくれます。
しかし、ロードノイズが大きいので、良いサウンドシステムが力を発揮できずに勿体ないです。
直進安定性は、e-208の方が良いかな。
◎【道志みち】
ロールが大きい。
曲がれないわけではないが、シートにホールド感が無いので上半身が左右に振られます。
減速(ブレーキ)、加速にメリハリを付けないと怖い。
実際の電費とBEVとしての評価は、電費編にて。
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レンタカー | クルマ
Posted at
2023/01/28 10:00:05
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