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MAUEVのブログ一覧

2025年05月26日 イイね!

SOHの低下

SOHの低下e208が納車されてから2年半が経ちました。

これまでのスクショしたデータをかき集めてSOHの変化をグラフにしてみました。



OBDⅡアダプタを購入したのが納車から半年経った頃なので、グラフは半年後から始まっています。

2年半で97.81%から91.19%まで低下しました。

特に1年目の下がり具合は大きく、その後はなだらかです。

また、下がるのは夏場で、冬から春にかけてはあまり変化しない印象です。

参考までに車の使い方を紹介します。

【使用条件】
・青空駐車
・現在までの走行距離17,700km
・急速充電の回数 10回未満
・充電残量30%〜80%で使用

電池に優しい使い方を心がけたつもりですが、暑さによる劣化には敵わなかったようです。 
2024年04月21日 イイね!

瞬間電費と平均電費

瞬間電費と平均電費以前ブログで、e208のトリップメーター上に表示される平均電費が実際よりも悪い、という記事をあげました。

クルマの電費計はあてにならない・・・

その理由がわかりました。

また、調べるうちにリーフの作り込みの高さに驚いたので紹介します。

●e-208の平均電費比較
今回もOBD2スキャナーを使い、上り勾配と下り勾配それぞれで、実際の電費とメーター上の平均電費を比較しました。

結果は、下表のとおりです。


この結果からとても興味深いことを発見しました。
それは、上り勾配では実際の電費とメーターとでは違いはあまりありませんが、
下り勾配は差が歴然です。

実際の電費とメーターの平均電費に約12kmも差があります。

●平均電費の演算方法
そもそも平均電費はどのようにクルマで演算されて表示されるのでしょうか。

詳しいことはよくわかりませんが、ある時間内の瞬間電費を平均したものであることには間違いないでしょう。

では、回生ブレーキ中の瞬間電費表示はどうなっているのかというと、e-208は「999km/kWh」と表示されます。
回生充電しているときは、モーターからバッテリーへ逆向きに電流が流れています。
電費としては、最高に良い状態なので瞬間電費「999km/kWh」が表示されます。

でもこれって、よく考えるとおかしいです。

「999km/kWh」を使って平均電費を算出すると、平均電費が大きくなりすぎてしまいます。

そこで、(私の推測ですが)瞬間電費「999km/kWh」表示されている時は、平均電費の演算から除外されているのではないかと思います。

それを確かめるために、理想的な下り勾配モデルで思考実験をしました。
それが下図です。


山の頂上からスタートしてゴールの麓まで、全行程21kmの区間があるとします。
信号は一切なく一度も止まることはありません。

下り勾配の7km区間は、回生ブレーキにより1kWh充電できました。
麓の平坦な14km区間は、7km/kWhの電費で走行でき、2kWhを消費しました。

【実際の平均電費】
全行程の消費電力は、2kWh-1kW=1kWで21km走れたので、実際の平均電費は21km/kWhとなります。

【メーター上の平均電費】
メーターに表す平均電費の演算から「999」のA区間を除外します。
除外と言っても、除外するのは電力量だけで走行距離7kmは考慮します。
2kWhの消費電力で21km走れたので、平均電費は10.5km/kWhとなります。

実際の平均電費21km/kWhに対して、メーターでは10.5km/kWhとなります。

今回、私がOBD2スキャナーを使って調べた結果と酷似します。

●なぜ実際の平均電費と差が出るのか
理由はやはり回生時の瞬間電費「999」は、平均電費の演算に組み入れていないからでしょう。

言いかえると、回生中の瞬間電費は、回生もしなければ使ってもいない、「ゼロ」として処理しているということです。

長い下り勾配では、回生電力量が多いのにもかかわらず、「ゼロ」としているので、平均電費が実際よりも悪くなるのです。

街なかでも仕組みは同じです。

赤信号などで回生ブレーキで減速したときも、回生中の電力量は平均電費演算に組み入れていません。

この場合、下り勾配と比べて組み入れなかった電力量はごくわずかですが、発進・停止を何回も繰り返します。

すると、組み入れなかった電力量が積もり積もって大きくなり、実際の電費との差が生まれます。

その証拠に、逆に回生電力量が極端に少ない上り勾配では、「実際の平均電費≒ メーターの平均電費」となっています。

●正確な平均電費を表示させるには
そもそも回生中は、モーターからバッテリーへ逆向きに電流が流れているので、瞬間電費は「999」の「+プラス」でななく「-(マイナス)」表示が妥当な気がします。

