e-208のバッテリー情報を読み出す
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
AliExpressで注文したOBD2スキャナーが届きました。
2週間以上かかる予定が、6日で届いてびっくりです。
初めてのAliExpressということで不安でしたが、無事に届いてひと安心。
また、クルマに付けたところ初期不良も無くあっけなくデータを吸い上げることができました。
ただ、少し設定で戸惑ったので方法を紹介します。
2
注文したのはVgate iCar Pro BLE4.0です。
これをクルマのOBD2コネクタに取り付けます。
3
OBD2コネクタは、グローブボックス奥のヒューズボックス内にあります。
カバーを力いっぱい引っ張って取り外します。
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右下に見えるのがOBD2コネクタです。
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向きに注意してOBD2アダプタを取り付けます。
取り付けた瞬間、赤い電源ランプが点灯します。
次にクルマの起動スイッチをONにします。
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Car Scanner ELM OBD2アプリを開き、接続プロファイルを設定します。
設定-接続プロファイル-Peugeot-赤で囲ったプロファイルを選択
なお、Car Scanner ELM OBD2は、Google playからダウンロードできます。
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次に接続方法を設定します。
設定-アダプターOBDⅡELM327を選びます。
購入したアダプタはBluetooth4.0対応なので、「Bluetooth LE(4.0+)」を選択
※どうしてもスマホのOSからBluetooth接続をしたくなりますがダメです。
必ず、Car scannerアプリから接続してください。
8
すると、デバイスを選択する画面に、「IOS-Vlink」が表示されるので選択
※スマホがAndroid端末でも「IOS-Vlink」を選んで大丈夫です。
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ホーム画面に戻り、接続するをタップ
10
接続に成功すると、スマホ上で接続成功のメッセージが表示されます。
アダプタでは緑色のランプが点滅し、青いランプが点灯します。
緑:通信ランプ
青:Bluetooth接続ランプ
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ホーム画面の「ダッシュボード」をタップすると、車両情報(主にリチウムイオン電池)の情報がリアルタイムで表示されます。
ここで主要な情報を4つ紹介します。
①SoC(%) バッテリー残量
②Battery DC Capacity(kWh) バッテリー容量
③SoH(%) バッテリー劣化具合
④EV/HEV Battery Power(kW) バッテリ―出力
①は、バッテリー残量を表し、満充電=100%です。
ここでは残り43.61%であることを示しています。
②は、バッテリー残量を%ではなくkWhで表しています。
③は、バッテリーの劣化具合を表しており、私が最も知りたかった情報です。
簡単に説明しますと、e-208のバッテリー容量は新車時では50kWhですが、時間が経つにつれて劣化するので、使える容量が減っていきます。
97.81%なので、
50kWh×0.9781 =48.9kWh
容量が48.9kWhに減ってしまったことを意味しています。
④は、バッテリ―から出力される電力(kW)です。停車時はほぼゼロで、
アクセルを踏んで加速すると電力は上昇します。
また逆にブレーキ中は、回生により電力がバッテリーに戻るので「-〇〇kW」とマイナス表示されます。
ちなみにe-208のモーター出力は、定格で100kWなので、スポーツモードでベタ踏みすると100kWまで増えるはずです。
この表示は運転中の電力だけではなく、充電中の充電電力も表示されるのではないかと期待しています。
充電しているときは、回生中と同じようにマイナス表示されるはずです。
これからは、このOBD2アダプターを活用して、公表されていない詳しいバッテリー情報を調べようと思います。
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