しかし、「マイナス」を含んで平均電費の計算をすると、回生するたびに平均電費が減る(悪化する)という逆転現象が起きてしまいます。

やはり回生中は「999」と表示させるしか方法はなさそうです。

そして「999」は表示させる以上は、平均電費演算からの除外は妥当であり、これしか方法が無いように思われます。

●これって他のEVも同じ?
試しにリーフを調べてみました。

取説を読むと、やはり回生中はMax表示されるようです。

しかしリーフのユーザーで「実際の電費と違う!」との声(書き込み)を聞いたことがない気がします。

●優れたリーフの演算処理
リーフの取扱説明書を最後まで読むと、驚きの処理方法が記載されていました。



最下段に、「回生ブレーキによって、電力が蓄えられます。その間は、瞬間電費の値は最大値になります。その後も回生した電力が消費するまでは、最大値を表示します。

回生による充電中だけでなく、蓄えられた電力を消費するまで最大値を表示しているのです。

最初、意味がわかりませんでしたが、しばらくして、正確な平均電費を表示させるための工夫だと気がつきました。

先ほどの図にリーフの仕組みを当てはめてみます。



行程は先ほどのモデルと同じです。

リーフの場合も、A区間(下り)で回生により1kW充電できたとします。
この充電された1kWの電力量を消費して走っている区間をB区間とします。

リーフの場合は、このA区間とB区間の瞬間電費はMax表示されるということです。

リーフもe-208と同じように平均電費の演算にMaxを組み入れてないと、21kmの行程で1kWh(C区間のみ)の電力消費になるので、メーター上の平均電費は、実際と同じ21km/kWhになるのです!

街なかでも同じで、信号が青になって発進するたびに、直前の停止で蓄えた電力量を吐き出すまで演算から除外すれば、正確な平均電費が表示されます。

リーフは正確な平均電費表示のために、演算にひと手間かけているのです!

この処理をリーフが本当にしているならば、この仕組みを考えた日産のエンジニアを尊敬します。

私はこれまでリーフに注目したことはありませんでしたが、このひと手間が日本人ならではの作り込みの高さ(品質の高さ)であると思いました。
Posted at 2024/04/21 22:05:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電費 | クルマ
2024年02月03日 イイね!

急速充電器との相性

私の所有しているe-208は、急速充電器の充電速度がとても遅いです。

通常の50kW充電器では、30分間で10kWh程度しか入りません。

しかし、条件によっては驚くほど速いこともあります。
(とは言っても私自身経験したことはありませんが・・)

e-208は充電器との相性の良し悪しが極端なクルマです。

そこで、e-208と相性の良い充電器・悪い充電器をまとめてみました。
参考にしてもらえれば幸いです。





●結論
もっとも相性の良い充電器

 ・90kWの新電元製。
  ただし、1口タイプに限る。
 ・90kWのABB製(※)
  ※他に充電車がいても出力が維持されるかは不明
  ※e-208・e-2008を含む一部の車種は、充電が止まることがあるらしい。
そこそこ入る充電器
 ・90kWの新電元製(2口タイプ)
 ・44kW以上のディーラー充電器
使うのを避けたい充電器
 ・50kW以下の東光高岳製

●遠出をするならば
90kWの新電元製を狙っていきたいところ。

90kWのABB製も早いですが、充電停止ガチャがあります。
 
なお、外気温によって充電速度が左右されます。
一桁台の外気温では、充電速度が2/3に落ちます。

50kW以下の東光高岳製で充電すると一桁kWhしか入らないことも。
 
出かけるならば春から秋がおすすめです。

●東北方面は厳しい?
東名高速、中央自動車道は90kW充電器がありますが、東北自動車道は40kW、常磐自動車道は50kWが主流です。
 
しかも、相性の悪い東光高岳製が多いです。
 
充電しても走行可能距離が100km程度しか回復しないので、充電地獄におちいることは免れません。

●さいごに
こんなことを今さら調べた一番の理由は、これから、まさに充電地獄に陥りそうな東北方面まで出掛けるからです。

以前、16kWのi-MiEVで東北方面に行ったことがあります。
当時はサービスエリアに充電器がありませんでした。

充電のため一般道に降りて充電し、また高速に乗るとういのを何度も繰り返しました。

東京から仙台まで14時間かかりましたが、これはこれで良い思い出です。

今回は3倍の容量があるe-208なので、半分くらいの時間で着くだろうと安易に考えていました。

しかし、そうはいかないようです。
綿密な充電計画が必要そうです。

まぁ、これも含めてなんだかんだ楽しみです。

●出展
今回の急速充電情報をまとめるにあたり、e-2008も参考にしました。
e-208の充電情報だけでは少ないからです。
e-208とe-2008は同じプラットフォームを使っているので利用できると考えました。

ソースはe-208,e-2008を所有しているオーナーさん等のYouTube及びブログです。
(私自身、急速充電器を使用することがほとんどないもので。)
Posted at 2024/02/03 17:13:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 急速充電器 | クルマ
2024年01月24日 イイね!

クルマの電費計はあてにならない・・

クルマの電費計はあてにならない・・e-208のトリップメーターには、区間走行距離だけではなく、その区間の平均電費も表示されます。



昨年の10月ぐらいから、この値は正しくないのでは、と疑問を持ち始めました。

そこで、ODB2アダプタから吸い出した電費と比較してみました。

すると、トリップメーターに表示される電費の方が悪い(小さい)ことがわかりました。

●トリップメーターの電費(T電費)がおかしい・・
昨年の10月ごろ、やっと酷暑から抜け出し、体にも電池にもやさしい時期を迎えました。
電池の効率が上がり、エアコンを付けることが少なくなるため、電費が最も良くなる時期です。

しかし、思ったよりも電費が延びません。
走行可能距離も満充電換算(走行可能距離÷残容量百分率)で350kmほどしか表示されません。

いつもなら400km近くまで表示されます。

そして、寒さを迎えた12月頃から、電費が7km/kWを少し上回るぐらいに悪化しました。最近では、7kmを下回っています。

体感的には、寒さによる電力消費の増加を加味しても、1km/kWhほど電費が悪化している感じです。

どうも怪しいです。

バッテリーの劣化と寒さを考えてもこんなには悪くならないはずです。

●OBD2アダプターを使って比較
そこで、以前購入したOBD2アダプターとcar scannerアプリを使って、電費を計算し、T電費と比較します。


carscannerの電池容量の値から、以下のとおり計算します。
電費 = 走行距離 ÷(走行前の電池容量− 走行後の電池容量)

結果は下表のとおりです。


やはり、T電費の方が、1kmほど少なく表示されているのがわかりました。


●何故、T電費が悪化
1年前はこんなことがなかったので、おそらく最近のタッチスクリーンのアップデートにより、電費計算の方法を変更したのではないかと思います。

とあるEVは、走行可能距離の表示と実走行可能距離との乖離が問題になってました。

プジョーは、ツッコまれる前に電費計算を厳しくしたのでしょうか。


【関連】
e-208のバッテリー情報を読み出す
Vgate OBD2スキャナーのアップグレード
瞬間電費と平均電費(リーフは優秀)
Posted at 2024/01/25 06:06:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電費 | クルマ
2024年01月14日 イイね!

(充電サポート追加)Googleマップのバージョンアップ

Android AutoのGoogleマップに電気自動車(EV)の設定が追加されていました。



設定できるのは、

・「マップにEV機能を表示」
 →何が表示される?
・「ご利用の電気自動車のプラグ」
 →CHAdeMOを選択
 →CHAdeMO充電器の検索が可能に



Googleマップの
目的地検索のカテゴリに「充電スタンド」


しっかりと充電器まで案内してくれます。
しかも、充電器出力が表示されています。




Android Autoに電気自動車サポート機能が追加されたのはうれしいです。



 
Posted at 2024/01/14 18:05:59 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「[整備] #e-208 e-208のバッテリー情報を読み出す https://minkara.carview.co.jp/userid/3454149/car/3345066/7285397/note.aspx
何シテル?   03/29 20:02
2012年にi-MiEV(G)を購入し10年間乗りました。 次もEV一択で探していたところ、e-208に出会いました。 のんびりじっくりEVライフを楽しみた...
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